2020年2月2日日曜日

自虐体質が染みついた日本国民

評論家の葛城奈海氏がチャンネル桜の番組で日本の捕鯨が今も委縮したままであることを述べていました。
昨年、IWCから脱退した日本は今後はIWCの規制に捕らわれず、市場の要求に答えて捕鯨が出来るはずでした。

しかし現在市場を見ても鯨肉が大量に売られるようにはなっていません。そしてその理由が「行き過ぎている自己規制」にあると言います。

2018年度は調査捕鯨として合計637頭の捕獲量があったにも関わらず、IWCを脱退した後、世界に向けて「日本はこんなに厳しく自己規制しています」と言う事をアピールするために捕鯨の範囲を了解と排他的経済水域に限定してしまい383頭しか捕獲していないと言います。

ご存知のように、昨年の秋から秋刀魚が減って市場に並ばなくなりました。価格も高く痩せています。噂では「中共や韓国が日本よりも早く取ってしまうからだ」とか話されていますが、実際は日本近海にクジラが増えて、その捕食量が半端ではないからだとも言われています。

実際に世界の漁獲量を調べても、人間が食べているのは年間9000億トンくらいですが、クジラが捕食する量は年間で24900億トンくらいだそうです。
人間の役2.8倍で、これはいかに現在クジラが増え過ぎているかを示している指標にもなっているようです。

グラフを見ても、ミンククジラやニタリクジラが増加するのとほぼ比例して秋刀魚やマイワシ、サバの漁獲量が減っていることも解ります。

イワシクジラの伸びがマイワシの減少と反比例しているのは面白いですね。

調査捕鯨の時は南氷洋にまで出向いてクジラを捕獲していた日本のクジラ漁ですが、IWCを脱退してから日本近海(領海と排他的経済水域)のみの捕鯨活動しかしなくなってしまったようです。

捕獲量も、ミンククジラを171頭、ニタリクジラを187頭、そして増加しているイワシクジラはわずか25頭と、自己規制していると言います。
これでは秋刀魚はほとんどクジラに食われてしまうことになるのではないでしょうか。

それにしても何故日本はこうも自虐的に規制をするのでしょうか。
すべては日本国憲法が自虐的に「軍事力は持たない」などとしていることから来ているようにも思います。
そしてこれには論理的根拠など何もないからです。「軍事力を持たない=平和である」などということはあり得ません。これは世界の常識です。

このような妄想の延長線上に、「世界から認められたい」という思考過程が出来て、それがIWCを脱退した後も「クジラ捕獲量を極端に自己規制する」ことに繋がっているように思います。

これが今も日本の捕鯨が委縮したままであることの理由ではないでしょうか。鯨肉が市場で高級品であり続けています。ですが価格下落を心配している処置でもなさそうです。

今は飽食の時代。鯨肉がなくても日本の市場には食品が溢れています。賞味期限を過ぎて商品としては成り立たず捨てられる食品もかなりの量に登ると聞きます。

しかし、食料危機は迫っています。

日本の場合、日本の農業や漁業をダメにしてしまうような法律が国会を通過しています。野党が「桜を見る会問題」や「IR汚職問題」などで国会の時間を使っている間に、このような売国法案が次々と成立してしまう不思議・・・

中共から輸入したニンニクが売れ残って、国産のニンイクが高くても売れる時代です。輸入された大豆やトウモロコシが敬遠されて国産品を求めている消費者ですが、その国産品も農薬漬けになっているそうです。

漁獲量が大幅に減少し、代わりに畜産の肉類が市場を埋めていますが、これらの牛や豚も、おのような農薬漬けになった飼料で育っています。
飽食の時代でも、このような食料品の危険性は高まっているのです。

このようなことを考えると、太平洋ですくすく育ち、数が増えすぎているクジラを捕獲し市場にその肉を出すことは、食糧安全保障の観点からも素晴らしいことではないでしょうか。

せっかくIWCを脱退したのですから、日本近海のクジラだけでももっと捕獲し、国内市場に販売網を広げていくことが望まれます。

もういつまでも「自虐史観」で自己規制するような、そんな感覚からは抜け出るべきですね。
世界に向けても、もっと日本の主張を通しましょう。

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