2015年1月6日火曜日

日本の司法と中共の侵略

産経の記事に、「福岡地裁『無罪判決』の“罪”」と言うものがありました。昨年の小笠原諸島に大挙してやってきたサンゴ密漁船を誘発したのが、この無罪判決だったと言うものです。

この裁判とは、昨年10月15日、外国人漁業規制法違反(領海内操業)の罪に問われた中共国籍の男性に対する判決が、福岡地裁で言い渡されたものだとか。
長崎県沖・五島列島でサンゴ漁をしていた男性が、水産庁九州漁業調整事務所に現行犯逮捕されました。

そして長崎地裁での裁判です。
検察側は「捜査段階の供述では故意(領海内の操業)を認めていた」としましたが、長崎地裁の丸田顕裁判官は「供述調書は、衛星利用測位システム(GPS)の実際の状況と異なり、信用できない。供述を誘導した疑いが拭えない」と指摘して無罪としてしまったのです。

理由は、その男性が乗っていた漁船の衛星利用測位システム(GPS)が、領海内と表示していなかったからだそうです。
ゆえに「(その男性が日本の)領海内と認識することはできなかった」と言うのが無罪判決の理由になったとか。

この判決は、要するに「故障したGPSを持って、日本領海で操業しても『無罪』とする」・・という変なものです。
GPSが故障していたのかどうか、故障したのは何時なのか、故障したGPSで日本領海に来てサンゴ漁が出来たのはなぜか・・などということは全く考えなかったのでしょうか。

中国人は嘘が上手です。これは中華社会の日常から来ているので日本人とは相入れません。その中国人がGSPの位置が異なるように詐称して、今回の無罪を勝ち取ったとも考えられます。
そしてこの男性の背後には、サンゴ密漁を計画していた多数の中国人漁民が居たようです。

判決が出た10月15日以降、インターネットに多くの書き込みがあり、「日本は中共の漁民を捕まえても罰することができなかった。これはわれわれの勝利だ」などと言うものもあったとか。

そして10月23日にはサンゴ密漁漁船が小笠原沖に113隻となり、10月30日には212隻に膨れ上がったわけです。

密漁の背後には、共産党の陰謀も見え隠れしていますから、福岡地裁の丸田顕裁判官の責任は重いということです。
この判決が前例となって、拿捕された中共の船長などが無罪を主張するかもしれません。あらかじめGPSを細工しておけば可能と言うことで、違う判決が出たら「丸田判決はどうなのか」を追及されるかも知れません。

赤サンゴの価格が上がっていると言うのが、密漁の理由のように言われています。拿捕された船長などは「給料を2倍出すと関係者から持ちかけられ小笠原沖の領海内に来航し密漁した」などとも述べております。

しかし第3次安倍内閣で防衛相になった「中谷元氏」は、「中共は昨年12月も海軍艦艇がわが国周辺海域を航行させており、海軍艦艇の太平洋への進出を常態化をさせている」と、危機感を露わにしております。
東シナ海を抜けてきた軍艦は、グアムに居るアメリカ軍との直接接触を避けるため、小笠原諸島の近傍を通過して太平洋へ出ていく積りかも知れません。そのために小笠原沖の防衛体制をチェックしているのかも?
中共の言い分は、ハワイを中心にして太平洋をアメリカと中共で分け合おうと言うものです。そうなれば日本が中華圏に包み込まれることは必至で、日本全体が中共覇権の中に入ることになります。

この計画を止めるには、もはや戦争しかないわけです。(アメリカはそう考えるはずですね)
戦争と言っても、経済戦略とか軍事技術開発による戦略、そして外交戦術などがあり、実弾が飛び交うまでにはまだ至っておりません。何しろオバマ・アメリカがあの状態ですから、今のところ中共のやりたい放題になっております。

安倍政権は、どうやらこれをチャンスとして憲法改正のための日本国民再教育に持っていくつもりかも知れませんね。しかしどこまで中共が伸してくるか心配です。

この様な状態の中で、丸田顕裁判官が下した判決が、今後どのように響いてくるか、そこは注視していかないとならないでしょう。

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