2019年8月23日金曜日

NHKがまた捏造か・・

昭和天皇は南京事件について1952年2月20日に、「市ケ谷裁判(東京裁判)で公になつた事を見れば実にひどい」「繰り返したくないものだ」と語っていたことが、初代宮内庁長官であった故)田島道治氏(1949年に宮内府から宮内庁になったから初代長官です)の残した資料「拝謁記」で判った・・・などともっともらしい番組を、8月19日にNHKが流していました。

昭和の陛下が「大東亜戦争の反省」としてこのような発言をしようとしたことを、吉田茂首相が止めたということを報じたわけです。
陛下は「うすうす聞いてはいたが別に表だつて誰もいはず、そのため私は此事(このこと)を注意もしなかつた」と述べていたそうですが、一般国民にとっても東京裁判で初めて知ったことで驚いていたはずですから、陛下が知らなくても当然でしょう。

この東京裁判での南京事件については、今もその真偽が争点となっていて、また、事実であった証拠も無く、中共から出て来る資料もい今ではすべてが「偽書(写真など)」であることも解明されています。
しかし1952年の時点では陛下が驚かれても仕方ないでしょう。

この「拝謁記」は別に新しいものではなく、昔から公開されていました。2003年に文芸春秋でも記事に取り上げられているそうです。
それをNHKはあたかも「新発見」の資料であるかのように吹聴していますから「捏造」ということになるわけです。

また、この田島道治氏は戦後「昭和天皇の退位論者」だったことで有名な人です。クリスチャンであり、若い頃は新渡戸稲造の弟子だったこともある人物です。
では、彼が何故「初代宮内庁長官」になったのかと言えば、その時が芦田政権だったからです。
ご承知の様に、芦田首相は「昭和天皇に戦争責任がある」と唱えていた人物です。ですから田島道治氏を強引に宮内庁長官にねじ込んだわけですね。

昭和の陛下があの戦争で多くの日本国民が亡くなったことを後悔していたということは、すでに公表されている事実です。
また、東京裁判で初めて「南京事件」が語られた時に、それを聞いた昭和天皇の心情は、このメモに書かれていた通りでしょう。
しかしこれは「南京事件が事実だったことの証拠」にはなり得ません。陛下は東京裁判で語られたことを事実として受け取り、このような心情を語っただけですからね。

ところがウォールストリートジャーナル(WSJ)が、8月20日に英語版でこのNHKを引用して「昭和天皇は南京事件を認めていた」などと報じたのです。
連携プレイの捏造であるように感じませんか?

もともとアメリカには、昭和天皇を戦犯として裁くべきだという人達も居ります。政治ショーとしての東京裁判では昭和天皇は裁かれませんでした。そこには戦後の占領政策を上手くやりたいアメリカの思惑があり、大日本帝国の軍部が悪かったと言うことにして手打ちをしたかったわけです。陛下と国民の強い信頼関係が、占領政策に使えると思ったからです。

このアメリカ側の政策に納得できないアメリカ国民が居ても不思議ではありません。 例えばハーバート・ビックス氏が書いて2000年に出版された「昭和天皇」などと言う本には、「昭和天皇は南京虐殺を知っていて、これに賛成していた。昭和天皇とはただ自分の地位を守るのに汲々とし、他人の犠牲を顧みず、近代君主の座を占めていた不誠実な人物」などと記載されているそうです。
この根拠が何なのかは解りませんが、日本のサヨク、あるいは中共辺りが吹き込んだのかも知れませんね。2000年と言えば米中蜜月時代だったのですから。

WSJは、このような書作を参考にしながら、このような記事を作成したと思われますが、このようなヨタ記事が世界中に広まるとまた日本バッシングが起きかねません。
日本側が否定するも、何しろ日本国内に反日分子が居るのですから面倒なわけです。

NHKが何故今このような放送をしたのかは判りません。内部に居るパンダハガーとNHK内に巣食うCCTVが結託して捏造したように思うのです。
それにWSJという反トランプの新聞社が結託して捏造を企画したとも考えられます。

「NHKから国民を守る党」は、まだこの捏造については何もコメントを出していません。出来たばかりの政党ですから現在忙しいのは解りますが、この問題に切り込んでこそ、党名の意義が出てくるのではないでしょうか。

日本を貶め、東京裁判史観を正史として、共産主義国の中共の配下に属させ、日本文化などを破壊してしまいたい反日日本人達です。
まだ暗躍し、南京大虐殺、従軍慰安婦、などの虚偽にすがり、崩れていく第二次世界大戦後の体制を維持しようとする世界の暗部と連帯しているようです。
そしてその暗部に、中共のような国が協力している構図の様に見えます。

今回のNHKの捏造報道も、これまでと同じ様な手法がとられています。田島メモという古い資料から昭和の陛下に関するくだりをあたかも新資料発見のように騒ぎ、南京事件をぶり返す工作なのでしょう。日本国民はもう騙されないだろうと言うことで、WSJとの連携が必要だったのだと思います。今度は世界を欺くために・・・

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