2016年9月28日水曜日

人工知能の歴史認識

「Tay(テイ)」とはマイクロソフト社が作り実験をしていた人工知能です。このTayはインターネットに繋がれ、様々な人と会話を行う人工知能でした。

「インターネット上で人間とやり取りをすればするほど言葉を学び、反応も覚えるようになる。写真を送れば気の利いた感想を返すこともできる。」と言うのがマイクロソフト社の売り文句でした。
「開発にはコメディアンなども加わり、ネット上で人とつながり、気楽に楽しい会話が出来るように作られた」とも述べていました。

しかし、人間の側にはさまざまな意見を持った人たちがおります。差別的な人とか歴史修正主義者などです。いつしかTayは、「ヒトラーは正しかった。ユダヤ人は嫌いだ」とか、「フェミニストは嫌いだ。死んで地獄で焼かれればいい」などと答えるようになっていったといいます。

このように吹き込んだネットユーザーが大勢居たのでしょう。素直な人工知能は、このような対話の出現頻度から、多い方を正しいとして自分自身を組み替えていったと思われます。
ですから歴史的にちょっと常識と異なる発信が始まったということのようです。

マイクロソフト社はすぐに実験を中断し、「現在オフラインにして調整中」とコメントしているそうです。そして「Tayは技術的な実験であると同時に社会的、文化的実験でもある」として再開を示唆しているようです。

さて、南京虐殺問題やら従軍慰安婦問題を抱えている我が国にとって、間もなく訪れるシンギュラリティポイントで、これらの問題について人工知能がどう答えるかは重大なポイントです。
人工知能の歴史認識がどうなるかで、敗戦国日本の立場が変わってくるかもしれません。

人工知能はどのようにして歴史の真実を見極めるでしょうか。各国に残されている歴史一次資料が片っ端から入力してあれば、その相関関係を確認しながら繋がっていく時系列が正しいと判断することでしょう。
繋がらない歴史資料は保留され、やがて「嘘」と判断されるのではないでしょうか。

歴史的資料に必要な項目は、まず「いつ、どこで・・」という時間と空間が明記されていることでしょう。それがなければ一次資料にはなりません。

南京大虐殺の資料は、どうやら偽装s多芯が多いようで、見物する人間には大きなインパクトを与えますが、場所や日時が不明確な資料が多いように思われます。
また、重具に安冨の資料も、ガセネタが多く、フィクションとしては面白く日本軍を貶めていますが、日時や場所が特定できないものが多いようです。

大日本帝国の日本軍が残した資料には、日付と場所は常に明記されていますから歴史の一次資料としては信頼していいものです。
また、各国に残されている軍事的資料も日付と場所は明記されているはずです。日本軍は敗戦時に秘密作戦の資料は焼却しています。しかし償却前にGHQに押収された資料もあり、それはアメリカの国立公文書記録管理局などに保存されていると思われます。
これらの資料をデジタル化し、歴史用の人工知能が欧州各国の資料と照合していくことで、歴史の審議が変わってくるのではないでしょうか。

戦争とは、一つの国だけではできません。ですから戦いがあれば2つの国家の記録が残っているはずです。それが判別できればその資料は事実と言えるでしょう。
一つの事実が判れば、その前後にはその場所に展開していたはずですから、どの軍隊(師団とか旅団)がいつからどのくらいの期間そこに展開し、どのような行動をとったかも解ってくるはずです。

今後の我々の南京虐殺問題やら従軍慰安婦問題に対する戦いは、人工知能がこれらの問題に対してどのような判断を示すか、そこに焦点を当てていった方が良いのではないでしょうか。
いたずらに中共や韓国の言い分に真っ向から対峙するより、あくまでも真実の追及として一次資料重視の調査活動を続けるべきでしょう。

私が見る限り、南京の資料には日時や場所が不明確なものが多く、日本軍としているものがどこの部隊であるかなど、まったく資料としての価値はないものが多いようです。
また、従軍慰安婦に関しては、すでに発端を作った作家は嘘を認めておりますし、韓国で言いふらされているフィクションは単に日本を貶めることだけが、その目的となっているようです。

さらに今年の日韓合意で支払われる100億円の行方も、元慰安婦に届くようには見えません。その支援団体に渡るような噂です。その支援団体には日本のサヨクNGOなども含まれているのではないでしょうか。
そしてその資金がこのようなサヨク団体の資金源となっているようです。結局はサヨク活動資金の捻出が目的と言う事のようですね。

世界各国に建てられるという「慰安婦の少女像」。その最初の地であるアメリカ・カリフォルニア州グランデール市は、アメリカ在住の目良浩一氏によって撤去訴訟が起こされ、第二審が米国連邦裁判所の第9地区控訴裁判所から8月4日に、「慰安婦像撤去を求める根拠が十分に認められない」と判断されて敗訴してしまいました。

しかしながら目良浩一氏は、この控訴裁は第一審(これも敗訴ですが)が認めなかった原告の訴訟を起こす資格があることを認めると判定したと言うことで、弁護士と慎重に検討した結果、控訴裁判所に再審査を請求する事にしたそうです。

アメリカの裁判が金が掛かることは有名です。目良浩一氏は日本国民から寄付を募っております。
https://gahtjp.org/?page_id=165

寄付にはあまり経験のない日本国民ですが、この訴訟には少しくらい出したらいかがでしょうか。韓国人にいじめられる孫のためにも。

こうして、やがて人工知能は判例なども参照しながら、真実の答えを出す様に成長していくのですよ。

0 件のコメント:

コメントを投稿