2012年5月26日土曜日

NHKの集団訴訟、いよいよ佳境に


昨日のF35についてですが、垂直離着陸は、垂直用ファンによるものでハリアのベクトル変換ではありませんでした。訂正しお詫び申し上げます。

さて、NHKが平成21年に放送した「ジャパンデビュー・アジアの一等国」が、歴史捏造になるかどうかの裁判です。
このプログラムが放映されると、日本全国から「捏造ではないか」「中共の日台分断の工作ではないか」などの噂が飛び交い、ついに「日本文化チャンネル桜」という衛星放送/インターネット放送局が中心になって民事訴訟の委任状を集めたところ、1万人以上が呼応し、史上例の無い1万人の集団訴訟となったものです・
この訴訟には、名誉毀損を受けたとする台湾の方々も加わっていますから、NHKも大変です。

その訴訟が3年経った今も継続されていて、平成24年5月18日にはついにNHKの「島田雄介氏の 証人尋問」が行われました。
この訴訟の内容は、「著しい偏向報道、歪曲、捏造、印象操作」がなされた放送を、公共放送が行うことに道義的責任を問う」というものです。

そして裁判の進展を見ていますと、NHKが意図を持ってこれらの番組を作成していることがはっきりとしてきます。
公共放送は公平な立場で報道しなければならないということ。即ち、歴史を報道する場合は、できるだけ客観的に、判断は視聴者が行えるようにすべきという暗黙の決め事があるはずです。
結論に意図が感じられるものは、放送すべきではないということです。

それは確かに難しいことです。本来は公平な立場での報道などは無理でしょう。ですから放送局自体が、そのスタンスを(例えば「保守系」とか「革新系」などと)明確にして、そのスタンスから報道していただければ、視聴者は両方の報道を見て、どういうことなのかを判断することが可能になります。
ですからNHKという公共放送の在り方そのものが、難しすぎると思うのですけど・・・
そこが明確になり、NHKの報道の在り方が変われば、この集団訴訟は有意義だったことになるのですけどね。

福島の原発被災による事故の影響についてインターネットで調べていたら、NHKスペシャルの「封印された原爆報告書」という番組すべてが、動画でアップしてあるのを見つけました。(偶然ですけど)
これを見ると、NHKの意図的報道がどのようになされているかが見えてきます。
http://www.dailymotion.com/video/xkca1f_yyyyyyyyyy_news

この番組は、次のような意図を持っているようです。
「敗戦を悟った日本軍が原爆被害調査を行い、敗戦後、アメリカ軍が知りたがっていた原爆の効果を知る資料としてそれを渡し、保身を計った。被爆者の犠牲を使って。そして国はその後、被爆者を見捨てた!」

しかし、この番組の中のインタビューをよく見ると、話している人たちはこのような意図は知らないようで、自由にしゃべっています。意図的な質問の時は、回答に詰まっている様子が伺えます。恐らく言いたいこととは違うので、即答できないからでしょう。
そこを編集とナレーションで、日本人が好むように「ウエット」な表現にしてまとめ、意図的方向に偏向させるわけです。

これを見ると、1回見ただけでは「日本軍はそんな保身を計っていたのか。アメリカ軍は血も涙もないやつばかりだ!」と思うでしょう。そう感じるように構成しているからです。
しかし、一度ではなく何度も見てみますと、おかしな点が次第に見えてきます。

インサートショットで、白骨化した頭蓋骨がチラッと出てきます。核爆発で無くなった人は、あんなにきれいな白骨にはなりません。これは印象操作です。
放射線の後遺症があるようにナレーションでは語っていますが、現実の写真は核爆発による高温でのやけどです。そして爆発時の強い放射線でのやけどは、皮膚細胞生成構造を破壊しますから、やがて皮膚呼吸が出来なくなって死亡します。 やけどが部分的で、皮膚呼吸が可能であれば生き残ることになります。
後遺症は、やけどの後遺症であって放射能後遺症と言える障害は、きわめて少ないように、この映像を見ていて感じました。

「市入被爆」と言っていますが、爆発5日後に爆心地に入り被爆したという人は、放射能粒子を体内に入れてしまった体内被爆者でしょう。癌に苦しんでいてお気の毒ですが、発生率は少ないようですね。このような被害者の記録探しに苦労しておられたようですから。

この番組の見方ですが、数回見ると「封印された原爆報告書」の封印とは、放射能はさほど怖くは無いことを封印したのでは・・・と言うことが見えてきます。
なぜなら、その後の核戦略と冷戦構造は、人類は直撃をうけなくても放射能による被害によって全滅する。だから核戦争は、人類の破滅を意味する・・・という核抑止での平和を作りましたから。

NHKの偏向報道は、ぜひ録画して何度も見てみましょう。インタビューを受けている人の困惑の表情などから、NHKの意図を見抜き、それを差し引いて見ると、本当のことが見えてきますよ。

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