2016年11月5日土曜日

民進党代表・蓮舫氏に告発状

二重国籍を持ちながら国会議員(参議院)議員になって、現在は野党第一党・民進党の代表を務める蓮舫氏に対して、ある市民団体が公職選挙法違反の罪などで東京地検に告発状を提出しました。

日本国民はこのような二重国籍に対して寛容なのでしょうか。いや単なる無知なのではないかと懸念されます。
そこにあのマスコミが「二重国籍でもいいじゃないか」などと言うような一見寛容なようにも見える意見を掲載するなどしたため、国民の関心は薄れて行っているようです。

蓮舫氏は、このように国民の関心が薄れていくのを待っているようにも見えます。しかしこの問題はそれほど簡単な問題ではないはずです。
なぜなら、国籍法という法律があるからです。

国籍法の第14条には・・・
「外国の国籍を有する日本国民は、外国及び日本の国籍を有することとなつた時が20歳に達する以前であるときは22歳に達するまでに、その時が20歳に達した後であるときはその時から2年以内に、いずれかの国籍を選択しなければならない。」とあり、さらに2項として、「日本の国籍の選択は、外国の国籍を離脱することによるほかは、戸籍法の定めるところにより、日本の国籍を選択し、かつ、外国の国籍を放棄する旨の宣誓(以下「選択の宣言」という。)をすることによつてする。」となっております。

つまり、蓮舫氏は二重国籍が判明した時点で「外国の国籍を放棄する旨の宣誓」を行えば良いだけです。
しかし蓮舫氏はそれを行っておりません。そしてその理由が不明確なのです。台湾籍を残しておきたいなどというウェットな発想では困るわけです。なぜなら彼女は立法府の人間であって一般人とはスタンスが違うからです。

東京地検に告発した市民団体とは、「花時計」という市民団体です。
http://www.hanadokei2010.com/kiji_detail.php?no=45

子育て中の主婦など20代~40代の女性が中心で、現在1040名くらいが会員となっている団体ということで、平成22年の4月に結成された団体です。
サヨク系の団体と違って、「夫婦別姓反対、子ども手当て反対」をアピールしている団体で、「愛国女性のつどい」という肩書がついております。

ここの代表である岡真樹子氏は、「前に、ある男性が個人で告訴を行いましたが不受理だったので、他に誰も告訴しないなら我々がしよう」と言うことで告訴に踏み切ったそうです。

告訴の内容は「国籍法に基づき22歳になった平成元年11月28日までに日本国籍か中華民国籍かを選択する義務があったにもかかわらず10月7日に選択の宣言するまで義務を怠ったこと」そしてもう一つは、「平成16年7月の参院選に立候補する際、国籍選択の義務を果たしていないにもかかわらず、選挙公報に「1985年、中華民国籍から帰化」と記載し虚偽の事実を公表した」という容疑での告訴です。

そして告訴状には「本来であれば、この事実(二重国籍のこと)を知った有権者の投票による当選は無かった可能性が十分あり、当時の選挙管理委員会と有権者を欺いた」となっています。

国籍法の違反である二重国籍には刑罰は設けられておりません。しかし、法は法であって守る義務はあります。そして守らなければ法律違反であることに間違いはありません。
法治国家とは、権力がいくら都合よく政策をやろうとしても、法に準拠していなければ出来ないと言うことです。そして同時に世論がいくら寛容であっても、法律違反を認めることは出来ないのが法治国家ですす。
世論などは法に先行はしません。

その法を決めるのが国会という立法機関です。その立法機関に法律違反者が入っていると言う事になるわけです。
汚職は悪い事で国籍法違反は悪く無いと言うことはありません。法律違反は同じことです。

蓮舫氏を訴えた訴訟が今後どうなっていくかは判りませんが、ともかく彼女の行いが違法行為であったことは間違いないのです。
そして政治家・蓮舫氏が日本をどうしたいのか、そのビジョンも良く見えません。二重国籍と彼女のビジョンが同期しているのかどうか、そうだとしたら日本をどこへ引っ張っていくのか・・・

現在はグローバリズムの失敗で各国はナショナリズムが台頭してきています。日本だけが未だに「これからはグローバルだ」などと言っている政治家を見かけます。
グローバリズムがどうして失敗したのか、その検証もしながら日本としてのナショナル・エコノミーを立て直さねばならない時なのです。

少なくとも我々は二重国籍の権力者を選出すべきではないと思います。

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