2020年7月15日水曜日

千人計画に見る華人の能力

中共が行っている悪行の一つに「千人計画」というものがあります。
2008年から始まったこの計画は、いわゆる「頭脳狩り」と言うべき計画です。世界中の研究者に、その研究をする資金、本人に支払われる学術奨励金が毎月5万ドルと、さらに給料のような生活費として年間15万ドルが支払われていたそうです。

これはハーバード大学の化学生物学部に居たチャールズ・リーバー教授が逮捕されて述べたもので、さらに中共の大学に全く同じ実権研究室(シャドウ・ラボ)を作ってくれたら1室につき150万ドルが支払われる計画だったそうです。
チャールズ・リーバー教授はアメリカ政府から研究資金をもらっていました。法律では他の機関から研究費をもらう場合は届け出る必要があるにもかかわらず、リーバー教授は隠していたために逮捕されたわけです。(中共側が隠す様に指示したとか)

すでに7000人に支払われているようで。千人計画と言いながらその7倍以上の研究者を集めてしまったようです。

日本にもこの魔手が延びています。北京理工大学・日本学術会議北京事務所長の廣田薫東工大名誉教授は、北京政府から「日本の若手研究者をリクルートするように頼まれた」と述べているとか。

日本学術会議は日本の安全保障にかかわる研究にも関与している団体で、そこの教授がこのような売国行為をしていることと、そのことに教授が気付いていないことが最大の問題です。

iPS細胞でノーベル賞を取られた山中伸弥教授にも、魔の手が延びているようです。
山中教授はiPS細胞の研究を進めています。研究所も作りました。再生医療の確立に向けて努力しますが、資金繰りのために大変な思いをされているようです。

そこにユニクロのファーストリテイリング「柳井社長」から合計100億円(10年で)の寄付がなされました。武漢コロナウイルスの研究と再生医療のための研究資金に使って欲しいと言うことですが・・
ファーストリテイリングは中共での衣料品生産でのし上がって来た企業です。人脈や政治的な絡みがあるかも知れません。
柳井社長は本庶佑教授の研究にも寄付を出しているとか。
・・・疑いたくはありませんけど。

日本の研究者は皆研究資金に苦労しています。山中教授の様にノーベル賞で知名度があっても大変なのですから、一般の研究者は資金調達でもっと大変だろうと思います。

問題はこのようなところを突いて中共の魔手が延びて来ることです。皆警戒はしているでしょうが、知名度の高い経営者などを経由して、抜けられなくなるような罠が仕掛けられているかも知れません。
日本政府が研究資金をもっと出す様に願いたいものです。それでなくとも経団連など国内には中共の手先がうようよしておりますからね。

それにしても、華人のこのようなやり方を見ていますと、他国の研究者を金で釣ってその研究を自国に取り込む技はすごいのですが、自国内に有望な研究者はいないのでしょうか?
華人の能力は、他人の研究を盗むことには長けていても、自分で研究テーマを見つけてのめり込んでいくような研究者は育っていないのでしょうか?

外国から7千人もの有能な研究者を取り込む計画が、なぜ自国のレベルアップに繋がるのか、繋がると思うのかが判りません。

シャドウ・ラボを作って、そこで外国の研究者と同じ研究を自国の研究者にさせても、自国の研究者のレベルが上がることは無いのではないでしょうか。
自由な研究こそが、研究者の能力を高め、強烈な追及心が研究を成功裏に導くものだと思うのです。

華人の能力が劣っているとは思いません。劣っているのは「自由の無い社会」、即ち「共産主義社会」が劣っているからだと思います。

トポロジカル絶縁体と量子スピンホール効果で画期的な成果をあげ、将来のノーベル賞受賞の有力候補と目されていた天才物理学者・張首晟教授が自殺してしまったのも、この「自由の無い共産主義社会」がもたらした悲劇だったはずです。

自国の天才的物理学者を死に追い詰めた中国共産党。その華人が外国の研究者をハンティングすること自体が共産主義の劣勢を示しているように思います。
捕まえられた外国の天才も、やがて追い詰められて殺される可能性は大きいはずです。

山中教授のiPS細胞の研究が中共に狙われるだろうことは、想像に難くありません。中共には臓器売買という闇ビジネスがあるからです。
再生医療と臓器売買は、モラル面を除けば近しい医療に見えます。再生医療が本格的になれば臓器売買は誰もしなくなるでしょう。
中共で莫大な黒い利益を生んでいる臓器売買。この黒い金が再生医療の研究に伸びて来てもおかしくないからです。

共産主義の恐ろしさを忘れてはいけません。国際社会はこのような共産主義を撲滅すべく協力すべきなのです。
そして能力ある華人を、共産主義の頸木から早く解放すべきなのです。

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