2020年10月27日火曜日

皇室解体を目論むのは誰か?

女系天皇論が皇室潰しの一環であることは事実だと思います。で、それを仕掛けているのは必ずしも中共ではないかも知れません。

中共は皇室があった方が有利な場合もあります。即ち、天皇陛下のうえに中国共産党があることを認めさせれば、中共の日本支配はやりやすくなるでしょう。GHQが占領に取った策略と似ております。
また、天皇を味方に付ければ日本国民の対中感情が良くなるだろうと考えているかも知れません。

しかしGHQとともに日本に入って来た、いわゆる「ヘブライ系の思想」にとっては皇室の存在は好ましいものではないのかも知れません。
それは人類史を牛耳るヘブライの思想体系にとって問題となるように思うからです。

先ず、菅義偉首相が「皇統の歴史などを良く鑑みて考える」などとあいまいな言葉で女系を容認するともしないとも取れる言い方をされました。
さらに河野太郎内閣府特命担当大臣は「皇室を守るためには場合によっては女系も考慮しなければならない」と、女系天皇容認のような発言をしております。女系とは「皇室つぶし」ですから、守ることにはならないと言うのに。

アメリカと付き合わなければならない要人が女系天皇に関して言葉を濁しているのは、アメリカからの圧力があるのではないかと思ったわけです。
GHQ、特にマッカーサー国連軍司令官も、昭和天皇の訴追こそ止めましたが、宮家を廃止して将来の皇統継続を阻止しました。(マッカーサーの方が河野氏よりも皇室の本質を知っていたようですね)

アメリカの自由は主として宗教の自由です。それでも日本の皇室、歴代受け継がれてきた天皇の系譜(神道)は潰したいとなぜ考えるのでしょうか?

ヘブライ思想の基幹は一神教です。つまり全人類は「ゴッド、万脳の神」が作ったわけで、それ以外は認めません。そしてその預言者がヘブライ系の宗派になります。
ヘブライの思想の基にあるのがユダヤ教です。ユダヤ人自身は血統を大事にしているようですが、それでも人種には関係なくユダヤ教を振興する人々はすべてユダヤ人とするなどともしておりますから結党にはこだわっていないようです。(こだわりは資産だけかな?)

ユダヤ教から分かれたキリスト教は、ローマでユダヤ人の傲慢な振舞いに怒ったイエス・キリストが、ユダヤ人を戒めるために行った説教を、その弟子たちがまとめた新約聖書をもとにして出来上がります。
ユダヤ教から見れば裏切者のイエスですが、キリスト教から見れば裏切りのユダなのです。こちらも何故か血統に関しては冷淡です。

イエス・キリストの子孫が現在も存続していることをテーマにした「ダビンチ・コード」が問題作品であったことも、このような血統にこだわることに違和感を感じるキリスト教だからでしょう。

ヘブライから派生したもう一つの宗教にイスラム教があります。
キリストの後、約600年後に誕生したイスラムは、マホメット(ムハンマド)によって作られた宗教です。

ご承知の様に、イスラム教はシーア派とスンニ派が対立している宗教です。そしてその対立の元は、「7世紀のカリフであったアリーとその子孫のみが、預言者の代理たる資格を持ち、『イスラム共同体(ウンマ)』の指導者(イマーム)」が職務を後継する権利を持つとするシーア派と、スンナ、つまり「預言者マホメットの時代から積み重ねられた『慣行』(al-Sunna スンナ)および正統なる『(イスラーム)共同体』(al-Jam?‘a ジャマーア)に従う・護持する人々」をイスラムの正統派とするスンニ派が対立しております。

トランプ政権になって、急速にアラブ首長国連邦とイスラエルが国交を結び、続いてバーレーンもイスラエルと国交を回復しました。
多くのアラブ諸国も今後イスラエルと国交を構築するだろうと言うのはトランプ政権の言い分ですが、これは明らかにイラン包囲網を形成する布陣です。

イランはシーア派の国。そう、血統を中心にした預言者の資格を唱える国家です。つまりシーア派を潰そうと言う動きがアメリカからも出て来ているように思うのです。(核兵器云々というのは単なる理由付けでしょう)
キリスト教徒は何故か血統による継承を嫌っているようですね。理由は判りませんけど。
サウジアラビアなど、王様の血統は腐敗が目立つから放置しておいても良いと言う事でしょうか?

つまりキリスト教、あるいはヘブライの思想では血統を中心にした継承を嫌っているように見えます。
ここに日本の皇室の継承を敵視する根本があるのかも知れません。

英国は王室(皇室とは違います)ですし、その王室は一応キリスト教で運営されておりますから、しばらくは無事かも知れません。しかし王室のスキャンダルが絶えないのは、もしかしたら王室潰しの動きが背景にあるのかも知れませんね。

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