2018年12月25日火曜日

反グローバル化の流れ

米中経済戦争で、ファーウェイの孟晩舟氏が拘束された理由は、アメリカがイラン制裁違反と言うことでカナダ当局に身柄の確保を依頼したものです。
しかしファーウェイが通信の世界覇権を狙う中共の国策会社であり、アメリカから基本設計を盗み出し(アップル社などに圧力を掛けて)その基でアメリカよりも早く5Gのインフラを作ってしまったことに対する対抗処置でもあったようです。

孟晩舟氏がなぜカナダに居たのか、張首晟物理学終身教授の自殺との関係はどうなのか、このような疑問が湧いてきます。
孟晩舟氏はアメリカで張首晟教授と接触し、どこまでFBIに漏らしたのかを聞こうとしてFBIが動き出し、危険を察知してカナダへ逃げて捕まったのか、それとも真相を知っている張首晟教授と孟晩舟氏の暗殺計画があって、それを知って孟晩舟氏はカナダへ逃げ、アメリカでは逃げ切れなかった張首晟教授が殺害されてしまったのか、そのどちらかが判らないのです。

もしかしたら孟晩舟氏はカナダからアメリカへの引き渡しを望んでいるかも知れません。その方が身の安全を守れるからです。

中共は必死になってカナダ政府に圧力を掛けています。親中派であったカナダの外交官などを逮捕・監禁し、カナダ政府の出方次第で終身懲役刑も辞さない構えという事です。

中共のIT技術、特に通信とAIの分野で重大な貢献をしてきた天才物理学者・張首晟教授を殺害してまでも守ろうとしている秘密は何なのか、もしかしたらファーウェイのCFO・孟晩舟氏も殺害しようとしているのではないか・・など、そんな噂が伝わってきます。

ある意味で、張首晟教授を失ったことで中共のIT技術は縮小してしまうのではないか、後継者は居るのだろうか、もし居ても、このような仕打ちがバレたら誰も共産党に協力などしなくなるのではないか・・などの疑問が湧いてきます。それでも守ろうとしている秘密は何なのか・・・

そして恐らく孟晩舟氏がアメリカで中共の対米工作をすべて話せば、ファーウェイは無くなるか、あるいは活動が出来なくなると言うことです。(福島香織氏)

カナダが孟晩舟氏をアメリカに引き渡すかどうかは判りませんが、アメリカ側は中共に於けるカナダ人人質に対しては、後日政府間交渉で釈放させるという約束も出来るでしょう。
現在アメリカは対中貿易関税で優位に立っております。それを使えば大丈夫であるという根回しをするでしょう。

また、カナダ司法省は、捕まえた孟晩舟氏をどうするか保釈聴問会を開くとしているそうです。そしてこの聴聞会を開くにあたって、孟晩舟氏側からカナダ司法省に聴聞会の報道禁止を要請されているとしています。
もしかしたら中共側に聴聞会の内容が漏れることを恐れているのかも知れませんね。

このなりふり構わぬ中共の動きで、ファーウェイがやはり中共の通信・情報の世界覇権を狙う核心になっていることを彷彿とさせます。

アメリカも、なりふり構わぬやり方で中共を追い詰めています。今回の孟晩舟氏の「イラン制裁違反」も別件逮捕という事になります。これはゴーン氏逮捕の時の特捜の容疑と同じです。これは摩擦や交渉ではなく、戦争なのです。敵の覇権を崩すことこそが戦争目的なのです。
今回の覇権は通信とネットワークの覇権争奪であり、そのネットワークに乗る仮想通貨(ブロックチェーン)の覇権争いも含まれているようです。

トランプ大統領はディール(駆け引き)で中共を追い詰めています。戦争にもディールがあるのは当然で、ZTEに対しては罰金の支払いと経営陣の変更を約束させて、取引禁止を解除しております。ZTEはアメリカの言う事を聞くようになるのでしょうか。

アメリカ議会は対中経済戦争を戦っているようですが、どうやらトランプ大統領は対中ではなくグローバリストとの戦いをしているようです。
グローバリストとは、共産主義者であり、世界企業であり、その他お金を国境を越えて扱っている金融業者などです。

もともとユダヤ資本というお金の流れがありました。華僑資本もユダヤ金融を真似てグローバル化しています。さらに印僑資本もグローバル化していったようです。
その他、難民とか移民の人々が労働で得たお金を、生まれ故郷に送金することからさまざまな小規模の金融資本が派生しています。

もちろんこの労働対価の中には、麻薬の運び屋とか売春の国際組織、軍事物資の横流しや臓器移植のお金も含まれます。
トランプ政権は、このような浮浪者マネーを追及しているようです。その情報から、ファーウェイなどの中共の国策会社が浮かび上がって来たのではないかと思います。

世界の国々の国民は、すでにこのような浮浪者マネーが、自分たちの生活を脅かしていることに気付き始めたから反グローバル化の流れが出てきたのでしょう。まだ日本の官僚とか政治家は気付いていない人が多いようですけど。

ともかくトランプ政権はこのような流れを作ったようです。ユダヤ人の半数以上がイスラエルに入植し、ディアスポラユダヤが半数を割った状況になっているようです。これを確認したトランプ大統領の、頭の良い作戦は、今のところ成功しているようですね。

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