2016年9月26日月曜日

盛り上がらない憲法改正

ジャーナリストの櫻井よしこ氏が、言論テレビの4周年記念集会で、憲法改正問題を取り上げました。

「7月の参院選の結果、衆参両院で3分の2の賛成が得られる条件が整い、憲法改正の発議が可能になりました。
しかし、憲法改正について真剣に議論をしなければいけないにも関わらず、国民の間での憲法改正の議論がほとんど盛り上がっていません」と訴えます。

憲法改正の議論が盛り上がらないのは、日本のマスコミが憲法改正を盛り上げないからであって、国民はまだよく判っていないわけですね。
櫻井よしこ氏が頑張っていますが、保守系でもネット番組「チャンネル桜」の水島社長などが、「本当に憲法改正で良いのか」と、新憲法制定を意図する主張をしたりしております。そこに9条を守ろうとか「改憲は戦争への道」などと根も葉もない主張が飛び交いますから、ますます訳が分からなくなって、盛り上がらないのではないでしょうか。
今は真正保守も戦後保守も一緒になって、ともかく憲法改正へ向かうべきだと思いますけど。

本来であれば、北朝鮮拉致を解決できない憲法、東シナ海に中共の侵略を防げない憲法は、それが出来るように改正すべきだ・・という意見が主流になるべきでしょう。

しかし国民は「東京裁判史観」によって怠惰になっています。現在の憲法は「戦争を放棄していて、だから他国は日本を攻めない」などという変な認識が常識みたいになっています。
俗に「サファリパークの平和」と言うようですが、実際は国民にはそれが虚妄であることが解っているはずです。ただ、この憲法はアメリカが押し付けた憲法だからアメリカに守る義務があるんだという「怠惰」が蔓延していて、改正に後ろ向きなのではないでしょうか。

アメリカ大統領がトランプ氏になれば、「現実問題としてアメリカは日本を完璧には守れない」と発言するでしょうし、クリントン氏が大統領になっても暗にそのような表明するでしょう。なぜならそれは事実だからです。

気の毒なのは自衛隊で、なにしろ公務員の法律で動かされますから、敵に撃たれたら会議を開きその決議によって反撃の許可が出たら反撃するというような、そんな法律の下で戦うのですから、それを待っていたのでは殺されてしまうわけです。
「国を守る為に、自分は犯罪者として裁かれようと敵を攻撃します」という隊員も居るようですが、これでは本末転倒ですね。
このような現実がマスコミの不作為によって日本国民に伝わっていないのです。防衛に対してこのような非常識な法律が絡み合っていますが、その元に現行憲法があるわけです。

二重国籍を持つ最大野党の「蓮舫代表」は、現行憲法の9条を守ると述べました。武装放棄で武力行使放棄の条文ですが、この条文を守らせようとしている中共の謀略の片棒を担いでいるようですね。
蓮舫代表はどこの国に忠誠を誓っているのでしょうか。そこがこの二重国籍問題のポイントなのだと思います。

攻撃的戦力を急激に高めてきた中共に対し、もはや日本の防衛力が法律的に対応しきれない状況で、アメリカが日本の防衛に黄色信号を出し始めていること。そして東南アジアが日本の戦力を対中対策として求めていることなどが、日本のテレビでは全く報道されていません。マスコミの意図的な不作為で、そこに大きな危険性があるわけです。

しかも、おそらく中共はもはや共産党の抑制が人民解放軍に対して効かなくなっているように見えます。経済的破綻は軍事優勢になりやすく、しかも人民解放軍の兵士は「日本国民は悪魔のような人種である」というような教育がなされているわけです。それが南京大虐殺の虚妄であり、従軍慰安婦の捏造なのです。

中共政府は、さらに日本国民を貶めるために、象牙の乱獲まで持ち出しています。象牙取引の日本の法律の不備を突いて、「だから日本が野生像の乱獲の原因である」などと自然保護委員会などに訴えてきます。
このような行為は人民解放軍に日本人を殺しやすくするための陰謀ではないでしょうか。
ともかく中共は日本の法律を隅々までよく知っています。そして中共にとって都合が悪くなるように変えられないように、国会に二重国籍議員を送り込んでいるのかも知れません。

このような現実を言って警鐘を鳴らすテレビ番組もほとんど無く、それゆえに憲法改正議論が盛り上がらないということだと思います。

テレビ番組で騒がないと不感症になってしまった国民も問題ですが、それが現実であれば仕方ないですね。

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