2010年12月5日日曜日

北朝鮮への威圧、日米共同演習は中共への威圧も含む?

北朝鮮からの攻撃を前提とした防衛軍事演習が、米韓で行われたあとを受けて、日米共同統合軍事演習が、沖縄県うるま市・勝連半島の先端部のホワイトビーチを中心として行われています。
演習は8日まで続けられる予定で、米原子力空母「ジョージ・ワシントン」も参加、米軍と自衛隊共同の弾道ミサイル対処訓練も始めてなされるそうです。
海上自衛隊の“空母型”ヘリコプター搭載護衛艦「ひゅうが」も参加するとか。

米軍のパトリオット・ミサイル(PAC3)関連車両約60台も配備に着き、ドック型揚陸艦「デンバー」や「トーテュガ」、強襲揚陸艦「エセックス」、海上自衛隊の護衛艦など20隻超の艦船が集結しました。
沖縄や周辺での海上作戦や航空作戦、捜索救助活動なども予定されているそうです。

訓練の主目的は弾道ミサイル防衛であること。表面は北朝鮮対応であっても、あきらかに中共からのミサイルも標的に入っているようです。
海上配備型迎撃ミサイル(SM3)を搭載した日米のイージス艦が能登半島沖の日本海に展開、北海道から沖縄までの各基地にPAC3なども配備に着いているとか。
ミサイルの迎撃態勢を取り、弾道ミサイルの探知、追尾などに必要な連携を確認する予定だそうです。
南西諸島の太平洋側では、離島への侵攻に対処する島しょ防衛の訓練も実施されるそうですから、一気に緊張感も高まるようですね。

ところが4日の午前9時、航空自衛隊那覇基地所属のF15戦闘機が、日米共同統合演習に参加のため那覇空港から離陸する際、機体に振動を感じたため離陸を中止するという事故が発生してしまいました。
機体後方につるしたフックをワイヤに掛けて停止する「ヒットバリヤ」と呼ばれる方法が取られたそうですが、これは訓練ではなく本当の事故。
搭乗していた男性パイロットにけがはなく、機体を詳しく調べているそうですが、機体整備に不備があったのか、それとも何らかの破壊工作があったのかを慎重に、そして徹底的に調べてもらいたいものです。
もしかしたら中共から派遣されたスパイが航空自衛隊に潜入し、演習中に大事故を起こさせて演習中止などの事態を引き起こそうとしたのかも知れません。

沖縄は一部サヨクの撹乱工作があって、ドサクサに紛れて中共からの移住者が増加し、住み着き始めているようですから。
それを助長したのが民主党の鳩山前首相。友愛だの話し合いだのと言いながら馬鹿げた行為を振りかざしたことと、自衛隊に対する締め付けを厳しくし、士気を低下させたこと。そのため、スパイの入り込む油断ができてしまってもおかしくはありません。

機体の振動を感じ取って、すぐさま「ヒットバリヤ」を使用、事故を未然に防いだのは訓練の賜物でしょうか?
そしてその時、すぐに代替出動がなされたのかどうかが気になるところです。訓練といっても実戦を想定していなければ意味はありません。
実戦だったら、戦闘機に異常があっても敵は待ってはくれませんからね。

東シナ海をめぐる攻防はこれからまだ何年も続くでしょう。海南島の潜水艦基地は、どうしても東シナ海を掌中に入れなければ意味を成しません。建造中の空母も、潜水艦の太平洋への出口が確保できなければ動きが取れません。
一方、アメリカから見れば一旦潜水艦を太平洋に出してしまえば安全保障上重大な脅威になってしまいます。東シナ海はどうしても公海として維持し、中共の覇権を阻止しなければならないはず。
今回の演習はもはや今までの演習とは異なり、かなり具体的な日米韓の刷り合わせもあるようです。
韓国軍もオブザーバーとして演習に参加していることは、その必要性があるからでしょう。日米韓の連帯を誇示するためだけではないはずです。

そしてともかく、日本は早急にスパイ防止法の立法を行わなければならないはずなのですが・・・

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