2021年5月13日木曜日

働き方改革の基本

最近「働き方改革」なる言葉が使われています。

以前から使われていましたが、武漢コロナウイルスの流行で在宅勤務が多くなり、次第に「会社のオフィスに行かなくても仕事は出来る」という感覚が定着してきたことから、再浮上してきたようです。

しかし工場勤務や運送業などは在宅では出来ません。あくまでも事務系の仕事が「リモート勤務可能」というだけのことです。

営業はいままで電話と訪問が主流でしたが、今はメールとホームページなどの情報ネットワークを使って行っているようです。
一般小売もネット通販が盛んになり、アマゾンや楽天、ヤフーやモノタロウといった多種多様な商品を取り揃えたメガネット通販から、特殊な商品だけを取り扱う通販まで様々な形態が登場しています。

最近はDIYの店に行って探し、店員から「あれはもう製造していませんよ」と言われた商品が、アマゾンで検索すると出てきて買えたりしたこともあります。

MAKUAKEというサイトなどは、新商品のアイディアが並び、クラウドファウンディング式のやり方で開発資金を集めて販売すると言うような手法も現れています。
開発製造は日本国内のメーカーや韓国系、中共系等のメーカーがあるようですが、資金提供(ようするに購入すると言う事)をすると開発期間中はメールで進捗状況などが配信されてきます。

このように、少しづつ働き方が変わってきていることは判りますが、まだこの様な変化に戸惑っている方々が圧倒的に多い様です。

日本人はなかなかチームを作れません。企業内であれば可能なのですが、企業を越えて個人で集団を作ることは難しいようです。
同じ考えの人間は集まるわけですが、例えば各種別の専門分野の人達が集まってチームを作ることが難しいようですね。感覚的に遊びと仕事の区別が出来ず、遊びであれば集まれる様ですが、仕事となると利害関係が先に立って難しくなるようです。

また、こような謳い文句での詐欺も流行っているようですから。注意が必要なことも事実ですね。

現代経済は何と言っても「物作り」が基本です。サービス業など生産と消費が同時に行われるような経済は弱いものです。
金融などは、「物作り」から利潤を吸い取る仕組みに他なりませんから、「物作り」が衰退すれば金融も衰退します。(マネーゲームは虚業です)

中共に対してアメリカが経済圧力を掛けていますが、それでも「物作り」を手に入れた中共が強いのも、「物作り」が経済にとってどれ程強力かが判ります。
ただ製造情報を日本やアメリカから盗んでいたことなど、卑怯な手段では今後の成長には疑問がありますけど。

これまで「物作り」の世界では「コストダウン」が主なテーマでした。それは「安く作って高く売る」という金融世界の様式を物作りに当てはめてきたからです。
その結果、中共の独り勝ちになって行きました。なにしろ人件費が安い時代でしたから、同じものが中共製は安いと言うことになり、日本でも価格破壊の波がやって来たわけです。中共の人件費が上がってくると「善意の犯罪者」を作って奴隷化した労働者で安い生産を続けております。

このような中共と対峙する戦略と働き方改革をかみ合わせて、経済的に対中勝利に向かうという方法を考えました。
それは「壊れない物を作る」と言うことです。物は必ず壊れます。それを「買い替え」ではなく「修理再利用」が可能なように作ると言うことです。

それには、家電などの廃棄処分の費用を極端に高くすることです。すでに家電のリサイクルは専門業者の間では行われているようですが、結構高い値段が取られているようですね。「壊れていてもかまいません」などと言って廃棄家電を集めて回る業者もおります。

物の価格の高い安いは、買う時点だけでなく、どれだけ持つかという時間も考慮しなければならないでしょう。「安物買いの銭失い」とは、買う時点だけしか考えない消費者を指しているようです。

修理をするには、その製品の情報が必用であり、部品が商品として流通していなければなりません。情報と部品があれば、街の電気屋さんや工務店など、職人商店が復活していくのではないでしょうか。
中共製品は修理に対応していないはずです。そんなことをしたらコスト高になりますからね。ネジを使う所を接着などで済ませます。接着されると修理が出来ないかまたは高くつきます。修理可能な商品が選ばれるような動機付けが廃棄時の高額化です。
それによって物の動きと職の多様化、そして経済を活気づけることが結び付けられれば良いのです。

これまで、消費生活(=使い捨て生活)ということで洗脳されてきた日本国民。これを「生涯に渡って使う物」の購入とし、「修理がしやすく修理代が安くつく物選び」という感覚に変えることが必用になるのですけど。

ようするに、働き方改革とは「消費生活の改革」が基本となるような気がするのです。

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