アメリカと北朝鮮の6・12シンガポール会談で決められたことを全く守ろうとしない金正恩委員長。核廃棄は「朝鮮戦争終結の後」としてトランプ政権を非難しています。
日本とアメリカの経済制裁は現在も継続しており、中共はアメリカとの貿易戦争で経済衰退の道へと踏み出しているため、北朝鮮への裏支援がいつまで続くかは判りません。
日本と北朝鮮の情報当局高官が7月にベトナムで極秘接触していた事が解り、トランプ政権は不快感をあらわにしております。
この高官は北村滋内閣情報官と金聖恵(キム・ソンヘ)統一戦線策略室長で、北村内閣情報官は、「拉致問題の解決ではトランプ政権だけを頼りにできない」と述べているとか。
そしてこの会談の内容について「コメントできない」と述べるなど、拉致問題の進展が国民に判らなくなってきました。
北朝鮮側は当然「核廃棄と拉致問題」を朝鮮戦争終結後にするというスタンスを変えないでしょう。しかし日米は「核放棄と拉致被害者全員の帰国」の後に朝鮮戦争終結、そして経済支援というのが前提であって、その方針は変えられません。
6・12会談は、金正恩委員長がトランプ大統領を騙すための会談だった可能性もあります。つまりこの順序を逆にして北朝鮮側に有利にするという計略だったような気がします。会談ではあいまいにしておいて・・・
北朝鮮が拉致した被害者は、我が国が軍事力を持たなければ帰っては来ません。その軍事力をアメリカの軍事力を使おうとしたようですが、それは無理なようです。
6・12会談で解ったことは、金正恩政権は経済封鎖にはあまり関心はなく、ただ自分の身の安全だけが心配だったようですね。
今年前半の軍事圧力は効いたようですが、結局北朝鮮を間に挟んでアメリカと中共が奪い合っている状況が見えるや、手の平を返したように強気に出てきます。
また、6・12会談でトランプ大統領と金正恩委員長の間で、朝鮮戦争の終戦宣言に早期に署名すると約束していた可能性が出ています。
これを持って北朝鮮側が「約束が守られていない」と反発しているとの見方が出てきました。
インターネットメディア「VOX」が複数の米朝交渉筋の話として伝えたそうですが、どこまで信用できるのでしょうか。
アメリカ国務省は「外交上のやりとりについてコメントしない」と述べているそうです。
おそらく核廃棄と朝鮮戦争終結の約束がトランプ大統領と金委員長の間でイメージが食い違っていたのだと思いますが、この食い違いで「非核化瓦解」となるのはやむを得ないでしょう。
もちろん朝鮮戦争終結もお流れです。
今月予定されていたポンペイオ国務長官の北朝鮮訪問が急遽中止になったのも、この齟齬が原因ではないかと思います。
外交交渉はビジネス交渉とは違い、ちょっとした食い違いが戦争になったり虐殺を誘発したりします。ですから各国首脳は大変なのですよ。
現在、トランプ政権は対中貿易戦争に必死で取り組んでいます。中間選挙が終わった後、トランプ大統領と習主席の会談を行うための交渉が続いているようですが、なかなか合意が出来ないようです。
アメリカ議会もそしてアメリカ国民も、中共の汚い貿易に怒っています。AIIBを使った高利貸的手法で要衝を取っていくやり方にも反発が強く、また、ウイグルなどにおける人権弾圧も交渉の中に挙がってきていると聞きます。
アメリカとの交渉がうまくいかない習政権は、日本の安倍政権にすり寄ってきております。日本を刺激する集会を中止にしたり、尖閣海域への漁船の出漁を止めたり、昔の日中国交に努力した人の「しのぶ会」を開いたり、まったく節操がありません。
この秋(10月ごろ)に安倍首相の訪中を画策しているようです。その目的は、来年の春にある天皇陛下の譲位で、新天皇陛下になられる現皇太子に「最初に会う国家元首は習近平主席だ」という実績作りにあるのだとか。ゆえに5月ごろの訪日を実現するために安倍首相の訪中を画策していると聞きました。
しかし安倍政権は、総裁選のあとに憲法改正という難題に取り組む予定があります。訪中などの時間はないと思うのですが・・・(でも10月に訪中するそうですね)
このような状況の中、トランプ大統領は金正恩委員長との関係を「非常に良い関係にあり、温かいものだ」と述べております。 6・12会談は成功したとの印象を崩さないためでしょう。
そして、北朝鮮の非核化が進まないのは、中共の強い影響力が働いているからだ・・と見事に「悪いのは中共」という筋を導き出しました。
「アメリカとの貿易摩擦を理由に北朝鮮に圧力をかけていることが原因だ」と言う訳です。中共が北朝鮮に対して相当量の制裁破りの資金援助をしていることも解っていると非難しました。(毎年1兆円程度の支援をしているとか。闇で・・)
そして、北朝鮮との非核化交渉を前進させるために中止した米韓合同軍事演習を、もし再開するとすれば、「過去にない大規模なものになるだろう」と、中共への警告ともとれる声明を発表しています。
