2014年8月28日木曜日

臆病者の焦り、中共軍戦闘機の米軍機接近

南シナ海の公海上空で中共軍戦闘機が米軍機に異常接近(9メートル以下)し、挑発的な行動に出たケースが、今年に入り19日の事件の他に少なくとも3件あったそうです。

アメリカ側はこのような異常接近について、「プロとはいえない危険な行為であり、(異常接近は)軍の承認に基づくものではなく、『跳ね返り』のパイロットによる行為だろう」との見方をしているとか。
米軍機は衝突を避けるため、安定した航路を保ちながら中共軍機の行動を記録していたそうです。
その軍用機は「殲11(スホイのデッドコピー機)」戦闘機で、アメリカ軍の航空機は対潜哨戒機P8でした。

中共側は「通常の行動」などと主張しているそうですが、アメリカ側は「(米軍機に)付きまとい急旋回することを、一般的な飛行と見なすことは難しい」と述べているそうです。

米中両国は、国防当局者同士で米国防総省内で作業部会を開き、航空機と艦船の行動ルールに関する話し合いをするようです。
ここでアメリカ側は改めて中共側に抗議する方針だそうですが、中共側は「あそこは中共の領海/領空だ」などと発言するであろうことは目に見えていますね。
アメリカが国際条約を取り出せば、中共側はそれには従わないことを明言するかもしれません。そうなれば戦争状態ということになります。

行動ルールの策定でアメリカ側が少しでも譲歩してしまえば、南シナ海はなし崩し的に本当に中共の領海/領空になってしまうでしょう。そして譲歩しなければ戦争となるわけです。(習政権は後に引けません。非民主主義の悲しさですね)
そうすると次は東シナ海であり、東シナ海を取られれば、そのまま沖縄、九州全土と迫ってくることは、これまでの中共側の発言で明らかです。
沖縄はウイグル/チベットなどと同様になっていくことは明らかで、そうなってから日本政府に助けを求めても遅すぎるわけです。早急な準備が必要でしょう。
それを避けるためには、日中間で戦争状態を作る以外に方法はないでしょう。戦闘状態が起きなくても、戦争状態にはなるということです。(戦争状態にあるという認識の上での交渉と言うことです)

中共側が経済破綻を起こしていることはすでに述べましたが、その結果が戦争状態になると言うことは、それほど珍しい事ではありません。
国内暴動を抑えるのは共産党を維持することであり、そのために外へ敵を作り戦争という緊急事態に持ち込むわけです。

この手法は最近では北朝鮮が良く使っていましたが、国が小さく影響力のない規模なので、せいぜい大韓航空機爆破事件で終わっていました。
しかしそれが中共となると、危険な戦闘にまで発展する可能性は高いわけです。
中共が経済破綻することは、今までマスコミなどで盛んに言われてきましたが、それはどうなることなのか・・までは論じておりませんでした。結局戦争になるわけですね。

南シナ海は北京軍区の管轄でしょうか。習主席は「戦争に備えよ」という訓示を出していますから、人民解放軍には緊張が高まっているはずです。緊張は恐怖感でもあり、異常接近は中共側にとっては訓練のような意味を持ち、そしてある意味で心理的に恐怖に負けているとも考えられます。(それが、『跳ね返り』のパイロットという表現になるのでしょう)
これまで中共は近代兵器(航空機)を使った本当の戦争は体験しておりません。第二次世界大戦でもほとんどプロパガンダでの参戦でした。
しかしながら、このプロパガンダで日本は現在も苦しんでいますけど・・・

日米は航空機で戦いました。ですから双方の戦闘機パイロットは空中戦を良く知っていました。その延長線上に現在のステルス戦闘機があるわけで、パイロットの訓練にも先輩たちの実戦経験が生きていると思います。

そしてそのような経験の伝承が無い中共のパイロットゆえの焦り、それが今回のような異常接近、武器を見せびらかすような子供っぽい行為、威嚇のためのループ飛行などに表れているのではないでしょうか。
おそらく威嚇するようにとの上層部からの命令で、このような行為になったのでしょうが、経験不足が露呈しただけだったように思います。

戦争が過去の物で、「もうバカバカしい戦争なんてしない」という発想は民主主義が成熟してやっと言えるようになったものだと思います。政治家が行き詰ると「ギブアップ」が出来るからです。そして異なる政治家が登場し、その国の経営を継承出来るからです。政治家とかマスコミ、教育者が嘘や誇張をしなければ、国民の正しい判断によって戦争は確かに過去の物になりました。

最後まで戦争をしていた国家はアメリカでしたが、最近は警察権での戦いにシフトしようとしているようです。イスラム側は戦争にしたいようですけどね。

しかし、中共だけは違います。嘘と誇張で政治体制を延命しようとするからです。これが戦争になるという根拠です。
習主席は「今やわれわれの力で米国に十分対抗できるし、そうすべきだ」として、「中共の実力はいまだに米国にはるか及ばない」とする江沢民元主席と袂を別ちました。(背後にアングロサクソンが居るかもしれませんけど)
習政権が戦争まで意識した発言をしているのは、共産党による国内体制がもう持たないからでしょう。

早いうちに習政権を叩いて、戦争終結(中共敗戦)の状態を作り出し、共産党を解体させて、ともかく形だけでも民主化させる必要があるのではないでしょうか?
平和を望むのであれば・・・

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