2017年11月19日日曜日

北朝鮮、兵士の腐敗・・

朝鮮半島の南北軍事境界線がある板門店で韓国側へ越境しようとし、銃撃を受けた北朝鮮兵士がなんとか韓国側に救出されました。

兵士は意識不明、そして撃たれた弾丸の摘出手術は無事に終わったようです。しかしこの時、この兵士の臓器から大量の寄生虫が見つかったことが執刀医の証言で判明したそうです。
容体が悪化したのか、11月15日に2回目の手術をしたそうですが、その後の担当医のインタビューで「初日に目にした寄生虫だけでも50匹採った。小腸の中に数千、数万匹の寄生虫がいるかもしれない」と述べました。

さらに「小腸7カ所を縫ったが、寄生虫がそこから出てくるかもしれない。そうなれば傷が裂け、(命は)終わりだ」と語ったそうです。韓国では見られない寄生虫も見つかったそうです。
そしてこの兵士の身体の内臓の発育状態がよくないことを指摘しました。この兵士は20代半ばの下士官級だそうです。

長期に渡る経済制裁ですが、それでも金正恩委員長は巨額の金を核・ミサイル開発につぎ込んでいます。開発と言うより他国から高額を支払って買って来て、何とか飛ばしているという状況ではないでしょうか。
そのしわ寄せが下士官兵にまで及び、寄生虫が蔓延る身体になるような食物を取っているようです。

絶望のニューギニア戦線で戦っていた元日本兵の話ですが、食料が底をつき食物を求めてジャングルに入り、野犬を撃ってその腹を割いたら、寄生虫だらけでとても食うことが出来なかったと言います。もしかしたらその野犬と同じような食生活を、この兵士は送っていたのかも知れませんね。

一般の民がどのような生活をしているのかは判りません。闇経済で潤っているような噂も聞きます。しかし北朝鮮軍は民間とは違います。昔は軍にだけは食料が配られていたと言いますが、経済制裁で金正恩委員長の手持ち資金が枯渇し始め、兵士の食料に支障をきたしているのかも知れません。

経済制裁がどのくらい残酷なものかは我が国もABCD包囲網で経験しております。対象は石油だったですけどね。

闇経済が政府のと統制を逃れて、何とか生活維持をしていることを期待します。そうでなければ拉致被害者の人達もその兵士と同じ状況になっていることが懸念されるからです。

軍隊の食料までもが供給不能に陥れば、もはや戦うことなど出来ないのが中将の指揮官の判断です。しかし金正恩体制は「核さえあれば戦える」との幻想を抱いているようです。
目的は北朝鮮を核保有国としてアメリカに認めさせること。しかしこんなに歪んだ政権を、むしろ政権として認めるべきではないのではないでしょうか。

朝鮮の人たちはこのような状況にもこの政権に従っているのでしょうか。脱北者も金政権を倒すような亡命政権を作る様子も見えません。
ただ難民として受け入れ国に甘えているだけのように見えます。亡命政権を作り各国に働きかければ事態は変わって来たかも知れません。おそらくリーダー的人格が存在しないのかも知れませんね。

日韓併合が日本の敗戦で終わり、アメリカに亡命(?)していた李承晩が韓国の初代大統領になりますが、これはアメリカ政府の傀儡でした。
しかしアメリカの言う事を聞かずに、「国際法上の慣例を無視した措置」の李承晩ラインを宣言するなど、反日の基礎を作り出します。

しかしこの時は韓国国民は彼の「独裁的手法」に反発し、李承晩を退陣に追い込みます。
次に出てきたのが尹譜善(ユン・ボソン)です。しかし彼は政治活動浄化法に反対して大統領を辞任、その後の軍事クーデターで朴正熙氏が登場します。

日本の陸軍士官学校や満州国陸軍中尉を経て、戦後は韓国陸軍で要職を務めた朴正熙は、韓国を反共の砦として日本、アメリカと共同戦線を張り、そしてソビエトの傀儡である金日成と対峙し、ty7応戦戦争になって行きます。
そして朝鮮半島は北と南に分断され、北緯38度線で休戦条約が結ばれて今日に至っています。

こうして凍結された北朝鮮・韓国・日本の3国です。北朝鮮は金一族の世襲政治と趣味の核開発に陥り、韓国は反日で凝り固まり大統領を弾劾しながら民主主義を形骸化していきます。我が国は占領憲法の9条を楯に軍備をさぼり、こうして良くも悪くもアメリカとの関係において腐敗していきます。

北朝鮮の兵士の腹から出てきた寄生虫は、このような腐敗を象徴しているのかも知れませんね。

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