トランプ政権はもう一度、金正恩委員長の「殺生与奪(せっしょうよだつ)」の鍵を握っているのはアメリカであることを、何らかの形で見せつけなければ、北朝鮮は動かないように思いますけど・・・・
日本と北朝鮮の情報当局高官が7月にベトナムで極秘接触していた事が解り、トランプ政権は不快感をあらわにしております。
この高官は北村滋内閣情報官と金聖恵(キム・ソンヘ)統一戦線策略室長で、北村内閣情報官は、「拉致問題の解決ではトランプ政権だけを頼りにできない」と述べているとか。
そしてこの会談の内容について「コメントできない」と述べるなど、拉致問題の進展が国民に判らなくなってきました。
北朝鮮側は当然「核廃棄と拉致問題」を朝鮮戦争終結後にするというスタンスを変えないでしょう。しかし日米は「核放棄と拉致被害者全員の帰国」の後に朝鮮戦争終結、そして経済支援というのが前提であって、その方針は変えられません。
6・12会談は、金正恩委員長がトランプ大統領を騙すための会談だった可能性もあります。つまりこの順序を逆にして北朝鮮側に有利にするという計略だったような気がします。会談ではあいまいにしておいて・・・
北朝鮮が拉致した被害者は、我が国が軍事力を持たなければ帰っては来ません。その軍事力をアメリカの軍事力を使おうとしたようですが、それは無理なようです。
6・12会談で解ったことは、金正恩政権は経済封鎖にはあまり関心はなく、ただ自分の身の安全だけが心配だったようですね。
今年前半の軍事圧力は効いたようですが、結局北朝鮮を間に挟んでアメリカと中共が奪い合っている状況が見えるや、手の平を返したように強気に出てきます。
また、6・12会談でトランプ大統領と金正恩委員長の間で、朝鮮戦争の終戦宣言に早期に署名すると約束していた可能性が出ています。
これを持って北朝鮮側が「約束が守られていない」と反発しているとの見方が出てきました。
インターネットメディア「VOX」が複数の米朝交渉筋の話として伝えたそうですが、どこまで信用できるのでしょうか。
アメリカ国務省は「外交上のやりとりについてコメントしない」と述べているそうです。
おそらく核廃棄と朝鮮戦争終結の約束がトランプ大統領と金委員長の間でイメージが食い違っていたのだと思いますが、この食い違いで「非核化瓦解」となるのはやむを得ないでしょう。
もちろん朝鮮戦争終結もお流れです。
今月予定されていたポンペイオ国務長官の北朝鮮訪問が急遽中止になったのも、この齟齬が原因ではないかと思います。
外交交渉はビジネス交渉とは違い、ちょっとした食い違いが戦争になったり虐殺を誘発したりします。ですから各国首脳は大変なのですよ。
現在、トランプ政権は対中貿易戦争に必死で取り組んでいます。中間選挙が終わった後、トランプ大統領と習主席の会談を行うための交渉が続いているようですが、なかなか合意が出来ないようです。
アメリカ議会もそしてアメリカ国民も、中共の汚い貿易に怒っています。AIIBを使った高利貸的手法で要衝を取っていくやり方にも反発が強く、また、ウイグルなどにおける人権弾圧も交渉の中に挙がってきていると聞きます。
アメリカとの交渉がうまくいかない習政権は、日本の安倍政権にすり寄ってきております。日本を刺激する集会を中止にしたり、尖閣海域への漁船の出漁を止めたり、昔の日中国交に努力した人の「しのぶ会」を開いたり、まったく節操がありません。
この秋(10月ごろ)に安倍首相の訪中を画策しているようです。その目的は、来年の春にある天皇陛下の譲位で、新天皇陛下になられる現皇太子に「最初に会う国家元首は習近平主席だ」という実績作りにあるのだとか。ゆえに5月ごろの訪日を実現するために安倍首相の訪中を画策していると聞きました。
しかし安倍政権は、総裁選のあとに憲法改正という難題に取り組む予定があります。訪中などの時間はないと思うのですが・・・(でも10月に訪中するそうですね)
このような状況の中、トランプ大統領は金正恩委員長との関係を「非常に良い関係にあり、温かいものだ」と述べております。 6・12会談は成功したとの印象を崩さないためでしょう。
そして、北朝鮮の非核化が進まないのは、中共の強い影響力が働いているからだ・・と見事に「悪いのは中共」という筋を導き出しました。
「アメリカとの貿易摩擦を理由に北朝鮮に圧力をかけていることが原因だ」と言う訳です。中共が北朝鮮に対して相当量の制裁破りの資金援助をしていることも解っていると非難しました。(毎年1兆円程度の支援をしているとか。闇で・・)
そして、北朝鮮との非核化交渉を前進させるために中止した米韓合同軍事演習を、もし再開するとすれば、「過去にない大規模なものになるだろう」と、中共への警告ともとれる声明を発表しています。
トランプ政権はもう一度、金正恩委員長の「殺生与奪(せっしょうよだつ)」の鍵を握っているのはアメリカであることを、何らかの形で見せつけなければ、北朝鮮は動かないように思いますけど・・・・