中共の崔天凱駐米大使は安倍首相の靖国参拝に対し、「戦後の国際秩序に本気で挑もうとしている」と述べました。
第二次世界大戦の終結のために行われた「手打ち」を反故にする気か・・ということでしょうね。
安倍首相の参拝で、「戦争中の残虐行為を否定した」とか「責任を負うべき者はいないという政治的なメッセージを内外に送った」などの言いがかりを付けておりますけど。
安倍首相が言ったとすれば、「戦争中の残虐行為はどの国にもあった」であり、「戦後責任は『手打ち』という取り決めに過ぎない」という意味だと思いますけど・・・
これに呼応したのかどうかは判りませんが、こんどは佐々江賢一郎駐米大使がワシントンでの公開討論会で「アメリカは、誰が友人で、誰がトラブルメーカーと考えているのかはっきりさせてほしい」と述べました。
つまり、「第二次大戦の戦勝国でもない中共が、戦後秩序づくりの中で強引に戦勝国グループに入ってきて、今、戦後の秩序を乱している。アメリカは何故それを指摘しないのか」という意味が含まれた発言になっているわけです。
アメリカの戦後処理は、主体が欧州にあってアジアは日本以外どうでも良かったようで、ともかくアメリカ人をあんなに殺した日本への復讐はしないといけなかったわけですね。そしてアメリカはアジアのことについてはまったく理解が出来ていませんでした。
ですからベトナム戦争の泥沼に陥ったわけですけど、ともかく戦後体制はアメリカによって作られたと言っても良いでしょう。
その体制がアジアの実態に合わないため、アジアの多くの国が反米となり、そこにつけ込んだ共産主義者が多くのアジアの悲劇を生み出したわけです。
いまアメリカの体力が弱まり、遠い昔の第二次大戦戦後の体制(手打ち)は崩れつつあります。そこにのさばってきたのが中共です。中共は国家の体裁は取っていますが、擬似国家としか見えません。共産主義独裁国家などと言われていますが、そんな明確なイデオロギーなど持ち合わせていません。ですからご都合主義的資本主義が簡単に受け入れられたわけです。
そんな中共が「戦後の国際秩序を守れ」などと言うのを、アメリカはどう捉えているのでしょうか?
日本の企業などが、中共を本物の国家だと思って資本投下とか技術移植をしたことから、この擬似国家は大きく発展しました。そして発展を今後も同じように続けようとすることから、他国に迷惑をかける行動に出てきます。普通は経済発展したらまず国家の体裁(腐敗防止など)を整えますが、中共はただ膨張しようとするだけです。
アメリカはこの擬似国家を認め「対等」に扱っておりますが、気が付いていないとは思えません。
佐々江駐米大使はこの点を突いたのだろうと思います。オバマ政権が掲げるアジア重視戦略で「同盟を重視する米国らしさを示すことが重要ではないか」とか「日本は常に過去の(本当の)歴史を記憶(記録)しておかなければならないが、歴史にばかりこだわり市民感情をかき乱すのは生産的でない」などと話しています。
この発言、間違ってはいないと思います。
現在のアメリカは、「安倍首相の靖国参拝が、中共に付け入るスキを与え、日韓関係も悪化した。」という見方をしているようです。ラッセル米国務次官補ははっきりと「(靖国参拝に対しては)米側に怒りはない」と述べています。
しかし「これを口実に『日本は軍国主義化している』というまやかしの宣伝を(中共が)している。これを防がなければならない」と述べました。しかし日韓関係の悪化には厳しくクレームを付けています。
「アメリカは、日本で靖国参拝が持っている意味をあまりに軽視している」と言っているのは日本政府筋の人、韓国が今重要視しているのは慰安婦問題であって靖国ではないということです。
そして、市民団体による慰安婦像の設置など韓国側のエスカレートする「反日行為」をアメリカが放置していることから、ますます日韓関係が悪くなっているということが、理解されていない・・という発言もされています。
アメリカにとっての第二次世界大戦はアメリカの軍事的勝利に終わりました。しかし日本の大東亜戦争は、軍事的にはアメリカに負けましたが、戦争目的であった「東アジアから植民地支配を排除する」ことは、達成されたはずです。
東西冷戦構造とか、ソビエト連邦の崩壊、中共の台頭などさまざまな紆余曲折がありましたが、日本の掲げる大東亜の繁栄は、インドやアフリカをも巻き込んで新しい時代を作ろうとしております。欧州はもはやこの地域にそれほど関与は出来ないでしょう。
さて、アメリカはこの流れを掴み、アメリカの国益に上手に寄与させるのか、それとも戦後の「手打ち」にこだわって中共に盗まれるままにしておくのか、そこまで欧州に義理立てする必要があるのか・・日中関係とか日韓関係などに気を使う前に、オバマ政権のアジア重視戦略の真意がどこにあるのか、それをはっきりさせろということです。
