2013年2月26日火曜日

安倍政権、内閣支持率がついに70%を超える


日米交渉を成功させて帰国した安倍首相。その内閣支持率が、政権発足時の62%から跳ね上がり、ついに72%となりました。
発足以来、中共海軍によるレーダー照射事件や北朝鮮核実験などの敵対行為が、むしろ安倍内閣にはプラスになったようです。

高支持率の安倍首相に対して、任期が今ひとつのオバマ大統領が、安倍首相の提案を否定しなかったことがさらに支持率を上げた理由でしょう。
軍事評論家の鍛冶俊樹氏によりますと、TPPについては「例外品目が認められた段階でもはや形骸化したと見ていい」そうです。

鍛冶氏は、この日米交渉の後の安倍首相の講演で「日米同盟はアジアのみならず中東、アフリカの安定にも有効」だと述べたと述べています。
おそらく、首脳会談の時に同様のいことをオバマ大統領に話したのでしょう。いやもっと詳しく、いかに有効であるかと言うことを・・・

安倍首相は、1980年代、安倍晋太郎外務大臣の下で外相秘書官を4年務めていたとのこと。そしてこの時、あのイラン・イラク戦争が勃発し、日本も石油確保の観点から独自の中東外交を余儀なくされました。
ここでかなり勉強されたのでしょう。安倍首相は日本の政治家でもっとも中東情勢に詳しい政治家なのだそうです。

オバマ大統領とケリー国務長官は、近々中東を歴訪する予定ですし、バイデン副大統領はイラン問題の専門家です。
安倍首相が中東問題を持ち出してきたことで、オバマ大統領もバイデン副大統領もケリー国務長官も、「安倍となら世界戦略を語り合える」と思ったであろうことは想像できます。
アメリカにとって、同盟国と世界戦略を話し合えることは、かなり嬉しいことだったのだろう・・と鍛冶氏は述べております。

日米同盟がこれから封じ込めるべき対象国は、中共、北朝鮮、イラン、パキスタン、シリアの5カ国になるとか。
あとは日本が景気回復、即ちデフレ脱却を果たし、憲法改正に着手し、そして世界戦略をアメリカとともに打ち出せれば、多くの国際問題が解決に向かうはずです。
そして、それを持って「日本を取り戻す」ことが出来たのであり、イクオール・パートナーとしての日米同盟が成立することになります。

安倍首相は、アメリカに何を伝えるべきかを知っていたようですね。
イランと北朝鮮の密約なども、安倍首相はなんらかの情報を持っていたのではないでしょうか?
北朝鮮が安倍氏を嫌い、首相の座から引き摺り下ろすことを画策する理由も、単に拉致問題で裏切られたという問題だけではく、まずい情報を安倍首相が持っているからかも知れません。

ロケットの技術と核爆弾の技術は、イランと北朝鮮のつながりを示すものです。人工衛星を上げたり、猿の宇宙飛行を成功させたりしている背景を、安倍首相はしっかりと掴んでいる・・のかも知れません。

インドで核実験に従事していたと思われるカーン博士は、現在パキスタンに居ります。
安倍首相は、第一次内閣の時、インドを訪問しています。何らかの情報を得ているとも伺えるのではないでしょうか?

アメリカは、世界中に情報網を持ち、特に中東問題には詳しいはず。しかし、極東のことはどうもいまいちです。
対中戦略にしても、中共の現実を知りません。国土の広さと人口を市場とみなして突っ込んでいきます。政治的な観念が違い、交渉の仕方も違う国家「中共」。そして穂がしアジアの国々の対中感情など知る由もありません。
ですから中東政策もどこかが抜けてくるのではないでしょうか?

対イスラエルと対中東イスラム圏という構図でしか見ていないアメリカ。そこに北朝鮮がつながり、その北朝鮮をあやつる中共という見方が出来ていないようです。
そこを安倍首相が突っ込み、「日米同盟はアジアのみならず中東、アフリカの安定にも有効」という具体的な提案(アメリカの持っている情報に繋がる提案)がなされたのではないでしょうか?

日本における支持率の高さが、いつまで続くかは判りません。7月の参議院選挙まで何とかデフレ脱却の実感を、多くの国民が持てるまで持っていって欲しいですね。
そうなれば、支持率は下がらないと思います。
しかし、参議院で13~15日の審議を行い、18日に成立させるはずだった24年度補正予算が、26日(今日)の採決にずれこんでいます。25年度予算は28日に国会提出の予定だそうです。矢継ぎ早に予算を通すことで、デフレ脱却を図る考えのようです。

それは日本のためだけでなく、世界の為にもなることですから。

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