2020年2月27日木曜日

武漢肺炎、伝染の不思議

新型コロナウイルスによる武漢肺炎は、良くわからない感染をしているようです。
SARSの場合は感染地域が割とわかりやすく、封じ込めなども効果があったようですが、今回のウイルスは飛び火のように拡散しています。

ダイアモンド・プリンセス号から帰宅した「感染していなかったはずの人」が帰宅してしばらくしてから発症するなどの事例もあります。
韓国では、南東部、大邱(テグ)にある新興宗教団体「新天地イエス教会」の教会での集会、また清道(チョンド)にある病院内部での感染拡大が発生し、感染者数が700人を超えて、死亡者が7人出ています。

イタリアでも、北部ロンバルディア州やベネト州などで感染が広がっています。
ジュゼッペ・コンテ首相は、両州の計11自治体を封鎖して、住民約5万人が出入りできないようにすると発表し、謝肉祭(カーニバル)の中止が検討されている模様です。感染者数は200人を超え、4人の死亡者が出ています。

どうやら人が集まった空間での感染が起きるようだ・・との推察から、各種集会が取りやめになり、天皇陛下の誕生日の祝賀会も取りやめになりました。

インフルエンザと比較して死亡率が低いとはいえ、どういう感染拡大なのかがわからず恐怖感がある武漢ウイルスです。
その遺伝子配列から、欧米の研究者から「人為的に作られたウイルスで、自然界には存在しえない」という発表がなされました。
そこで中共が開発していた「生物兵器」ではないかとの憶測が飛び、それに対して中共外務省の耿爽(こう・そう)報道官は「荒唐無稽で無知だ」と否定しています。
しかしアメリカのウイルス専門研究者グループからの検討の為の招待を中共の専門家はなぜ拒否したのでしょうか。

欧米の研究者の中でも、「この武漢ウイルスは生物兵器としては使い物にならない」という意見が主流です。しかし「人為的に作られた」と言う点は否定しておりません。
どんな国家でも戦争に勝つための生物兵器は欲しいでしょうが、人類を破滅させるような生物兵器など欲しくはないでしょう。

もしウイルスが空気感染するのなら、ある地域で多くの人が感染するでしょう。しかし武漢ウイルスにはそのような傾向はありません。
閉鎖空間で人が多く集まる場所では比較的感染者が増えますが、全員が感染することは無いようです。

そしてウイルスチェックで陰性の人が突然発熱し、再検査でウイルスに感染していたことが判明したということもあります。これがこのウイルスの恐怖の原点です。

西日本の公衆衛生研究の中核機関である大阪健康安全基盤研究所(大阪市)の奥野良信理事長(73歳)によりますと、「この新型コロナウイルスに関し、現時点で爆発的な感染力はみられなくても特殊な環境で拡散し、高齢者は重症化する。『二面性があり、正体が見えない。』不思議な感染症だ」と語ったそうです。

2月13日にドイツの研究チームが、物体の表面に付着する一般的コロナウイルスが最長9日間生きられる可能性(感染力を維持)を示唆しました。
新型コロナウイルスが、SARSやMERSのコロナウイルスより感染力が強いとすれば、何週間も付着して人間の体内に入るチャンスを伺っているのではないかということになります。

麻疹ウイルス(はしかウイルス)などは付着すると2時間程で死滅するとのことですが、SARSやMARSなどのコロナウイルスは9時間以上感染力を維持するということから、この新型はもっと維持されているかも知れません。

今回の「武漢新型コロナウイルス」はもしかしたら、「空気中での生存力は弱く短時間で死滅するが、付着すると極めて長時間感染力を維持する」ということにならないでしょうか。
少しでも微細な凹凸のある面には水分があります。そこに付着するとかなり長時間生き続けられると言う事です。

ダイアモンドプリンセス号の乗客で、感染していなかった人でも、ウイルスが衣類に付着していた場合、自宅に戻ったあとの衣類の扱い方で、そのウイルスを吸い込んでしまったのかも知れません。
衣類でなくとも、旅行カバンとかバッグに付着していたら、洗濯はしないでしょう。そこから感染が広がっていく可能性もあります。

咳やくしゃみで飛散したウイルスは、どこかに付着すると長時間感染力を維持し、やがて誰かの身体に付着して生き続け、どこかのチャンスに身体の中へと入って行き、そして発症するわけです。

このような感染の仕方を考えますと、これまでの不可思議な感染の理由が判るのではないでしょうか。

検査キットも感熱監視も、発症した人物しか発見できません。その人と一緒に移動する鞄などに付いたウイルスを発見することは出来ないでしょう。

一旦持ち物を箱(アルコール燻蒸箱)に入れて、アルコールシャワーをかけるなどの殺菌処置をしてから移動するようににすれば、感染の広がりを防止することが可能かも知れません。

このような考え方はまだ見ませんが(私が知らないだけかも知れませんが)、試してみる価値はあるのではないでしょうか。

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