我が国の立場から見れば、アメリカが「戦後の手打ち」に執着すれば、アメリカ合衆国そのものが失われてしまうような、そんな懸念を持っていると、伝えたいものですね。
安倍首相の参拝で、「戦争中の残虐行為を否定した」とか「責任を負うべき者はいないという政治的なメッセージを内外に送った」などの言いがかりを付けておりますけど。
安倍首相が言ったとすれば、「戦争中の残虐行為はどの国にもあった」であり、「戦後責任は『手打ち』という取り決めに過ぎない」という意味だと思いますけど・・・
これに呼応したのかどうかは判りませんが、こんどは佐々江賢一郎駐米大使がワシントンでの公開討論会で「アメリカは、誰が友人で、誰がトラブルメーカーと考えているのかはっきりさせてほしい」と述べました。
つまり、「第二次大戦の戦勝国でもない中共が、戦後秩序づくりの中で強引に戦勝国グループに入ってきて、今、戦後の秩序を乱している。アメリカは何故それを指摘しないのか」という意味が含まれた発言になっているわけです。
アメリカの戦後処理は、主体が欧州にあってアジアは日本以外どうでも良かったようで、ともかくアメリカ人をあんなに殺した日本への復讐はしないといけなかったわけですね。そしてアメリカはアジアのことについてはまったく理解が出来ていませんでした。
ですからベトナム戦争の泥沼に陥ったわけですけど、ともかく戦後体制はアメリカによって作られたと言っても良いでしょう。
その体制がアジアの実態に合わないため、アジアの多くの国が反米となり、そこにつけ込んだ共産主義者が多くのアジアの悲劇を生み出したわけです。
いまアメリカの体力が弱まり、遠い昔の第二次大戦戦後の体制(手打ち)は崩れつつあります。そこにのさばってきたのが中共です。中共は国家の体裁は取っていますが、擬似国家としか見えません。共産主義独裁国家などと言われていますが、そんな明確なイデオロギーなど持ち合わせていません。ですからご都合主義的資本主義が簡単に受け入れられたわけです。
そんな中共が「戦後の国際秩序を守れ」などと言うのを、アメリカはどう捉えているのでしょうか?
日本の企業などが、中共を本物の国家だと思って資本投下とか技術移植をしたことから、この擬似国家は大きく発展しました。そして発展を今後も同じように続けようとすることから、他国に迷惑をかける行動に出てきます。普通は経済発展したらまず国家の体裁(腐敗防止など)を整えますが、中共はただ膨張しようとするだけです。
アメリカはこの擬似国家を認め「対等」に扱っておりますが、気が付いていないとは思えません。
佐々江駐米大使はこの点を突いたのだろうと思います。オバマ政権が掲げるアジア重視戦略で「同盟を重視する米国らしさを示すことが重要ではないか」とか「日本は常に過去の(本当の)歴史を記憶(記録)しておかなければならないが、歴史にばかりこだわり市民感情をかき乱すのは生産的でない」などと話しています。
この発言、間違ってはいないと思います。
現在のアメリカは、「安倍首相の靖国参拝が、中共に付け入るスキを与え、日韓関係も悪化した。」という見方をしているようです。ラッセル米国務次官補ははっきりと「(靖国参拝に対しては)米側に怒りはない」と述べています。
しかし「これを口実に『日本は軍国主義化している』というまやかしの宣伝を(中共が)している。これを防がなければならない」と述べました。しかし日韓関係の悪化には厳しくクレームを付けています。
「アメリカは、日本で靖国参拝が持っている意味をあまりに軽視している」と言っているのは日本政府筋の人、韓国が今重要視しているのは慰安婦問題であって靖国ではないということです。
そして、市民団体による慰安婦像の設置など韓国側のエスカレートする「反日行為」をアメリカが放置していることから、ますます日韓関係が悪くなっているということが、理解されていない・・という発言もされています。
アメリカにとっての第二次世界大戦はアメリカの軍事的勝利に終わりました。しかし日本の大東亜戦争は、軍事的にはアメリカに負けましたが、戦争目的であった「東アジアから植民地支配を排除する」ことは、達成されたはずです。
東西冷戦構造とか、ソビエト連邦の崩壊、中共の台頭などさまざまな紆余曲折がありましたが、日本の掲げる大東亜の繁栄は、インドやアフリカをも巻き込んで新しい時代を作ろうとしております。欧州はもはやこの地域にそれほど関与は出来ないでしょう。
さて、アメリカはこの流れを掴み、アメリカの国益に上手に寄与させるのか、それとも戦後の「手打ち」にこだわって中共に盗まれるままにしておくのか、そこまで欧州に義理立てする必要があるのか・・日中関係とか日韓関係などに気を使う前に、オバマ政権のアジア重視戦略の真意がどこにあるのか、それをはっきりさせろということです。
我が国の立場から見れば、アメリカが「戦後の手打ち」に執着すれば、アメリカ合衆国そのものが失われてしまうような、そんな懸念を持っていると、伝えたいものですね。