2013年5月11日土曜日

アメリカの懸念、「戦後レジームからの脱却」に対しての・・?


米議会調査局は、安倍晋三首相の歴史認識やそれに関連する発言は「東アジアの国際関係を混乱させ、米国の国益を損なう可能性があるとの懸念を生じさせてきた」とする見解を発表しました。(産経)

米議会調査局とは、米国議会図書館の内部局で、米国議会図書館は1800年に首都ワシントンD.C.に設立された図書館で、書籍や各種資料など一億点を超える資料を持ち、世界最大規模を誇る図書館です。
この調査局は、国政上のさまざまな課題について行った調査を報告するCRSレポートを刊行していますが、今回のCRSレポートは第二次世界大戦直後の資料を調査した結果をまとめたものではないようです。

報告書は、第2次大戦中の従軍慰安婦問題とか歴史教科書、靖国神社参拝に関する首相の言動について述べていて、韓国や中国だけでなく、米国からも「常に監視されている」と結んでいますが、第二次世界大戦直後の資料にはこのような記述は無いはずですからね。

従軍慰安婦という文言が使われたのは、1983年の吉田清治氏が出版した「私の戦争犯罪」という本に登場した言葉です。ただ、これは自身の告白のような内容で、客観的証拠には基づいておりません。戦争中の体験なのか妄想なのか・・・
現在でも韓国から国外に出稼ぎに出ている売春婦は世界で一番多いということですから、昔も今も変わらないというだけのこと。
そのことを知りながら、吉田清治氏は講演などでさかんに謝罪を繰り返していたようですね。
米国議会図書館には、日本政府がお金を支払ったことが書いてあるのでしょうか?それは日本政府が喝上げられたというだけのことですけど・・・

靖国神社参拝についても、1985年の中曽根康弘元首相の参拝から非難が始まったわけで、それまでは何も問題になっていませんでした。
A級戦犯が合祀されたのは1978年ですから、それも問題になってはいませんでした。
また、現在でも中共、韓国、北朝鮮以外には、靖国参拝に公式に反発する国はありません。、米国からも「常に監視されている」ということは、アメリカのチャイナロビーのことを言っているのでしょうか?

東京裁判の資料には、南京虐殺のことは出ているでしょう。その裁判で松井石根陸軍大将が、南京虐殺の責任を取らされて死刑になっておりますから。
ただし、松井石根大将はB級戦犯です。A級戦犯ではありません。もちろんAもBも関係なく靖国神社に合祀されております。

この南京事件さえ、中共と日本国内に居るサヨク団体の言うことが嘘であることを示唆する証拠もいっぱいあるようです。
東京裁判の判決にしても、検事のジョセフ・キーナン氏ですら、「なんという馬鹿げた判決か!松井の罪は部下の罪だ。終身刑がふさわしいではないか」と批判しています。
なぜ死刑になったか、あとで嘘がばれることを恐れて、「死人に口無し」としたかったのでしょう。それ以外に考えられないではないですか。

このようなことも、米国議会図書館の資料には入っているはず。このCRSレポートはどこまで調べたのでしょうか?そこに無いことを述べているのは、なにやら後ろ側で指図しているグループが居るようですね。
「歴史の正しい認識」をするためには、もっと資料の発掘と客観的評価が必要のですよ。

韓国の黄祐呂セヌリ党代表は、「(日本の)帝国主義的侵略についての日本政府の立場が明らかになった」と述べて、日本の国会議員の参拝を「国際的に議論し、規定するときだ」と、国際世論戦に持ち込む考えのようです。
「責任ある指導者なら正しい歴史認識を持ち行動に移すべきだ」と、韓国外相が求めたり、「安倍内閣の歴史認識は疑わしく、深く遺憾だ」と言ってみたり、さらに「円安から歴史認識に至るまで、日本の行動は(韓国に)不快感を与えている」などと、割と正直に言っている沈在哲最高委員もおります。

総合的に見て、韓国・断末魔の叫びに聞こえますね。
「アジア各国と共同対応する必要がある」と述べていますが、すでにアジア各国は日本よりも中共の脅威の方が心配になっています。ですから中共と強い関係を持つ韓国に同調するかどうか、よく考えた方がいいですよ。

その中共ですが、今「中国夢」という言葉が流行っているとか。これは習主席が頻繁に「民族の偉大なる復興の中国夢の実現」を繰り返すことを揶揄して流行っているようです。
微博(ミニブログ)などでは、「われわれの夢はただ、きれいな空気を吸いたいだけだ」という書き込みなどがあるだけだそうです。

尖閣を取り、やがてハワイも中共の領土となって、解放軍の「補給基地」になるのが習主席の中国夢のシナリオのようです。
しかし、外国資本が逃げ始め、人件費は倍に膨れ上がり、円安が直撃している中共。
あとは「中共の悪夢」につながっていくというのが、健全なシナリオのように思いますけど・・・

0 件のコメント:

コメントを投稿