メイ首相の不信任投票は。信任200票、不信任117票となり信任されて続投が決まりました。
しかしまだEUからの離脱が出来るかどうかは流動的なようです。
第二次世界大戦が終わって、ドイツもフランスも激しい破壊でどうしようもなく、1946年に英国のチャーチル首相が演説の中でヨーロッパ合衆国の創設の必要性を訴えます。
前々から「欧州は一つ」という夢はあったようですが、この時に産業革命後の進化した武器で破壊された欧州を見た人々は、心底そう思ったのかも知れませんね。
アメリカのマーシャルプランなどで欧州の復興が始まりますが、欧州の国同士(主にフランスと西ドイツ)の軍事的な対立を避け、アメリカ依存からの脱却を図るべく、各国の経済基盤の確保を目指して始動し出したのがECSC(欧州石炭鉄鋼共同体)でした。
その後、EEC、ECと苦労を重ね、1993年11月1日に経済だけではなく外交と内務も含めたEU(欧州連合)が組織されたのです。ソビエトが崩壊した2年後でした)
当時のサッチャー首相はEU加盟に大反対。しかし取り巻きの説得によって加盟してしまった英国なのです。
その後、ユーロ創設ではサッチャー首相は「通貨発行できるのは主権国家だけ」を貫き、ポンドを守りました。
EUから離脱の国民投票では、離脱が51.89%であり残留が48.11%でした。
つまり僅差であって英国国民は離脱にも残留にも一長一短があることで判断がやり難くかったのでしょう。しかし僅差であっても結果は結果、離脱に向けて英国政府は動き始めます。
世界を左右する3つのイデオロギー、国家主義と世界主義、そして中華思想があることを考えれば、EUは世界主義であり、英国が決定したEU離脱は国家主義です。英国の国民の半分ちょっとが、国家主義を選んだわけです。
世界主義(グローバリスト)は、国家の国境の壁を低くして世界中の民が自由に行き来できる世界を設定します。そしてそれを人類の理想として来ました。
しかし経済格差はどうにもならず、そこに「生産は安い人件費のところで作る」という世界主義の本音が出てきます。それから先進国の生産者は苦境に陥ることのになりました。
それを「間違っている」として登場したのがトランプ大統領です。「アメリカ・ファースト」とは、「国家主義へ帰れ」という意味だと思います。
それから世界主義と国家主義の争いが始まります。それはアメリカ合衆国の中で始まりました。俗に「トランプ卸し」というものです。世界主義者は南米からメキシコを経由してアメリカへの大量移民を仕掛けたりしております。
英国のEU離脱では、中東の移民受け入れが激しくなります。メルケル首相は世界主義のリーダーのように、移民受け入れを先導しました。
中華思想の中共は、この国家主義と世界主義のゴタゴタの間、世界主義を隠れ蓑にしながらずっと世界から高度技術を盗み続けました。そして世界の市場を席巻し経済的に強くなり、アメリカを圧倒するような発言を始めたのです。
これに気が付いたアメリカは中共に対し、トランプ大統領によって米中経済戦争にまで追い込んでおります。中華思想は、世界主義の上に中国共産党の法を置くというようなことを言い始めたからです。
トランプ大統領の出現で、欧州も中華思想に気付き始めたようです。ゆえに中共は太平洋島嶼国家に経済支援という高利貸しを始めました。
この流れを封じ込めるために、来年度から日米で太平洋島嶼国家や東アジアなどに経済支援を開始すると言うことですが・・・
欧州の民意は、次第に世界主義から国家主義に変わって行っているように見えます。
英国のEU離脱問題を始め、マクロン・フランス大統領の世界主義への国民の反発、メルケル首相の支持率低下など、世界主義の政治家が苦境に立たされて、フランスの「国民戦線(今は国民連合)」、ドイツの「ドイツの為の選択支」などの国家主義が次第に国民に受け入れられ始めているようです。
英国がEU離脱後どうなって行くか、世界が注目するでしょう。おそらくEU離脱に反対しているグループは、世界主義の側から何らかの既得権を得ている人達ではないかと思います。
英国のEU離脱が成功し、その後の経済がうまく行けば、世界は国家主義に傾斜していくでしょう。世界主義は劣勢に立たされる可能性があります。
英国は常に社会の変革を先取りしてきました。ですからこの後、産業以上にお金を動かす体制(例えば情報製品)を作り上げるかも知れません。
世界主義の上に中国共産党の法を置くという中華思想のことが公になってから、オーストラリアが対中警戒策に変わったようです。
カナダも気が付きだしたようですが、まだ動きは見えておりません。
我が国では少数の国民が気付いているだけで、多くの政治家や官僚機構、サラリーマン社長に変わってしまった上場企業(経団連)には、まだ中共礼賛者が多く、我が国が極めて危険な状況にあることは間違いないでしょう。
ともかく英国がEU離脱を成功させ、新たな時代を開くことが出来れば世界主義は縮小し、国家主義が戻ってくることが期待されます。
