2013年5月25日土曜日

沖縄の独立をさせる「沖縄独立総合研究学会」とは?


尖閣問題で、どうにも侵略が進めにくくなった中共。それとどのゆな関係があるのかは知りませんが、沖縄に住み、日本語を話す大学教授などが集まって「沖縄独立総合研究学会」なるものを立ち上げたそうです。

ほとんどの沖縄の方々は沖縄は日本に帰属していることを常識としています。そうであっては困るのが中共ですから、彼の国は「帰属未解決の沖縄」という発言になっています。
その発言に呼応するかのように、沖縄国際大学の友知政樹准教授と龍谷大学の松島泰勝教授などが2013年の5月15日、沖縄返還記念日に創立しました。

しかしこの準備は、かなり前から行われていて、昨年の11月25日に、その設立を示唆する発表もおこなわれていました。
メンバーは同じ人たちで、おそらく米軍基地のフェンスに赤いテープを張ったり、フェンスに赤旗を建てたりしているグループの仲間なのでしょうか?

設立の主旨は一口で言うと「平和が好きfだから」ということのようですが、典型的な妄想平和主義です。
「(琉球民族は)国際法で保障された人民の自己決定権を行使できる法的主体である」ということで、独立を目指すための研究学会を設立するとのこと。

さらに「琉球民族が植民地という苦世(にがゆ)から脱して、独自の民族として平和・自由・平等に生きると言う甘世(あまゆ)を一日も早く実現させるために本学会を設立し琉球の独立を志すすべての琉球民族に参加を求める」と述べておられます。

そして参加資格は「琉球の島々の民族に限定する」とのことで、この民族が自己決定権を行使できる法的主体であるからだそうです。すなわち「民族自決権」があるというわけで、「今後予想される苦難を乗り越えることで、民族としての意識を取り戻し独立解放への必要不可欠なプロセスである」というようなことを述べていました。

「(現在)大和とかアメリカが、繰り返し強制的な施策を取っている。自分はこうしたいと考えて琉球が決めても、それが出来ない。逆のことを押しつけられるということが繰り返し行われてきている。そしてそれが現在進後継で起こっている。その一つが『オスプレイの強硬配備』だ。このままでは日本政府による強制がこれからも続いていく。」として「このままでは子供たちにに対する責任が(とれない)」などと申しておりました。

「すべての軍事基地を撤去し、そこに琉球の軍事基地を作るのではなくて、琉球の歴史の中から沖縄で繰り広げられた地上戦の中から学んだものは『軍隊が守ってくれるのではない・基地があれば逆にターゲットになる。戦争になって軍隊が来るのではなくて、軍隊があるから戦争になる』ということで、軍事基地がないことで身を守るというのが我々の代替的な手段になる」のだそうです。
そして「外交交渉をどのようにやっていくかが、この学会の研究テーマになる」そうですが・・・

また、松島泰勝教授は「バルト海にはオークランド諸島という島があって、そこを非武装中立にすることで周辺の国々との安定が維持されていると言う事例もあります。太平洋の島国にはほとんど軍隊がないのです。国家というのに必ず軍隊が必要ではないというのが21世紀の国の在り方だと思っています。沖縄に軍事基地が無い方が、周辺の国々の平和と安定に寄与すると思っています。現在米軍基地があることによって緊張が高まり戦争状態が生まれている。」などと述べています。

さらに細かく、自分たちの主張らしきものを語っていますが、内容的に意味がないので省略いたします。
ここに出現する「人民」とか「民族自決権」などは、サヨクが好んで使う言葉でしたね。記者会見した友知政樹氏、松島泰勝がサヨクかどうかは判りませんが、この主旨の述べ方を見ると、その手の思想に嵌っているという感じが致します。

琉球がいつ植民地支配されたのでしょうか?だいたい彼らは「植民地支配」がどういうものであるか、知っているとは思えません。欧州列強に植民地支配され続けてきた東南アジアの国々から見ると、あまりにも稚拙な発言で、失礼この上ないように感じます。
沖縄の米軍基地で、琉球の民族が奴隷のようにこき使われ、反発した琉球人を見せしめとして残虐な拷問とか虐殺をしているとでも言うのでしょうか?
ウイグルとかチベットでは漢人たちによって日常的にこれらの人権侵害が行われているかも知れませんが、沖縄でアメリカ軍がそのようなことをしているとは聞いたこともありません。

沖縄の米軍基地では「雇用」という形で琉球人が働き、給料は日本政府(すなわち日本国民)からもらっています。休暇もあり、自由もあります。これは勤労であって奴隷的扱いとは言わないのです。
「米軍基地の騒音がうるさい」とか、「オスプレイという飛行機が危険だ」などということで、「強制」だとか「民族自決権が抑圧されている」などということは出来ません。一般的にはそれは「我がまま」というようですよ。
酒に酔った米兵が喧嘩をしたり婦女子に暴行を加えたりする事件が頻発しているようですが、米兵をさそう女の子もうろついていると噂に聞きます。そして米軍が米兵を基地から出さなくなって、周辺の飲食店がこまっていることも事実なのでは?

非武装中立のモデルとしてオークランド諸島を挙げていますが、ニュージーランドの南にある、どちらかというと南極に近い場所にある島々には、地政学的に軍事の必要性がないということでしょう。あそこと沖縄海域を一緒に考えることは出来ないと思います。沖縄の地政学的な事情は、なにもこの研究所で調べなくても判るはずです。
太平洋の島々には軍隊がないなどとも言っておりましたが、それはアメリカの覇権があるからです。すなわち、アメリカの法律がその海域に生きているから平和なのですよ。何かあればアメリカ軍が居るという安心感が平和を維持しているということは、島の人々もよく理解していると思いますけどね。

沖縄の周辺、尖閣諸島で緊張が高まっているのは、侵略者がやってきているからです。この侵略者は沖縄に米軍基地があるから来ているのではありません。太平洋が欲しいから来ているのです。
侵略者を撃退すれば、また元の安全な海域に戻るのですよ。そして撃退するのは軍事力を使うしかありません。華人との交渉は軍事力なしには出来ないからです。(華人は暴力の信奉者ですから)

民族自決というのですから、台湾の独立も認めるのでしょうね。そうでないと辻褄が合いません。チベットやウイグルの独立も応援して欲しいですね。

このようなことを理解した上で、独立を目指すというなら良いのですけどね・・・

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