2011年6月26日日曜日

脱原発と日本の防衛

ドイツを訪問中の皇太子様が、ベルビュー宮殿での晩餐会でドイツ・ウルフ大統領から「福島の事故は、原子力エネルギーの将来をめぐる議論に大きな影響を与えました。原子力エネルギーからの撤退は極めて挑戦的な課題です」と、ドイツが原発から撤退する理由を説明されたとか。

これに対して皇太子様は、震災に対するドイツの支援に感謝したあと、「日独両国は、これからも世界の平和と繁栄に貢献する国であり続けたいと願います」と述べたと言うことです。
この言葉には、ドイツの電気が隣国フランスの原発からの輸入であることへの皮肉は含まれていないでしょうが、「繁栄に貢献する国」は脱原発だけなのか、という問い掛けとも受け取れますね。

ドイツは2022年までにすべての原発を停止すると国際公約しました。しかしフランスからの原発電気の輸入については触れられていません。
期間はあと11年。そのあいだに再生可能エネルギーによってドイツ国内のあらゆる電気をまかなえる技術開発をしてみせるという意気込みなのでしょうか?
それが「原子力エネルギーからの撤退は極めて挑戦的な課題」という言葉になっているようですが、はたしてそれは可能でしょうか?

脱原発を実現するには国民のライフスタイルも変わる必要があるはずです。
ライフスタイルを変えるとは、自宅の灯りをLED電球に付けかえることだけではありません。
産業中心のライフスタイルから、情報中心のライフスタイルに変わることが出来れば、再生可能エネルギーだけでも生活出来るかも知れません。即ち情報だけで経済(莫大な富)を動かすことが出来れば良いわけです。
そのためには日本国民がすべてアーチスト(職人)になって、個人の才能を発揮する国を作ることが必要。
才能ある営業マン、才能あるプロデューサーなどがインターネットで販売などを引き受けて、ビジネスを繰り返します。
才能の無い凡人は生きていけません。凡人が生きていけるのは、産業という背景があってのこと。凡人の低所得層と才能溢れる高所得層が出来てしまうような気がします。
優秀なドイツ国民にはそれが出来るとしても、日本国民に出来るでしょうか? 単なるサヨクの夢物語のような気がしますけど。

それにしてもサーバーなどの情報機器には電気が必要。その電気を安定的に供給出来るのはやはり原発ではないでしょうか?
地下原発(高温ガス炉)を使用しましょう。日本国内には置かずに、グアムとかパラオなどのアメリカ統治諸島に設置させてもらって、そこにサーバも置いて、衛星を中継にして日本のインターネットを動かせば安全かも知れませんね。ドイツのように他国の原発を利用するわけです。

沖ノ鳥島に人工要塞を作って、そこで地下原発を行うのはどうでしょうか?
反原発の人達が、海水に放射能が漏れていないかどうか常時調査するために派遣されることが期待されます。いや、そうすることが必要です。それによって中共からの侵略を食い止めましょう。彼ら国民を守るために海上自衛隊の護衛活動を開始しましょう。
海底の防御には、自衛隊の潜水艦を派遣し、中共の原子力潜水艦を監視しましょう。もちろん対潜哨戒機も飛ばします。彼らを守るという大儀のために・・・
中共原潜の位置はサーバに送られ、アメリカ軍はもとよりベトナム、フィリピン海軍との共同戦線を持ちましょう。

海自の潜水艦の無音性能は高度なものです。中共原潜を監視するにはもってこい。原潜はどうやっても結構音を出しますから(原子炉の音だとか)海自潜水艦の監視は有効だとか。
技術の進歩で結構長時間潜っていられるようになったと言うことです。

脱原発の国民世論を使って、東シナ海から中共の言う「第二列島防衛線」までの海域の監視活動をこのような方法で活発にすることが出来るように思うのですが・・・

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