2014年4月10日木曜日

戦う小保方氏、相手は理化学研究所の同胞?

それにしてもひどいバッシングでした。まるで韓国のいじめのような様相で、STAP細胞の論文とは関係ないことまで持ち出して・・・

この問題はSTAP細胞というこれまでの常識を覆す研究発表から始まりました。
理研の「発生・再生科学総合研究センター」から発表されたSTAPと名づけられた現象が、細胞のリセットが簡単に出来た事例として発表されたのです。

本来の細胞は、自分が生命のどの部分を担当する細胞かが決まっています。皮膚の細胞は皮膚になり、臓器細胞はその臓器になります。しかし万能細胞とはその何になるかが決まっていない細胞(これをリセット化された細胞と言うようです)のことです。
これまで、その細胞は新生児のへその緒にあったり、卵細胞にあったりしていて、それを取り出すことに大変苦労していました。しかしその万能細胞さえあれば、癌に犯された臓器を新しい臓器に取り替えたり、失った耳などを作って移植したりできるわけです。

その万能細胞が簡単に作れるとなれば、医学会だけでなく人類の新たな時代が始まるくらいの衝撃があるわけで、この理研の発表は世界の注目を集めたわけです。

ところが、この理研が公開した論文を見て、世界中の各研究機関が再実験を試みてもうまく行きませんでした。
そして研究機関がその論文を検討しているうちに、その書き方におかしな所があることが判明します。
そこからこの研究のリーダーであった小保方晴子研究ユニットリーダーに疑惑の目が向け始められたのです。

論文の一部に他の論文からの引用(マスコミには丸写し、コピーペーストなどと書かれています)があって、しかも引用先が明記されていないこととか、写真が他の研究機関の写真を使っていることなどが指摘され始め、それがやがて「改竄(かいざん)や捏造(ねつぞう)がある」ということに変遷して行ったのです。

小保方氏は、引用先の記述漏れなどはあやまったものの、写真掲載については「判りやすく説明するため」として意図的な捏造ではないことを発言しておりました。
そして小保方氏は、再実験を自ら行い「間違いなくSTAP細胞が出来た」と述べておりました。

しかし、理研側は論文の撤回は発表しましたが、この小保方氏の再実験は検証しませんでした。それから小保方氏へのバッシングがひどくなっていきます。

たしかにSTAP細胞の論文がマスコミの言うとおりなら、研究者として未熟なことは否めません。
論文引用に引用先を明記しなかったり、わかりやすくするために他の写真を使ったり、このような論文を認めるわけにはいかないのは当然でしょう。
ただ、ここで一番の問題はSTAP現象が存在するのかしないのかであります。もういちど小保方氏の再実験を検証したらどうだったのでしょうか?

理研では丹羽仁史プロジェクトリーダーが、「目の前でSTAP細胞ができる様子を確認したこともある。」と述べ、今年中に再実験を行う旨発表しました。
STAP細胞の存在は「実験をやってみないと判らない」としています。

小保方氏は弁護士を通じて、「STAP細胞は捏造(ねつぞう)ではありません。また論文の撤回に同意したことも一度もありませんし、取り下げるつもりもありません」と発言しました。
ですから現在は論文が撤回されたことにはならず、理研の「STAP細胞論文を『捏造』『改竄』とした最終報告」に「承服できない」と反論し、戦う姿勢を示しております。

理研の再実験でSTAP細胞が出来れば、この問題は決着しますが、その場合「小保方氏の名誉」はどうなるのでしょうか。
小保方氏は昨日の記者会見で、「STAP現象は何度も確認されている真実です。」と述べ、自身では200回ほど成功しているし、他の研究者にも確認してもらっていると、その存在をアピールしました。そして「どうかSTAP現象が論文の体裁上の不備によって否定されるのではなく、科学的な実証・反証を経て、研究が進むことを何よりも望んでおります。」とも述べました。

画期的研究成果は、人類の在り方を変えるかも知れません。それだけに研究者の名誉だけではなく、そこにまつわる権利とか特許などのビジネス(ようするにお金)に関係する思惑も動きます。
小保方論文を見て再実験に成功したどこかの研究所が、論文の未熟さを使って潰そうとしていることも考えられないでしょうか。

そういう意味で、この小保方氏の戦いは想像を絶する危険な戦いとなるかも知れません。
利権が絡めば、殺人もいとわないのが世界の常識です。そしてこの細胞が真実で再生医療が進歩すれば、一番損害を受けるのは・・・中共の暗部・臓器取引きではないでしょうか・・・

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