2014年5月10日土曜日

南シナ海の攻防、中越の激突

南シナ海でベトナムと中共の船の激突事件は、ベトナムの船がぶつけたとか中共側の船がぶつけたとか、それぞれが相手を非難しております。

尖閣での衝突事件では中共の船がぶつけたことがビデオにはっきり写っていましたから明白でした。それでも中共側は海上保安庁がぶつけたと言い張っていたことを考えると、今回の南シナ海の衝突もやはり中共側がぶつけたと考えるべきかも知れませんね。

南シナ海の攻防ではベトナム側に船に搭載可能なビデオシステムを日本から提供したらいかがでしょうか。これからも激突事件は頻発するでしょうから、その時の証拠ビデオを撮っておくように勧めましょう。
中共側もビデオ戦略は取るでしょう。どうせ偽造映像を作ってきますから、ベトナム側に設置するシステムにはその映像が撮影時点で世界中に公開されるようにして、どこか複数の国で録画してもらえばいいわけです。それを同じように偽装は出来ませんから。

今回の南シナ海の事件は中共側は発表を控えていました。しかし、ネットから受け取る情報でネットユーザーが激しく反応し、「開戦」を求めたり、相手国を差別的表現で侮辱したりと言いたい放題で、批判の矢は「弱腰」の中共政府にも及んでいるようです。
だから控えていたわけですが、もう止められなくなっているかも知れません。

そもそもの発端はパラセル(中国名・西沙)諸島近くの海域に中共側が石油掘削設備の工事を始めたことでした。
ベトナム側は掘削施設の建設を阻止するために海上保安船など約30隻を派遣しました。中共側で工事に参加している船は80隻くらいだったそうです。

ベトナム側は、中共側から体当たりや放水砲などの攻撃を受け、船員6人が負傷し、8隻が損傷したと発表し、この海域は自国の排他的経済水域であるとして、「主権侵害だ」と宣告しました。
対する中共は、同諸島は固有の領土だと主張、「ベトナム側は、中国の主権と管轄権を侵犯している」との公式見解を述べています。

「なんで放水砲なんだ。直接大砲を撃て!」とは書き込まれた中共のネット情報ですが、さらに「中共の領土を侵犯したベトナムのサルを直接沈めろ!体当たりじゃ軽すぎる」とか「次はサルの軍艦を沈めろ」などの書き込みなどが、後を絶たないようです。

中共政府がベトナム側の主張を全面否定すると、さらに書き込みは様相が変わって行きます。
「中共海警局は何しに行ってるんだ??中共の恥さらし」とか「中共は何もできない。口で言うだけだ」などと自国政府をののしる書き込みが増えてきたようですね。

このような過激な政府批判に混じって、冷静な書き込みもあるにはあるとか。
「国内外の報道が真逆になっている」とか、「中共政府は国民をけしかけてるんじゃないか。中共海警の船がベトナム側に放水して、衝突した情報は、どこの官製メディアも報じていないぞ」などと、自国政府を疑う書き込みもあるとか。

「周辺国が中共をいじめているのか、それとも中共が隣国をいじめて、その上でずうずうしくも国民を洗脳しているのか。それが知りたい」などという書き込みもあったようです。

中華思想を受け入れ、排他的差別を常識としている国民は、「ベトナムのサル」などという差別用語を平気で使っているようです。そしてアメリカなどの情報を通して中共政府を見ている層は、政府発表を信じていません。
しかし、このような層はまだ少数派で、ヒートアップすると政府批判がエキサイトして暴動になるような危険性を含んでいるようです。

操船技術はベトナムの方が上手いのではないでしょうか?
まともに軍隊同士で戦ったら、中共の方が負けるかも知れません。ネット上で中共の人民解放軍が負けるシーンが映し出されると、暴徒化した国民が一気に北京政府を潰してくれるかも知れませんね。

このようなことで、中共政府は軍の出動をためらっているのかも知れません。でしたらそこがベトナム軍の付け入る隙となるはずです。
中共の艦船がどのような違法行為をしてくるか、また軍が出て来るように仕向け、一点突破でベトナム海軍の優位を作り出しネットで世界に中継することが良いように思います。

領海の問題ですから、防衛出動で軍が出て行ってもおかしくないわけで、ベトナムには日本のようなおかしな避戦の法も世論も無いでしょうから出来るはずです。
人民解放軍が負けるような映像が流れれば、中共国内で暴徒が暴れ始める可能性は大きいようです。そうなればアメリカもそれをチャンスと見るかも知れません。すなわち共産党を潰すチャンスです。
アメリカの狙いは共産党と手を組むより、民主化して拝金主義的な華人を金融システムに取り込む方を選ぶと思います。
ですから共産党が傾けばアメリカが傀儡政権を作ろうと躍起となると思うのです。

アメリカが動けばロシアも動くでしょう。シベリアから華人の追い出しが始まるかも知れません。

そして南シナ海の中越紛争は、明日の尖閣紛争にも繋がるかも知れません。求心力を失っている中共政府は事態の拡大を食い止めようとするでしょう。そこがウイークポイントになります。
ですから変な妥協はすべきではないこと、あたりまえですね。

0 件のコメント:

コメントを投稿