2012年7月18日水曜日

日中戦争の戦況、最近の話題

現在日本と中共は、尖閣諸島を挟んで向かい合い、どちらが先に銃を抜くかをけん制しあっているような状態ですね。
日本に先に銃を抜かせようと、中共の恫喝が激しくなっています。しかし、日本は余り動じていないようです。鈍感なのかどうかは判りませんが。

玄葉光一郎外相が、東京都による尖閣諸島購入計画を批判した丹羽宇一郎駐中大使を一時帰国させたのは、「丹羽氏に日本の考え方を正しく伝達するよう指示す る」ためだったと外相は述べましたが、明らかに漁業監視船の尖閣周辺の領海に侵入したことに対する抗議であることは、世界の知るところです。

翌日には、もう中共へ戻ったということですから、かなり腰の引けた抗議になっていますが、それでもアメリカはきちんと国務省のベントレル報道部長を通して 「日中関係の安定は域内全体の利益と信じている」などと述べ、「前向きで協力的な関係」を保つよう両国に求めるコメントを出しました。
このアメリカのコメントは、日本が中共に対して「抗議」を形にしたことを裏付ける発言です。これで日本政府が普通の国家であれば(敗戦国の呪縛がなければ)、3度目の侵入では武力行使できるのですけど・・・

日本からすると国際条約を無視し、中共の勝手な解釈を押し付け、領海扮装を起こす中共こそが問題なのであり、このような行為そのものが「戦争への序曲」であることを強く訴えるべきでしょう。

今回の領海侵犯は、今年3月に発生した侵犯事件の繰り返しであり、とても容認できるものではありません。
2度目の侵犯に、外務省は程永華駐日中国大使を呼び、「領海に侵入したことは非常に深刻だ。わが国として容認できない」と抗議したようです。
しかし、程大使は尖閣諸島について「中国の領土だ」との何の根拠も無い従来の主張を繰り返しただけで、何の対策も打ってはいないようです。
ここまで日本を馬鹿にする中共ですが、対ロシアに対しては腰の引けた対応をしているようです。

日本海側のロシアの排他的経済水域で、16日、停船命令を無視して逃走した中共漁船に対してロシア警備局の警備艇が警告射撃し、拿捕しました。
どうやらイカの密漁をしていたらしいのですが、中共政府は何の抗議もしていません。

強い力には屈折した態度を取り、弱い力には人間性を疑うような暴力を振るう中共。妄想平和にかまけて60年以上も軍事力を低下させてきた日本を馬鹿にし、そして領海の問題も「対日関係ならどうにでもなる」という思いが強いのでしょう。

17日に、尖閣諸島が日本の領土であることを示す新しい証拠が出たようです。
長崎純心大学の石井望准教授(漢文学)が発表しました。内容は「1561年に、明から琉球王朝(沖縄)へ派遣された使節、郭汝霖(かく・じょりん)が皇帝に提出した上奏文に「界地は赤嶼(せきしょ)と名づけらる」と書かれていると言うことです。

界地とは、国境線を意味し、その島が「赤嶼」となっているということ。そして赤嶼とは現在の大正島であるということです。
「赤嶼」という名前は琉球人が命名した呼び名で、ここまでが琉球領土であるということを意味します。
そしてそれを「明の皇帝の使節団がそれを正式に認めていた」という裏づけであり、琉球は現在の沖縄で、日本領土である故に、尖閣諸島は現在も日本の領土というわけです。

もっとも、このことは日本政府が「尖閣諸島」を守らなければならない義務を持つことを意味します。
これで正々堂々と中共の侵略に対して防衛出動が出来ることになっただけ。
国際法はあまり意味はありません。国家以上の上部機構を人間は持ち合わせていませんからね。宗教は別ですけど。国際連合は「連合軍」のことです。戦争の機関であることをお忘れなく。

そして、こんな学術的なことで怯む中共ではありませんからね。欧米を見ていると判るように、国際法無視が大国の特権であると思い込んでいる中共かも知れません。

進行中の日中戦争。現在の戦況はこんなところでしょうか。

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