2014年3月16日日曜日

マレーシア航空機ミステリー、テロか?内乱か?

一週間が経過したマレーシア航空機の消失事件が、中共国内にイライラを発生させております。その矛先は現在はまだマレーシア政府の対応の拙さに向けられているようです。おそらく、やがて中共政府に向けられるのではないでしょうか。

「マレーシア側の拙い点は、一つに、急場になってあたふたしていることだ。祈祷(きとう)師を招き、まじないで飛行機を探させているのがそれだ。だが、最たるものは情報の混乱だ。政府、軍、航空会社がそれぞれ自らの言い分を主張し、何が何だか分からなくしている」という記事がネット上に流れたり、「みんな、もうマレーシアには行くな」「マレーシア製品は買わない!」などの書き込みが相次いでいるとか。

中には「154人の中国人の英雄的な犠牲は、中華民族の決起をもたらした!我々は中国人一人ひとりの髪の毛一本まで探し尽くすことを強烈に要求する。スーツケースに入っていたどんな物もすべてだ。さもなくば我々の南海艦隊はマレーシアとマラッカ海峡を長期にわたってパトロールする!」などという人民解放軍が喜びそうな書き込みもあるようですけど。

確かにマレーシア政府の発表は混乱していてあまり信憑性はありません。
しかしアメリカ軍が発表する少しだけの情報は、何が起きたのかを判断する貴重な情報ではないでしょうか?

重要なことは、ボーイング777には飛行中のエンジン状態の記録が、衛星経由で航空会社などに送信され、トラブル発生の認知や定期整備に活用しているという事実です。
これを知っていた方々は少数だったのではないでしょうか。

そして、この情報解析から、「航空機が連絡を絶った後、約4時間にわたり、飛行を続けた可能性がある」と発表されました。
飛行機がUターンした形跡があること、4時間飛行したとすることから、インド洋のかなり広範囲まで飛行が可能ということになります。
そしてこの発表のあと、すぐにアメリカ軍はインド洋までミサイル巡洋艦を派遣しております。
アメリカは、偵察衛星など他国を圧倒する情報網や軍事技術を武器に活動を継続していますから、発表以上の情報を掴んでいるのではないでしょうか?

このミサイル巡洋艦がインド洋のどこに行ったかは発表されておりません。しかしインド洋は広い海ですから、ポイントが判らないで派遣することは出来ません。そこから、アメリカはもっと詳細な情報を掴んでいるのだろうと憶測出来るわけです。

航空機が爆破されたような事件であれば、アメリカは偵察衛星などですぐに判るということです。アメリカ軍は「その形跡は無い」と自信をもって発表しました。

そして、このエンジン状態の情報で解ったことは、消息を絶ってから4時間もの間飛行を続け、しかも管制との連絡無線をすべて切って、各国のレーダー網をかいくぐるように低空で飛行したということです。これを見れば機内で何らかの事件が起きたと考えるのは当然でしょう。

また、中共が発表した情報は、地球観測衛星「高分1号」が、ベトナム南部沖の南シナ海で、比較的大きな浮遊物3つを発見したと言うものです。
また中共の科学技術大の発表では、マレーシア航空機が消息を絶った直後に小さな地震波を検出したことを明らかにし、同機が海底に衝突した際に生じた可能性があるなどと述べています。
どうやら中共は墜落したことを前提に捜査を進めているようですね。

あの広いインド洋の南側にはモルディブ共和国という小さな国があります。インドとスリランカの南西に位置し、1965年に英国から独立した国です。
このサンゴ礁で出来た美しい島国は、イスラム教国でもあります。
この首都マリには国際空港があります。早朝の5時過ぎ、この空港に密かにマレーシアのボーイング777が着陸したとしても、事前に秘密裡に計画されていれば世界は気が付かないでしょう。

英国から独立したと言っても、現在は英連邦加盟国ですから、英国秘密情報部はなにか掴んでいるかも知れませんね。

とすれば、このマレーシア航空機消失事件は、航空機と乗客を対象にした完全なハイジャック事件となります。
そしてその目的は、中共に対する「揺さぶり」と言うことでしょう。 

考えられることの一つは、習近平政権に対する反感が生み出したもので、国外に逃亡している中共の要人や金持ちが仕掛けた、汚職摘発の過激な政策に対する抗議ではないでしょうか。
モルディブ・マリ空港の管制官にお金を渡して、この飛行機の着陸を優先してもらい、しかも秘密にすることは可能だと思います。
習政権には、すでに脅迫文のようなものが発信されているかも知れません。それを隠すために中共政府は大捜査網を展開し、事故で終わらせようとするわけです。ようするにこの事件は中共の内乱ということになります。

または、イスラム圏が動き出したウイグル自治区に対する支援とも取れます。あまりにも酷い中共の民族弾圧に対し、イスラム教国が動き出したのだとすれば、モルディブ共和国が協力してもおかしくはありません。
これを発表すれば、中共はテロ事件として更なる弾圧をウイグルに掛けるでしょうから、沈黙の中で中共国内が混乱することを待つという戦法です。つまりテロの一種ですが、穏便に行うことで最大の中共に対する圧力となるわけです。

いずれにせよ、ボーイング777でなければ、完全なるハイジャックとして航空機を消失させることに成功したのでしょうが、エンジン状態の情報が衛星経由でアメリカに発信されていたことから、その挙動がアメリカに漏れてしまったと言うことでしょう。

だからアメリカは、多国間合同の公開捜査ではなく、単独でインド洋に向かったのだと読むのですけど・・・

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