2016年5月24日火曜日

間違っていないか、日本の民進党

民主党、改め民進党となった日本の野党第一党ですが、夏の参議院選挙に向けた政権公約(マニフェスト)を公募するという提案があったそうですね。

政党と言うのは、まず初めに公約があるのではないでしょうか。政治的主張があって、それを国民に訴えて、ある人数以上が賛同し、選挙を通して国政に参加し、その主張を国家レベルの施政に反映して行く(立法化する)のが政党だと思っていました。

しかし、日本の民進党のやっていることは、先ず政党を作って、その後で政権公約を作り、しかも政党の議員達がまとまらないので、国民に向けて公約の公募を検討しているわけですね。
つまり、自分たちではまとまることが不可能なので、国民の声という大義を使ってまとまろうとしているようにしか見えません。
もし、「憲法を改正して防衛軍を持ち、富国強兵を進める」という公約が国民の間から出てきたら、それを採択するのでしょうか?

ここで民進党の意見とは違うとしてネグレクトするなら、公募の意味などないのです。この様な検討をすること自体、民進党は政党ではなく「落ちこぼれ議員の集団」であり、破局を迎えたサヨクの敗残の集合であることを物語っていますね。

政党を大きくするのは、その公約に賛同する国民を多くすることです。そのためには、公約を判りやすく、そして透明性の高い運営をしながら、国民に政策をアピールしていくしかないはずです。

例えば国民が違法行為を繰り返す中共に腹を立てて戦争に突入しようとする時、それを諫めて「話し合い」に持ち込むのは政治家の仕事です。しかし話し合う以上、相手を会議で屈服しなければなりません。その為には手っ取り早いのが相手より強い軍事力を持つことです。
または、我が国に同調する多くの国家の支援を得ることも重要な手法です。これらの準備をしたうえで「話し合い」に挑むわけです。

自民党・安倍首相はそのことが判っています。もちろん中共・習近平氏も判っています。ですから南シナ海に人工島を作り、軍事的強化を図りながら、欧州、豪州などに金をばら撒き中共への支援を得ようと必死になっています。
これが「平和維持」の原則だと思います。

ところが、日本の平和活動団体(政党も含む)は、「子供を戦場に送るな」とか、「戦争反対」などのいわば国民を恫喝するようなスローガンだけで、現実の平和活動など何もしていません。

大東亜戦争についても、日本共産党は「我が党だけが戦争に反対していた」などとうそぶいていますが、彼らは戦争回避のためになんの活動もしておりませんでした。ただの口先介入だけだったと思います。
むしろ連合国側に居たソビエト連邦と連絡を取りながら、日本の共産主義革命を推し進めていたのではないでしょうか。

日本の民進党は党のロゴマークも一般公募で決めております。党名の頭文字の「M」を図案化し、2人の人物が手を携えて未来へ進む姿をイメージした図柄ですが、この透明を英語でDemocratic Partyとしております。本当にデモクラシーの意味が解っているとは思えませんが・・・

このロゴマーク、4月の上旬から公募したそうで、3676案の応募があったそうです。その中から国会議員や地方組織による投票やインターネットでの意見募集を行い、最も支持を集めた案を採用したそうですが、ではどのくらいの投票があったのかについては公表しておりません。

このように、オープンに見えてどこか隠蔽癖のある日本の民進党です。
また、投票者は本当に3676案の図版を吟味したのかどうかも定かではありません。思うところ多数の判断によって多数決で決めた・・ということを民主的なやり方だと思っているように見えます。

ですから「公約(マニフェスト)」も一般公募しようなどという本末転倒な意見も出てしまうのではないでしょうか。

よくヘタレ・サヨクが、「国民を無視している」などと勝手に国民という言葉を使っておりますが、これも同じような感覚で、「民主的」という意味を取り違えて発信しているように思います。

ある社会の行くべき道を考えて、それを多くの人に何らかの方法で伝え、多くの賛同者が集まることで政党が出来上がります。ですから政党が出来てから公約を作ることがおかしいのです。

自由民主党は、占領憲法を破棄して自主憲法を制定することを結成時の公約として団結した政党です。与党になれば行政のことも行わねばならず、長期にわたって公約を先延ばしにしてきました。
安倍政権になって、やっと憲法改正の議論がなされるようになりましたが、本来は改正ではなく「占領憲法の破棄と自主憲法の成立」が公約である政党です。(「日本の心を大切にする党」のマニフェストもそうなっていますね)

このことをはっきりと表明しているのは、元都知事の石原慎太郎氏だけです。彼は「あんな憲法は破棄して、大日本帝国憲法に戻し、それを時代に合わせて改正するのが筋」とはっきり語っておりました。
この意見、賛同者も多いように思いますが・・・

そういう憲法を護持し、それで平和になると妄信し、売国政党に擁護されて当選してきた議員達は選挙が怖いのです。理由は我が国が民主国家だからです。そこで再び当選するように自分を請け入れてくれる政党に身を寄せます。それが日本の民進党だったようですね。

だから公約が作れないのではないでしょうか・・・

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