2014年8月31日日曜日

朝日新聞の嘘記事と河野談話

朝日新聞は、吉田清治氏の「強制連行」が実際にはなされておらず、「嘘」だったとして20数年前の記事を取り消しました。
もちろん「嘘」であることはずいぶん前から吉田氏自身が告白していましたから、「何をいまさら」という怒りも覚えますが、ここは朝日新聞が嘘を告白したと言うことで、もはや新聞社としての資格は無いという結論で良いと思います。
新聞社ですから、購買者が居て、採算が取れるなら発行は続けられるでしょう。あとは読者たちの問題です。もちろん不買運動をする人たちも自由です。嘘新聞を告発することも可能でしょう。

先日呑み屋で隣に座ったお爺さんから、「あんたは朝日新聞を読んどるのか?」と聞かれ、「いいえ読んでいません」と答えると、そのお爺さんは笑って「私は朝日新聞を読んでるやつとは口を利きたくないんで・・」と話しておられました。このような人達が増えることを望みます。

さて、その朝日新聞はこの問題gふぁ「河野談話否定」に繋がらないように必死のようです。
「河野談話、吉田証言に依拠せず」との見出しで、「(河野談話は)吉田氏が言うような『強制連行』ではなく、女性たちが自由意思を奪われた『強制性』を問題とした」などと、強制性に視点を移して従軍慰安婦は嘘でなかったようにしようとしております。

しかし「女性たちが自由意思を奪われ『強制性』があった」とすることも、兵士たちの何倍もの高給を取り、映画なども見に行っていたという調査報告もあり、信ぴょう性は無いようです。
高給を取っていたのは一部だとする論評もあるようですが、商売でも勝者と敗者が居るように、娼婦の世界も同じだと言うだけのことでしょう。

そして問題の河野談話です。河野洋平氏はまだ沈黙を保っていますが、河野談話には性奴隷的な強制性などは書かれておりません。
ただ「本人の意思に反して(甘言、強圧など)」という表現で書かれていて、多数の女性の名誉と尊厳を深く傷つけたことなど、現在の韓国の娼婦たちにも言えるようなことが書かれています。
官憲等が直接これに加担したこととか、旧日本軍が直接あるいは間接にこれに関与したこと、慰安所における生活は、強制的な状況の下での痛ましいものであったなども書かれていますが、これは他の報告書(アメリカ軍の)とは異なっています。

そしてこの河野談話には、「有識者のご意見なども徴しつつ、今後とも真剣に検討すべきものと考える」という文言が書かれ、「本問題については、本邦において訴訟が提起されており、また、国際的にも関心が寄せられており、政府としても、今後とも、民間の研究を含め、十分に関心を払って参りたい。」と締めくくられていますから、今後の調査・研究によっては否定されることもありうるという事でしょう。

強制連行があったと言うのは、河野氏が発表記者会見で「強制連行があったという認識なのか」と問われ、「そういう事実があったと。結構です」と答えた点です。
口頭なのですが、ビデオなどで記録されていますから、今更否定も出来ません。

この奇妙な河野談話ですが、どうしてこのような談話を発表したのでしょうか?
韓国からの圧力があったとして、韓国側の意見を聞いて気に入るように修正して行くさまは、検証で明らかになったとはいえ、どこか奇妙です。
ここまでして談話を発表する必要があったのでしょうか。

恐らく背後にアメリカの圧力があったはずですね。

河野談話は1993年8月に発表されています。その1年半前、ソビエト連邦が崩壊しました。ロシアは不安定化し、中共がどう動くか判らなかった時代でした。
アメリカは日米韓の同盟を強化しようとした時、そこに投げつけられた日韓の慰安婦問題だったわけです。早急に解決させようとしたのは、恐らくアメリカだったのではないでしょうか。

日本の内閣は宮澤喜一内閣でした。この談話の発表で一時的には日韓は収まったわけですが、その後に尾を引き、1996年に国連人権委員会に出されたクマラスワミ報告書では、性奴隷などと言う言葉が出てきて、この従軍慰安婦ファンタジーは世界的に知れ渡ることになり、現在に至ります。

旧日本軍は韓国などの植民地から女性を強制連行して「性奴隷」としていた。そしてまだ日本政府はこれを謝罪していない・・・というストーリーは、国連から発信されています。韓国人が国連人権委員会でこのファンタジーを吹聴し、国家を挙げて工作しているからです。

そしてこれが「国連で通る話」になるのは、欧米などでは本当にこのような人権侵害がなされた歴史を持っているからでしょうね。

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