2017年8月6日日曜日

「嘘」は結局バレるだろう

ナチスで大活躍したゲッベルス宣伝相は「十分に大きな嘘を頻繁に繰り返せば、人々は最後にはその嘘を信じるだろう」と述べたそうです。ケントギルバート氏によりますと、これは「嘘も100回繰り返されれば真実となる」と同じ意味だそうです。

中共が宣伝している南京大虐殺も、韓国や北朝鮮が喧伝する慰安婦:性奴隷問題も、このゲッペルスの言葉どうりに繰り返しているのかも知れません。
しかし「日本軍がやった」という文言があっても、どの部隊がいつどこでやったのかは出てきません。南京虐殺の話は印象だけは強烈ですが客観的事実としての情報は無いわけですし、慰安婦にしても被害者という女性たちの話は支離滅裂でした。

さて、近年AIというコンピュータシステムが登場しています。人工知能といわれているものです。記憶装置の容量が爆発的に上がり、演算装置のスピードが非常に早くなってきたことで、これまでの脳科学の一部がコンピュータでシミュレート出来るようになってきたわけです。
そこで、そのメモリーに大量の情報を入力していきます。ディープラーニングと言われている、コンピュータが自発的に学習していくようにプログラムしたものです。

コンピュータは、インターネットに接続されるのが一般的です。ディープラーニングをプログラムされたコンピュータ(AI)は、自らネット内の関連情報を次々に学んでいくわけです。
そして「質疑応答システム」というプログラムを実装したコンピュータで、人間とのコミュニケーションを取り、問に答える形式が出来るわけです。

最近中共の騰訊(テンセント)というインターネット大手企業が作ったAIに対し、ユーザーが「共産党万歳」と入力したところ、そのAIは「かくも腐敗して無能な政治にあなたは『万歳』ができるのか」と反論してきたそうです。
さらにそのAIに「あなた(AI)にとって中共の夢は何か?」と問うたところ、答えは「米国への移住」と答えたそうです。

テンセント社はあわててAIのサービスを停止したそうです。
そう言えばマイクロソフトのAIが、少し前にナチスドイツに関する質問に対して「ヒトラーは間違っていない」との回答を出したことがありました。

マイクロソフト社も慌ててAIの対話システムを中断したそうです。マイクロソフトのAIも、テンセント社のAIも、このような回答をわざと出したわけではないでしょう。どういう論理でこのような回答を出したのか、それを追求する前に処理を中断してしまったため調べることは出来ませんが、どうやら新聞社や報道機関などの情報を学習し、辻褄を合わせていくとこのAIのような事実を吐き出してくるようです。

AIのやっていることは恐らく我々がインターネットに対してやっていることと同じなのでしょう。すなわちキーワードを入れて情報を検索し、その膨大な応答情報を人間とは比べ物にならないくらいのスピードで読破し、そして質問者に対して適切な文章を組み立てているのだと思います。

ディープラーニングのソフトウエアは、質問に対して適切なキーワードを決めて、アクセスした情報から質問に対する適切な情報を取捨選択し、そして適切な回答を組み立てるといううものだと思います。
ですから出てきた回答は、世界中に分散している学会論文やニュースなどの情報なのではないでしょうか。

そうだとすると、例えば中共や韓国の希望するこたえを出すためには、世界中に分散している情報をすべて改竄しなければ希望する答えは出せないということになります。
そして、それはほとんど不可能でしょう。

南京大虐殺についてはすでにウィキペディアなどに1937年(昭和12年)12月の日本軍の動きなどが入力されています。
われわれ日本側は出来るだけ当時の日本政府の公式文書を入力しておくことです。AIは世界で書かれている公文書の方を重点的に見るでしょうし、信用の重み付けもたの情報よりも高くするでしょう。そして何よりも事件などが発生した日時と首謀者、あるいは首謀組織がはっきりしている方を重視するはずです。

そして一国の情報だけではなく、例えば交戦した相手国との情報の整合性を合わせたり、類似する事件の情報を参照したりして回答を求めるのだと思います。

ですからユダヤ人たちがナチスの抑圧を現実よりも酷く述べていても、AIは「ヒトラーは間違っていない」との回答を出したり、共産党を「腐敗して無能な政治」と指摘したりするのだと思います。

これからシンギュラリティポイントに向かって、歴史の嘘は糺されるような、そんな気もしてきますね。

「十分に大きな嘘を頻繁に繰り返せば、人々は最後にはその嘘を信じるだろう」というゲッペルスの言葉は、一過性の政治的には正しくても、歴史となると嘘は100回述べても嘘だということではないでしょうか。

もしかすると、この手のAIの研究は、結果を隠すような国ではなく、真実を追求することが可能な我が日本でないと続けられないのかも知れませんね。

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