2015年9月8日火曜日

世界の経済・中共離れ

トルコで行われていたG20:財務相・中央銀行総裁会議が終わりました。
「中共ショック」に伴う世界株安から経済回復を維持するため断固とした行動を取ると明記した共同声明を採択したとのことです。

新興国に警戒感が強い米国の利上げは慎重に実施。自国の輸出振興を狙った「通貨安競争」をしないことを確認。このような内容だったそうです。
8月に行われた人民元切り下げが「中共ショック」の発端となったとして、中共を事実上牽制する展開となって、中共経済に関して集中的に討議がなされるなど、問題国家・中共の経済をいかにするかが中心的なテーマになったようです。
そして、中共に構造改革を迫る声が相次ぐ異例の展開となってしまったとか。

麻生太郎財務相は、上海株式市場の乱高下をめぐる中共当局の対応を「普通の国ではないような市場介入だった」と述べ、その異常さを表明しています。

G20とは、アメリカ合衆国、イギリス、フランス、ドイツ、日本、イタリア、カナダ、欧州連合、ロシア、中華人民共和国、インド、ブラジル、メキシコ、南アフリカ、オーストラリア、韓国、インドネシア、サウジアラビア、トルコ、アルゼンチンの20か国のことです。
前回、ワシントンで4月に行われたG20では、中共がAIIBについてその意義などを述べていましたが、今回はほとんど中共の出番はなかったようで、一方的に非難されていたようですね。

非難されっぱなしの中共は、同じその頃国内で「抗日戦争勝利70年記念式典」の式典を行い、国民の目をG20から反らそうとしていました。
日本からは国民の声を無視した村山元首相が出席したそうですが、ともかくマイナーな首脳が集まった記念式典だったようですね。

共産主義という封建社会を続ける中共ですが、すでに経済は崩壊していると思います。彼らが考えることは、周辺国から金をとって再建すること(朝貢主義)ですから、AIIBという発想は出来ても生産性を上げて復活するという発想は出来ないようです。
軍備拡張によって周辺国を脅し、「無理やり朝貢」がしたいところですが、軍事技術がいまだ20世紀の中共にとって、それは無理ではないでしょうか。

「どんな犠牲を払っても、核武装が必須だ」と述べたのは毛沢東主席でしたが、すでにその核兵器も時代遅れになりつつあります。
やがてどうにもならなくなる中共ですが、この国を狙っているアメリカ資本とは別の、ドイツの動向があることに注意すべきでしょう。

いまやドイツは、ユーロという共通通貨を使ってナチスが目論んだ第四帝国を実現しつつあります。足を引っ張るギリシャ問題なども、ドイツにとってはほとんど影響のない経済問題で、難民問題もドイツでは「食わせてやれば奴隷のように使える」という自信を持っているように見えます。
結局、あくまでも英国・アングロサクソンとの対決が宿命のゲルマン、その本質的に変わっていないような気がしますね。

ドイツにとって、ユーラシアの東の中国大陸は有望な地域なのです。ゲルマン人と中国人はなぜかうまく融合するようです。
経済破綻した中共は、ドイツにとってはとても好ましい状態となってきているのかも知れません。
軍事技術提供と言うより、兵器そのものを提供してアメリカ・アングロサクソンと対峙させる構想は、ゲルマンの宿命として持っているでしょう。

第二次世界大戦は、ヒットラー総統の人類史的判断で日本と組んだわけですが、「だから負けてしまった」という感情も持っているかも知れませんからね。
ナチスが政権を取るまでは、日中戦争に向けてドイツの優れた機関銃などを中国匪賊(国民党)に提供していたドイツであることを忘れてはいけません。
また、南京大虐殺の嘘を演出したのも、当時南京で医者をやっていたドイツ人であることも忘れるべきではありませんね。

習政権は、この中共の経済破綻を恐怖政治によって克服しようとしています。その反発が連続している工場の爆発事故で、それが江沢民派などの隠密工作であることが次第に明らかになっているようです。
そして習政権が崩壊すれば、次第にドイツの軍事技術協力によって別の政権が台頭してくるのではないでしょうか。

習主席は「日本は永遠の敵である」と述べています。それは宿命的なものと言うことでしょうね。
何とか日本に対して明確な優位を築き、日本を劣等国として葬りたい華人にとって、このゲルマンの持つ「アメリカ・アングロサクソンの封じ込め」とで利害が一致するわけです。
そして独裁と謀略は、華人もゲルマンも得意とするところのようですからね。

自由と平等のG20:財務相・中央銀行総裁会議が出した「中共への注文」ですが、中共には出来ないでしょう。経済崩壊する中共に、チャンスとばかり乗り込むドイツ・・・そんな構図が見えてきませんか。
安倍政権は、アメリカとともにこのゲルマン・中華連合軍と立ち向かわなければならないのかも知れませんね。

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