2013年11月19日火曜日

韓国の反日、留まるところを知らず

「まだ歴史に対する心からのおわびと反省を示していない」とは、韓国の鄭首相が11月17日に述べた言葉です。抗日運動家らをたたえる式典のあいさつでの言葉で、「日本の一部指導者が過去の軍国主義に回帰しようとの言動まで見せている」と指摘もしたようですね。

朝鮮半島が日本の安全保障にとって重要な位置にあることで、日本と朝鮮とは常にかかわってきました。
しかし、朝鮮の意識には中華思想が根強く、華夷秩序によって日本を下に見る潜在意識があるようです。これが日韓関係の根底にあることを忘れてはならないでしょう。
ですから、朴大統領が中共に赴き日本批判をしたのも、この華夷秩序の上部に訴えたという形式になるわけです。

日本は、聖徳太子の時代にこの華夷秩序から抜けております。そしてその後、大陸とは関係なく独自の文化を発展させ、日本を形成してきました。
しかし朝鮮半島は中国の干渉を強く受けながら、さまざまな国家の成立と滅亡を繰り返し、ほとんど文化を熟成させることが出来なかったようです。
出来ては消えていく国の中で、比較的長期に渡って続いたのが、北の「高句麗」と南の「百済」「新羅」だったようです。

1300年代に、これらの国は李氏によって統一され、李氏朝鮮が建国されます。江戸時代に付き合ってきた朝鮮は、この李氏朝鮮でした。
現在と同じように、華夷秩序で日本を見る朝鮮は、「朝鮮使節団(朝鮮通信使)」を日本に送り込み、日本の情報を探っていたようです。(特に技術情報などで、貨幣経済なども学んでいたらしいですね)

しかし「華夷秩序」にこだわる朝鮮と、そこから脱した日本・徳川政権とは常にもめていたらしく、それが未だに日韓間に残っているように感じます。
朝鮮は、北側からの驚異に対抗すべく、日本の後ろ盾が欲しかったようですが、徳川政権はあまり相手にはしていなかったようです。

朝鮮はこのように常に周辺国からの脅威にさらされ、また朝鮮も強い国家に従属することで安全保障を成立させてきた歴史の国(?)でした。
李氏朝鮮も中国に対しての朝貢がすごかったようです。それゆえに国内は疲弊し、国富は形成されず、貧困が国を覆っていたようですね。

日本が明治維新で近代化に着手しても、李氏朝鮮は何もしませんでした。清国が朝鮮を冊封体制にしっかり組み入れていたからかも知れません。
明治初期、日本に征韓論(朝鮮を開国させる論議)が起こります。敵はロシアでしたが、朝鮮が鎖国のままで清国の影響を強く受けていることが、ロシアの南下を招く危険があったからでしょう。
そしてその清国と日本がついに戦争に入り、日本が勝利して李氏朝鮮は大韓帝国となります。

こうして韓国として開国した朝鮮ですが、ロシアはこれを快く思いません。今度は朝鮮半島へロシアが直接チョッカイを出してきます。
欧州、特に英国のロシア嫌いなども手伝って、日本はロシアと戦争に入ります。日露戦争は日本の奇跡的勝利となりますが、この勝利が欧米諸国に対日危機感を生みだします。まあそれはともかく・・・
どんなことでも常にオーバーシュートする朝鮮の気質が、日韓併合への流れを作っていきます。

ロシアは共産主義革命をやりとげ、ソビエト連邦となってさらに南下を画策し始めます。清国を解体し、近代化させるために満州国の建国に協力した日本は、ソビエトの南下を防止するために満州に軍隊を派遣します。そんな中で日韓併合の運動が始まり、ついに日本は韓国の併合を決断してしまいます。

日本にも韓国にも併合に反対する勢力はおりました。しかし多数をもってなされた併合だったわけですね。
欧州で始まった社会主義革命は、ドイツの国家社会主義(ナチス)の台頭で変質していきます。戦争が始まりフランスがドイツに占領され、そして危機に陥った英国がアメリカに助を求め、枢軸国と連合軍という区分けで第二次世界大戦が始まります。
この時、韓国は日本として枢軸国側で戦いますが、思惑が外れて日本の敗戦となり、あわてた韓国は「日本に支配されていた」として連合国側の制裁を回避する画策を行います。

主体性がなく、独立のための積極的な戦いも回避し強者従属の朝鮮体質が、ここから「反日」となって行くのは仕方がないことかも知れません。
第二次大戦後の日本の脅威的復興も、韓国にとっては思惑違いであり、その後に続く中共の経済発展も思惑違いであり、そしてアメリカの経済破綻も思惑違いだったわけです。
強国が入れ替わり、どこに従属したら良いか判らない時代となって、朝鮮は再び安定していた昔に帰っていくようです。
「反日」だけが韓国の拠り所となった今、華夷秩序だけが唯一の日本に対する優越感となって、中共に媚を売ることになってきたようですね。

相変わらずの「日本への謝罪要求」ですが、もはや世界がそんな時代ではなくなっていることを、もっと真剣に考えた方がいいと思うのですけどね・・・

0 件のコメント:

コメントを投稿