2013年2月4日月曜日

政治家・平沼赳夫氏の国会質問


元自民党の衆議院議員でありながら、運命のいたづらで現在は「日本維新の会」の議員になっている平沼赳夫氏。
自民党を離れた原因は、小泉改革での郵政民営化選挙。民営化に大反対の平沼氏は自民党を離党せざるをえませんでした。

無所属になった平沼氏に、都知事の石原慎太郎氏が声をかけ「たちあがれ日本党」を結成、野党として活動を続けていましたが、今回の衆議院選挙で保守系野党の大同団結を叫ぶ石原慎太郎氏とともに、大阪の橋下市長率いる「日本維新の会」と合流、現在は日本維新の会・国会議員の会代表になっております。

「日本維新の会」は、もちもとが大阪の府議会議員が結成した「大阪維新の会」が母体の会派です。そこにたちあがれ日本から太陽の党に改名した直後の会派と合同したのです。ですから政治信条の刷り合わせが出来ておりません。

一番異なる部分が「原子力発電」の是非問題。
平沼氏側は「原発の継続は日本にとって必要不可欠」というスタンス。しかし対する橋下維新の会側は「脱原発」を旨とする主張でした。

さて、1月30日に行われた代表質問で、「維新の会」を代表して平沼議員が質問に立ちました。維新の会では、この質問で「原発の早期停止」を安倍首相に迫るよう、決められていたと言います。

国会で質問に立った平沼氏、質問の始めにいきなり「山田方谷」の話を始めました。
山田方谷という人物は、1805年に岡山で生まれた天才肌の人。家系は清和源氏の流れを汲む武家でしたが、時代の流れでそのころは百姓として生計をたてていました、
しかし才能は隠せず、5歳で儒学を学び、20歳で士分に取立てられ、そして藩政に参加、藩の財政の建て直しに貢献した人物です。

ようするに、このような人物を範として、アベノミクスを成功に導いて欲しいという主旨の演説だったと思いますが、どうしてこのような話をされたのか、中継を見ていてもよく判りませんでした。

ネットの記事で見たのですが、平沼議員はこの時、質問時間の時間切れで、原発の問題に触れなかったと言います。
そこで、この山田方谷の話の意味が理解できました。ようするに、自分の信条と異なる原発反対の主張は、いくら会派が決めても、「質問しない」ことで切り抜けたということでしょう。

さて、このことが日本維新の会の内部で問題になっているそうです。
もともと考え方が違うのですから問題にするほうがおかしいのですが、少なくとも原発の是非問題が維新の会内部では賛否両論があることになります。
会派内不一致ということですね。このままでは、維新の会は支持者を失いかねません。せっかくまとまろうとしている保守系会派ですから、なんとか分裂だけは避けたいものです。

維新の会が原発に反対なのは、橋下市長が反対しているからではないでしょうか?
そしてrは死した市長が反対しているのは、多分にポピュリズム的な行動様式から来ているもののように思われます。そこに発電量とかコスト、技術的なテーマが出ていないからです。
一方、平沼議員は現実的な意味において原発停止は不可能という考え方です。恐らくある数字は押さえているのでしょう。

維新の会の支持を落とさないためには、この対立意見をインターネット上で公開し、討論を行うことが良いのではないでしょうか?
ニコニコ動画などはすでに安倍首相も使っておりますし、それほど抵抗は無いと思います。また、原発問題では、マスコミの誘導によるサヨクの叫び声だけが大きく、まともな議論はされたことがありません。
マスコミに期待できない現状、ニコニコ動画ならば中立な報道が可能になりますし、この議題での討論は国民の関心を大いに集めるのではないでしょうか?

あくまでも「日本維新の会」の中のメンバーで討論します。「なぜ原発反対なのか」という主張と「なぜ原発賛成なのか」という、根拠を挙げての討論です。

私の知る限り、本当の放射能障害で亡くなった人の数はわずかです。被曝で犠牲になられた多くの方々は、火傷が原因。高温の火傷ではなく、熱を感じないマイクロ波による火傷。しかし火傷は火傷ですから、皮膚の半分以上が被災すれば、皮下組織が破壊され、皮膚呼吸が出来なくなって死亡します。

原発の事故くらいでは、このような被曝は生じません。
日本には中共の大気圏内核実験で、福島事故よりも多くの放射能が降り積もっているはずです。これらの放射能のことはまったく問題なかったのですよ。中共政府の睨みでマスコミが騒がないからね。

こんなことも、その討論の中ではっきりさせて欲しいですね。

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