2016年11月28日月曜日

正義を失った日本

千葉大医学部の学生が飲み会に参加していた女性を集団で強姦し、逮捕された事件がありました。
そして何故かこの犯人達の名前が公表されなかったのです。

大学と言えば学生は18か19歳以上。選挙権のある大人ですから凶悪事件の容疑者であれば名前が公表されてもおかしくないわけです。
しかし公表されないのは「犯人の学生たちは大物政治家の息子か、警察幹部の息子」という噂がツイッターなどで流されていましたが、小説家の百田尚樹氏が「私は在日外国人たちではないかという気がする。」と書き込みました。

するとジャーナリストの津田大介氏が同じ書き込みで百田氏に抗議します。「この人この種の発言懲りずに何度も繰り返してるし、単にツイッターの利用規約違反なので、ツイッター社はしかるべき警告を発した上でそれでもやめないようなら、この人のアカウントを停止すればいいんじゃないかな」というわけです。

百田氏は、これに対し「千葉大の集団レイプの犯人が公表されない理由について、『犯人が在日外国人だからではないか』とつぶやいたら、多くの人から『ヘイトスピーチ』『差別主義者』と言われた。私は犯人が公表されない理由の一つを推論したにすぎない。しかも民族も特定していない。こんな言論さえヘイトスピーチなのか」と書き込んだそうです。

外国人の犯罪件数は、昨年1年間でベトナム人が中国人を抜いて1位になったと言う記事が出ていましたが、このような記事もヘイトスピーチになるのでしょうか?

まあこんなことで、現在もまだヘイトスピーチがどうのこうのという議論が続いているようですが、このような犯罪と混乱は日本に於ける「正義の欠落」から来るのではないかと思います。
集団で強姦するなど、集団の中で誰も止められなかったことなどを見て、そう感じたわけです。

「正義」とは、戦国時代あたりから常に我が国で議論されてきた概念であり、戦いに挑んでは「どちらに『義』があるか」が常に問われていました。公に尽くす『義』が大義であり、家族(国家も家です)に尽くす『義』が忠義であった時代、正義とは何かが常に問われていたわけです。

関ケ原の合戦から夏の陣まで、豊臣と徳川のどちらに『義』があるかが武将の判断に寄るところだったようですが、徳川が天下を平定したあと徳川が「正義」になったようです。
もちろんそんなものに従わない武将も多く、『義』は我にありと言うことでしょうか、江戸城下に甲冑を着た武者がうろつくようになってしまいました。
それを重く見た徳川政権は、町の中での甲冑使用を禁止する「お布令」を出します。

さて、関ケ原の時代まで、「戦い」は甲冑を着て行っていました。しかし甲冑は重く、動きも鈍くなります。この甲冑を付けて戦う剣法を介者剣法と分類します。
この頃、伊東に居た武士の一刀斎は、甲冑を着ないで刀一本で戦う術を研究しています。これに対し、2本の方が有利としたのが宮本武蔵であり、やがて柳生石舟斎は0本、即ち「無刀取り」を開発します。

町の中での甲冑禁止令で、この一刀流が脚光を浴びます。そして『正義』の追及は「正義をいくら議論しても、戦いに負ければ意味がない」ということから、武道と正義が一体化し、「道義」という意識が生まれてきます。
やがて「介者剣法」に対して甲冑を付けない剣法を「素肌剣法」と言うようになって、武士はその訓練を一刀流に求めるようになり、一刀流は「小野派一刀流」とか「北辰一刀流」など様々な流派に分かれていきます。

やがて時代は明治となり、日本も産業の近代化に邁進していきますが、「和魂洋才」というスローガンが示す通り、日本の「正義」、即ち「和の魂」を持って西洋の技術を取り込めという意識が我が国を支えます。

日清、日露の戦いで「道義国家・日本」が勝ったのは、多分にこの「日本の正義」が勝ったのでしょう。そしてこの時「日本の正義」が世界に畏敬の念と恐怖感を与えてしまったようですね。

大東亜戦争では、ゼロ戦が活躍しますが、この飛行機の欠点はパイロットの防御が不十分だったこと。機体を軽くすることが理由だったようですが、そこには「素肌剣法」で培った魂、即ち技量でカバーするという意識があったのではないでしょうか。

大東亜戦争で負けてしまった日本。ここから「日本の正義」がねじ曲がっていったようです。権利ばかり主張する労働組合とか、共産主義革命を目指す日教組などが、「日本の正義」を潰し始めます。
そしてその最大の原因が「日本の武装解除」であり、それを憲法に移植した「軍隊を持たない国体」にあるのではないでしょうか。
戦う正義・道義を潰してしまったわけですから。

千葉大医学部の強姦事件など、若者が引き起こす卑劣な事件が、このような背景から生まれているような、そして日本の正義を取り戻さなくてはならない・・そんな思いがいたします。

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