2019年6月12日水曜日

なぜ天皇は男系なのか

マスコミが「女性天皇」として愛子内親王を持ち上げています。もちろんこれが「万世一系天皇の御代」潰しであることは間違いないでしょう。

我が国は「天皇」を無くしてしまえばただの国・・であることを良く知っているサヨク・グローバリストの企みですが、このようなことを今上陛下はご存じなのでしょうか。
また、同時に秋篠宮家に対尾する誹謗中傷もものすごく、秋篠宮・皇嗣殿下がまるで「薬物中毒」であるかのような記事も見かけました。
愛子内親王は皇位継承すべき人物で、秋篠宮にはその格が無い・・という印象操作です。

もちろんこれは悠仁親王が皇位継承台3位、即ち次期天皇陛下になられることを阻止しようとする陰謀であることは見え見えです。
ここまでやられても、どうも保守側の反応が今一つ迫力がありません。

産経に国士舘大学特任教授・日本大学名誉教授の百地章氏が「女性天皇でなく旧宮家の男子を」というテーマでコラムを書かれております。

それでも、伝統とか、いかにして男子継承をい守って来たかについては書かれていますが、そもそもなぜ男子なのかについては書かれていません。

「神武天皇依頼、男子で継承されてきたから男子でなければならない」と言うのは歴史的事実であっても、なぜ男子でなければならないかの説明にはなりません。

さらに天王制度は「大化の改新」によって大きく変化しています。神武天皇から今上天皇までのちょうど中間あたりに大化の改新があります。
それ以前は古墳時代であり、天皇は権力を持っていました。しかし改新の後は権威のみとなり、政治権力は公家(公務員)に任されるようになったと思います。

公家の政治は平安末期まで続きますが、この間天皇は権威として男子継承され、武家が政治を乗っ取ってからも、その地位は天皇陛下から任命されることとなり、我が国は一貫性のもと「日本」としてその文化と哲学を継承してきたのです。

さて、天皇の権威とは何でしょうか。それは「最終責任者」と言うことです。
神武天皇から、我が国におけるあらゆる事象の最終的責任者が天皇陛下であり、故に政治、天変地異、食料の生育(米の不作の責任)など、すべての責任を負っていたのです。

大化の改新で政治責任だけは公家に移され、それから武家に移され、そして近代は政治家に移されましたが、天変地異とか食料生育などの責任はまだ天皇陛下にあるわけです。
政治も、国会は天皇陛下が開催を宣言され、大臣の使命は天皇陛下の承諾を必要としていますから、任命責任もある様な無いような・・・

つまり天皇陛下は、わが国民に対して天変地異などのことまで責任を問われるご存在と言うことなのです。ですから自然災害で困窮する国民の所に出かけて行き、悲しみを享受されることは、一つの形としてのお勤めとなるのでしょう。
ただ、これは平静の陛下が囮になられた行動であり、その形式については即位された陛下ごとに異なるようです。令和の陛下がどのようにされるかはまだ判りません。

そして歴代の陛下とも、その責任の共通した取られ方が「宮中祭祀」での祈りだと思います。
神武天皇の頃、食料の確保こそが最大の勤めであり、だからこそ新嘗祭などにその痕跡が残されているのではないでしょうか。

お米は水と日照時間で収穫量が変わります。そしてその元が太陽なのです。太陽の状態でお米の豊作と凶作が決まりますから、必然的に天皇の祈りは太陽神に対して行われることとなります。
太陽神は「天照大神」であり、そして女神なのです。
ですから女神に対する祈りは、男性天皇でなければならないと言うことなのではないでしょうか。

生産という現象が、雌雄があってなされると言うことは2679年まえでも判っていたと思います。ですから男性天皇でなければならなかったわけです。きっと・・・

百地章教授は、旧宮家の男子を皇室に戻すことを提唱しておられます。マスコミによって伏せられている旧宮家の復帰問題です。

旧宮家は皇籍離脱後も皇室と親密な交流があり、当主を中心とした菊栄親睦会や皇室の慶弔事を行っています。
そして東久邇家には悠仁親王と同年代のお孫さんが4人、久邇家にも10歳未満のお孫さんが1人おられる。また竹田家には明治天皇の内親王が嫁されているが、同家にも10歳未満のお子さんが1人、賀陽家も久邇家から分かれてできた家だが、20歳代前半の方が2人おられるとのこと。

遺伝学的距離については判りませんが、久邇家から分かれてできた賀陽家の、20台前半の男性と、愛子内親王がご結婚なさり、男性が今上天皇の養子となればどうなるのでしょうか。
もし男の子が生まれれば皇位継承権を持つことになるでしょう。仮に愛子内親王が皇位継承権を持つ息子が成人するまで天皇陛下の代理を務めることも可能でしょうね。もちろん今上陛下が何らかの御代替わりが捕逸用になった場合ですけど。

5月21日にテレビで放送された番組の中で、衛藤晟一首相補佐官が「旧宮家の復帰」と発言したところ、出演していた野田佳彦前首相は「リアリティー」がないと応じたとか。
ポピュリズム的には現実ではないかも知れませんが、皇位継承問題では十分にリアリティがあると思います。そして皇室は芸能プロダクションではないことを前総理には理解していただきたいものですね。

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