2011年7月20日水曜日

スティーブ・シャボット議員、日本の拉致家族会に核武装の奨め

アメリカ、共和党のスティーブ・シャボット下院議員が、日本に核武装を奨めたという事です。
拉致事件の「家族会」「救う会」「拉致議連」の合同訪米団が7月11日、ワシントンで米国側の政府高官や議員との一連の会合をおこなった中での話です。

その意味は、「北朝鮮に拉致と核開発で譲歩をさせるため」ということ。
「あくまで日本自身が決めることであり、米側にも多様な意見があるが、私は日本が独自の核武装を論議することが北朝鮮の拉致や核の問題への有力な解決策になると思う」と語ったとか。

日本の保守系の方々は「もろ手を挙げて賛成」かも知れませんが、それでは「日本独自の核武装の論議」とはどういうものか、そのイメージを掴んでいるでしょうか?
日本領土の中には核実験が出来る場所はありません。他国の領土で行うにしても、もはや大気圏核実験は世界中から非難されるでしょうし、地下核実験ですら出来ないでしょう。

ただ、アメリカは臨界前核実験という、よく判らない核実験の方法を持っています。
臨界前核実験は、核物質に対して高性能爆薬による爆破・圧縮などを行ったり、大出力レーザーを照射することによって行われ、主に核物質の物性変化を観察して、爆弾として使用可能かどうかを判断するものだそうです。

日本の核武装は、このアメリカの臨界前核実験を利用することで、アメリカから核爆弾となりうる技術認定を受ければいいのではないでしょうか?
核爆発は、純度90%以上に高めた核物質をガジェットの中でTNT火薬などを爆発させて、ガジェットが破裂する前に圧力が爆発的臨界に達するならばいいわけです。

日本の技術を持って、このガジェットの作成を行います。
例えば手榴弾は、中の火薬が爆発して外側の鉄の容器が炸裂し、その破片が飛び散ることで殺傷力を高めています。手榴弾の表面に亀甲のような筋があるのは、破片の殺傷力を高くするために割れる形を設計してあるからでしょう。
もし、中の火薬が爆発しても、外側が炸裂しなければ手榴弾にはなりません。
即ち、炸裂しない容器を作ればいいわけです。炸裂しなければ、中の圧力が非常に高くなるはずですから、その圧力を測定してアメリカにある核爆発のデータを使って、核爆発が生じることを認めさせればいいわけですね。
このことは、アメリカの協力があれば可能でしょう。

IAEAでは、核兵器開発につながる核物質の濃縮は禁止しているはず。即ち90%以上の核濃縮が可能な装置を作ると強制的に排除(軍事攻撃も含めて)します。
ですから日本も、このレベルの核物質の濃縮は出来ません。原子力発電用の核物質は30%以下ですから、これらの燃料も爆弾にはなりませんが・・・
例えば、日本が開発したガジェットの強度なら核物質濃度60%でも内部圧力で核爆発が起きると言わせたらどうでしょうか?
これを使えば超小型軽量の核爆弾が出来る・・・と。
そんな馬鹿な・・と思っても、アメリカが言えばかなり多くの人達が信じるでしょう。
原爆の小型化は、核保有国では皆必死で研究しているはずですし、戦術核(実戦に使用可能な核兵器)の研究も極秘裏に行っていることでしょうから、可能性を感じれば軍事的には脅威でしょう。

核兵器はその脅威があればいいだけのもの。あとは命中度の高いミサイルとか、高度な通信技術で制御できるミサイルがあればいいだけです。衛星にも搭載可能な超小型原爆となれば、「はやぶさ」の技術だけで震撼するでしょう。
日本は、この原爆を保有しているかどうかを話すことなく、このような爆弾は将来における「テラフォーミング(人為的に惑星の環境を変化させ、人類の住める星に改造すること)」などに使用することを考慮したものです・・などと発表しましょう。
これをもって、日本核武装の宣言にします。

このようなイメージはいかがでしょうか? 核兵器はあくまでも政治的兵器ですからね・・・

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