2019年12月31日火曜日

新・悪の帝国

新・悪の帝国とはもちろん中華人民共和国のことです。
昔、故)レーガン大統領の時代には、ソビエト連邦が悪の帝国でした。しかし今、ペンス副大統領が述べた「悪の帝国」は中華人民共和国になったのです。

ソビエトを「旧・悪の帝国」と呼び、中共は「新・悪の帝国」という訳です。旧・悪の帝国は経済制裁で崩壊しました。そして現在は中共が経済的に追い込まれています。

経済制裁となれば、ディープステートが動いていることになります。ですから現ロシアも悪の帝国と呼びたいところでしょうが、トランプ大統領のロシア疑惑は失敗に終わり、ウクライナ疑惑も失敗しそうな状況にあって、アメリカ世論は「新・悪の帝国(New Evil Empire)」としての中華人民共和国、特に習政権の代名詞にしてしまったようです。

切っ掛けはもちろん2019年6月から始まった「香港デモ」です。ペンス副大統領の演説によって、中共は「新・悪の帝国」になったわけです。
そして香港デモはいまだに収まりません。アメリカのバックがあるからではなく、香港の人々の新・デモ戦略が優れているからだそうです。

2014年に雨傘革命という香港デモが行われました。催涙弾に雨傘で対抗したデモでそう呼ばれた反中デモですが、これは失敗に終わりました。デモをリードしたリーダーたちが逮捕されると、急激にデモが収集してしまったからです。

それから約5年、香港の学生たちを中心とした反中共・民主派たちは、中共が民主主義を理解していないことに気付きます。
そこで究極の民主主義を作戦に取り入れます。いわゆる「リーダーのいないデモ」戦略です。

昔ブルース・リー(故人)という香港出身の映画俳優が居りました。ヒット作品が多くあった俳優ですが、彼が友人に残した「水になれ」という名言を使って、「Be Water戦略」と名付けられたデモの手法は、スマホとインターネットを使った面白い方式です。
デモ隊は水の様に、予測不能の流れをするという方式。

使われたアプリが「telegram」というもの。何らかの投票をネット(Lineも可)で行うためのソフトで、デモ行進中にスマホで次はどこに行くべきかを参加者が入力します。時間が来ると多数決で次の行き先が決定し、デモ隊は一斉にそこに向かうという予測不能のやり方です。

またAirDropというアップルのアプリも使われていたようです。これはiPhoneなどアップルの機械でしか使えませんが、これも有効に使われたようです。
「何時にどこに集まれ」とか「ここでのデモは7時に撤退。次はどこ・・」という具合に取り締まりを回避しながらデモ(主張の発信)を繰り返しているのです。

これが「リーダーのいないデモ」を成功させたデモ作戦で、これが世界中に広まっています。
来年はこのようなデモが世界中で起きるでしょう。ターゲットは中華人民共和国です。現在は「東トルキスタン」のデモがインドネシアで行われています。そこでこの方式が取られたようです。

また、スペインのカタルーニア独立運動のデモにもこの方式が取られているとか。今後はこれが反中デモの標準になって行くかも知れませんね。

この香港デモ方式は来年には世界中の反中共デモで使われることでしょう。日本のような中共に乗っ取られているような国家では規制が厳しく出来ないかも知れませんが、香港デモが長引くほどに中共の国内でも反習政権のデモが起きるかも知れません。
そうなれば中華人民共和国も瓦解の様相を示してくるでしょう。中共国内では反習近平の動きが少しづつ溜まってきているようです。

人口の2人に一台と言う監視カメラの存在、世界中から個人情報を集めるTikTokという動画投稿サイトやファーウエイなどのスパイチップの入った安価なスマホなどで個人情報を集めている監視社会が中華人民共和国です。
その国民(人民)は表では「犯罪が無くなったし安心して住める。個人情報が取られても安心して住める方が良い」などと語りますが、もちろん監視されていることを知っているから言うのであって、心の中では反対なのでしょうね。

インターネットによって明らかになって行く「共産主義」の愚かさ。ディアスポラ・ユダヤ(最近は「左傾ユダヤ」と言っているようですね)が画策する世界支配のための「共産主義」から「グローバル主義」への変遷。
そしてグローバル化によって崩れていく主権国家の現実。その先鋒たるIT革命やAI革命、そしてデジタル通貨。インターネットの乗っ取りで戦う「中共」と「グローバリスト達」の戦い。

国家主義を掲げるトランプ政権のインターネット利用はツイッターから始まりました。

中共と日本を同時に潰せるチャンスと、左傾ユダヤが観ている「習主席の国賓来日」は、グローバル化の意味を知らない安倍政権のアキレス腱となっているように見えます。

国家主義も、香港・台湾などの独立主義も、そしてグローバリストも華夷秩序の中共も、すべてがインターネットの覇権を目指してい戦いを続けています。

その中で、「悪の帝国」として世界中からボイコットを受けている中華人民共和国です。
習主席の国賓来日で、この中共と我が日本が「悪の枢軸」として世界中からボイコットされることがないように、祈るばかりですね。

来年になれば、我が日本が自由主義国家圏に残るか、それとも中華圏という悪の枢軸に分類されるか、世界が判断する厳しい年になるでしょう。
国民の大半は自由主義を望んでいます。しかし安倍政権は悪の枢軸に身を売った経済界の指示と同様の議員達の共謀で悪の枢軸側に付こうとしております。
安倍政権をもってしても、国民の望みとは逆を向く日本。それだけ中共のサイレント・インベージョンが完成しているとも言えるのではないでしょうか・・・

それでは・・良いお年を。

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