2019年5月28日火曜日

大統領、朝鮮半島に困惑

トランプ大統領はアメリカ人です。率直で明快なアメリカ人・トランプ大統領は、ディアスポラユダヤ系のアメリカ人などとは異なります。
ですから「嘘」で駆け引きをする朝鮮半島の方々の扱いに困惑しているようです。

トランプ大統領は5月26日の安倍首相とのゴルフや炉端焼きの席で、安倍首相に対し、北朝鮮の非核化をめぐる韓国の対応に困惑していることを伝えたと言うことです。
「韓国と北朝鮮の間では全く話が進まなくなった」と漏らし、両首脳は韓国への懸念を共有したというのです。

文在寅大統領は、北朝鮮の金正恩委員長との南北首脳会談で「朝鮮半島の完全な非核化」で合意したはずでした。しかし北朝鮮の非核化は一向に進まず、米朝協議が停滞していると言う訳です。

また、文在寅大統領から「来てくれ、来てくれ」と再三にわたり訪韓要請を受けたことも安倍首相に話したとか。
大阪で6月に開かれるG20に合わせて韓国訪問を発表はしたものの、今のままでは中身のある話が出来ないと言う訳です。

5月になって北朝鮮が短距離弾道ミサイルを発射したことに関しては、トランプ氏が「今、(北朝鮮は)挑発行動をとっているが、中身は一定の範囲にとどまっている」との認識を示し、安倍首相とは「対北制裁を維持する必要がある」との認識を共有したそうです。

この状況がどういうものか、率直で明快なアメリカの大統領にはなかなか説明が難しく、安倍首相もうまく説明は出来なかったようですね。

根本は中華思想から始まります。朝鮮民族は中華思想の華夷秩序では日本よりも上位に来ていることを誇っています。華夷秩序では下の者が豊になった場合は上位の者にそれを差し出さねばなりません。それをしない日本が「儀礼に反する野蛮な民族」ということになります。

しかし日本には華夷秩序などを意識するものはおりません。今から1400年ほど前に聖徳太子が「日本は華夷秩序には組しない」ことを告げて、「和」という価値を中核に置きます。(令和の和です)
この「和」は、現代風に言えば「民主主義」ということになります。ですから日本とアメリカの間には価値観の共有が何のこだわりもなく出来るのです。

一方、中華思想は階層主義ですから共産主義と相溶性が良く、その階層を示す華夷秩序から今の韓国の文在寅大統領は中共に偏っているわけです。
反日を唱えれば華夷秩序に偏り、富を上納しない日本に対して因縁を突きつけ続けます。だから華夷秩序の基の中共との価値観を共有せざるを得ません。

アメリカは華夷秩序とは関係ありませんが、世界最大の軍事大国であることは事実です。そのアメリカには韓国も敬意を払っているようで、トランプ政権が日本との友好を見せつけるからこそトランプ大統領に対して「来てくれ、来てくれ」と再三の訪韓要請を行うのです。

トランプ大統領が韓国を訪問すれば、韓国は喜びますが、文大統領ではアメリカにとって何の意味もありません。それは「日本と同格であり、華夷秩序の面目を保った」というだけの意味ですからね。
北朝鮮の金委員長も同様な価値観であり、ただトランプ大統領の最初の脅しが強烈で、「非核化の約束」がなされたものと思われます。朝鮮民族が約束を反故にするのは「日韓合意」の経緯を見れば明らかですね。その主張するところは「華夷秩序を守れ」と言うことだけなのです。

中華思想は古代中国から発祥しております。そして共産主義の権力機構と相溶性が良く、現在は中国共産党として変形しながら生き残っているわけです。

トランプ政権は現在その中共に経済圧力を掛けています。そしてその後にも、ウイグルやチベットの人権問題が控えています。
すでにアメリカは民主党も半数以上が「反中」になっていますから、中共がトラップで小細工してもあまり影響は出ないでしょう。むしろ逆効果になるかも知れません。

アメリカは中共のこのような中華思想を理解した上で、米中経済戦争を戦う必要があります。資本主義であればすでに持ちこたえられない中共ですが、まだ耐えています。暴動の芽を暴力で取り締まりながら、権力構造の維持に奔走しているから可能なのでしょう。

英国やフランスが南シナ海や台湾海峡に軍艦を遊弋させるのは、耐えられなくなった中共が軍事攻撃に出て来ることを予想しているからでしょう。軍事戦となればアメリカが勝ちますから、勝ち馬に乗ろうとしているようです。

トランプ大統領の米中経済戦争は、まだ落としどころが見えません。そしてウイグル、チベット問題を使って分断工作に持ち込み、共産主義を壊滅させることが戦略ではないかと思いますが、その後も中華思想は残ると言う現実も見ていないと、戦略的には失敗してしまいます。

日米同盟はこのことを良く検討して、海洋から大陸のコントロールを確立しなければいけないのです。それが朝鮮半島の各問題の解決に繋がって行くことでしょう。

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