2016年3月16日水曜日

トランプ氏が共和党候補に・・・

アメリカの2016年大統領選挙は、思わぬトランプ氏の躍進で世界中の注目を集めることになりました。民主党はクリントン前国務長官にまとまったようです。そして共和党のトランプ氏は「アメリカ国民の本音」をぶつけて遂に共和党の候補にのし上がってきました。

共和党中道右派は、マルコ・ルビオ氏に集中させる考えだったようです。これも「トランプよりもルビオの方がマシだ」という考えでのルビオ氏支持だったそうですね。
クルーズ氏は2番手につけていましたが、「ティー・パーティ出身でキリスト教極右派とも繋がる共和党の反主流派」になるそうで、それよりもルビオ氏の方が良いという訳です。
トランプ氏は「KKK」からも支持されておりますし、まあまともなのはルビオ氏ということになるのでしょう。彼らにとっては。

トランプ氏はアメリカ国民にとっての「本音」をぶちまけてくれるスッキリする候補ですが、彼の排外主義的な発言に対して、批判や警告は外国からも山のように寄せられているそうです。
英国のキャメロン首相からは「トランプの言っていることは間違っているだけでなく、我々のテロリストとの戦いを妨げる」などという苦言も届いているとか。

このトランプ旋風に対して、オバマ大統領も共和党非難として次のような発言をしています。
「共和党からはいろいろと批判されてきたが、同党の候補者争い(の混乱)についてまで私が非難されるのは心外だ。
共和党中枢は私の政策の全てに反対し、少しでも協力したり妥協したりすれば裏切りだという考えを、過去7年間にわたって共和党支持層に浸透させ続けてきた。それが、トランプが指名争いをリードできる環境を作ったのだ。
この状況と共和党の方向性を懸念する思慮深い保守派の人々は、なぜこのサーカスのような状況が生まれたのかを反省すべきだ……。」
確かにそうですね。

トランプ氏の奇矯と、ルビオ氏の浮薄、そしてクルーズ氏の極端という共和党3候補が指名争いをしているという訳です。
共和党の重鎮リンジー・グラハム上院議員などは「トランプとクルーズのどちらを選ぶかというのは、銃殺と毒殺の違いの選択だ」とまで述べております。

アメリカ建国の精神を引き継いだ共和党。それだけにある意味では野蛮で、西部開拓時代の精神が息づいています。力が無ければ生きてこれなかった時代。机上の正義では生き残れなかった時代に、力づくで富を築いてきた精神は、小さい政府を望み、あくまで個人主義であり、そして自分の力で自らを守る伝統が息づいています。

トランプ氏は「力だ、力だ、誰も俺たちに手出しが出来ないほどの力だ」と叫び、クルーズ氏は「私のIS対策はシンプルだ。徹底的な絨毯爆撃で後に何も残らないように破壊する。イラン? 絨毯爆撃だ」などと叫んでいます。
これこそアメリカの精神であるとも言えるわけです。
ルビオ氏はネオコンの流れをくみ、ブッシュ政権を継承する候補です。そして共和党右派で軍産複合体ロビーであるラムズフェルド氏やチェイニー氏がルビオ氏を支持していたということです。

しかし、遂に結果が出たようです。
3月15日、共和党のマルコ・ルビオ上院議員は、地元フロリダ州で30%以下の支持に留まり、トランプ氏の50%近くの支持に敗北してしまいました。
ルビオ議員はすぐに共和党候補指名争いから撤退すると表明したようです。

民主党の方はヒラリー・クリントン候補がフロリダ州で64・8%の支持を獲得、バーニー・サンダース上院議員の33・0%に大差をつけてしまいました。

これでヒラリー・クリントン氏とドナルド・トランプ氏が第45代アメリカ大統領の席を争う訳ですが、さて、世界はこれをどう見るでしょうか。

中共の台頭を西尾幹二氏は「野蛮の台頭」と表現しましたが、これでもしかしたらアメリカも「野蛮な大統領」と言うことになるかも知れませんね。

トランプ氏はある意味で野蛮と感じさせる共和党候補です。民主党候補の方が紳士的に見えるかも知れませんね。しかし世界を狂わすのは常に民主党の紳士的ふるまいの方なのでは無いかと思います。
ケネディ大統領ではソビエトに足元を見られキューバ危機が発生しました。その後のジョンソン大統領ではベトナムに深入りし、カーター大統領で北朝鮮に舐められ、ビル・クリントン大統領ではオサマ・ビンラディンによってアメリカ国内のビルがいっぱい爆破されました。
オバマ大統領の今、中共と北朝鮮がのさばり、南シナ海や東シナ海はやられっぱなし、イスラム国などというものまで出来てしまいました。

これは民主党の政策に対して、世界一般が未だにもっと野蛮であると言うことなのです。
日本のサヨク、そのマスコミなどが吹聴する平和理念は、現在の国際社会には理想的過ぎて妄想となってしまうわけですね。

今、この妄想平和をあざけるように活動しているのが中共です。平和平和と題目を唱えながら、他国の領域を侵していきます。「歴史的にここは中国の領土だった」と言えば、根拠も何もなくても世界は認める、いや政治的に認めさせると言う訳です。

野蛮に対しては野蛮で迎え撃つのも、一つの方法であるかも知れませんね。まあ大統領選で民主・共和のどちらが選ばれるかは判りませんけど・・・

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