メイ首相には頑張って欲しいですね。
第二次世界大戦が終わって、ドイツもフランスも激しい破壊でどうしようもなく、1946年に英国のチャーチル首相が演説の中でヨーロッパ合衆国の創設の必要性を訴えます。
前々から「欧州は一つ」という夢はあったようですが、この時に産業革命後の進化した武器で破壊された欧州を見た人々は、心底そう思ったのかも知れませんね。
アメリカのマーシャルプランなどで欧州の復興が始まりますが、欧州の国同士(主にフランスと西ドイツ)の軍事的な対立を避け、アメリカ依存からの脱却を図るべく、各国の経済基盤の確保を目指して始動し出したのがECSC(欧州石炭鉄鋼共同体)でした。
その後、EEC、ECと苦労を重ね、1993年11月1日に経済だけではなく外交と内務も含めたEU(欧州連合)が組織されたのです。ソビエトが崩壊した2年後でした)
当時のサッチャー首相はEU加盟に大反対。しかし取り巻きの説得によって加盟してしまった英国なのです。
その後、ユーロ創設ではサッチャー首相は「通貨発行できるのは主権国家だけ」を貫き、ポンドを守りました。
EUから離脱の国民投票では、離脱が51.89%であり残留が48.11%でした。
つまり僅差であって英国国民は離脱にも残留にも一長一短があることで判断がやり難くかったのでしょう。しかし僅差であっても結果は結果、離脱に向けて英国政府は動き始めます。
世界を左右する3つのイデオロギー、国家主義と世界主義、そして中華思想があることを考えれば、EUは世界主義であり、英国が決定したEU離脱は国家主義です。英国の国民の半分ちょっとが、国家主義を選んだわけです。
世界主義(グローバリスト)は、国家の国境の壁を低くして世界中の民が自由に行き来できる世界を設定します。そしてそれを人類の理想として来ました。
しかし経済格差はどうにもならず、そこに「生産は安い人件費のところで作る」という世界主義の本音が出てきます。それから先進国の生産者は苦境に陥ることのになりました。
それを「間違っている」として登場したのがトランプ大統領です。「アメリカ・ファースト」とは、「国家主義へ帰れ」という意味だと思います。
それから世界主義と国家主義の争いが始まります。それはアメリカ合衆国の中で始まりました。俗に「トランプ卸し」というものです。世界主義者は南米からメキシコを経由してアメリカへの大量移民を仕掛けたりしております。
英国のEU離脱では、中東の移民受け入れが激しくなります。メルケル首相は世界主義のリーダーのように、移民受け入れを先導しました。
中華思想の中共は、この国家主義と世界主義のゴタゴタの間、世界主義を隠れ蓑にしながらずっと世界から高度技術を盗み続けました。そして世界の市場を席巻し経済的に強くなり、アメリカを圧倒するような発言を始めたのです。
これに気が付いたアメリカは中共に対し、トランプ大統領によって米中経済戦争にまで追い込んでおります。中華思想は、世界主義の上に中国共産党の法を置くというようなことを言い始めたからです。
トランプ大統領の出現で、欧州も中華思想に気付き始めたようです。ゆえに中共は太平洋島嶼国家に経済支援という高利貸しを始めました。
この流れを封じ込めるために、来年度から日米で太平洋島嶼国家や東アジアなどに経済支援を開始すると言うことですが・・・
欧州の民意は、次第に世界主義から国家主義に変わって行っているように見えます。
英国のEU離脱問題を始め、マクロン・フランス大統領の世界主義への国民の反発、メルケル首相の支持率低下など、世界主義の政治家が苦境に立たされて、フランスの「国民戦線(今は国民連合)」、ドイツの「ドイツの為の選択支」などの国家主義が次第に国民に受け入れられ始めているようです。
英国がEU離脱後どうなって行くか、世界が注目するでしょう。おそらくEU離脱に反対しているグループは、世界主義の側から何らかの既得権を得ている人達ではないかと思います。
英国のEU離脱が成功し、その後の経済がうまく行けば、世界は国家主義に傾斜していくでしょう。世界主義は劣勢に立たされる可能性があります。
英国は常に社会の変革を先取りしてきました。ですからこの後、産業以上にお金を動かす体制(例えば情報製品)を作り上げるかも知れません。
世界主義の上に中国共産党の法を置くという中華思想のことが公になってから、オーストラリアが対中警戒策に変わったようです。
カナダも気が付きだしたようですが、まだ動きは見えておりません。
我が国では少数の国民が気付いているだけで、多くの政治家や官僚機構、サラリーマン社長に変わってしまった上場企業(経団連)には、まだ中共礼賛者が多く、我が国が極めて危険な状況にあることは間違いないでしょう。
ともかく英国がEU離脱を成功させ、新たな時代を開くことが出来れば世界主義は縮小し、国家主義が戻ってくることが期待されます。
メイ首相には頑張って欲しいですね。
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