2017年1月3日火曜日

トランプ政権はどう出るか?

まだ全く判らないトランプ政権ですが、どのような政権になるのでしょうか。1月20日にスタートいたします。

ビジネスマンから大統領になった人ですから、ビジネスセンスで国際問題に挑みそうです。資本と銃口がアメリカ式の商売であることは昔から変わっていません。ですからTPPには反対なのでしょう。2国間であれば脅しも効きますからね。

安倍政権がロシア・プーチン大統領と交わした共同経済活動を、トランプ大統領がどう評価しているかはわかりませんが、アメリカがロシアに対して経済政策をどのように取るか、そこが気になるところです。もちろんプーチン大統領がウォール街の資本を入れるとは思いませんが、トランプ大統領はどこかでロシアに入り込もうと策略を練るでしょう。
そのためトランプ政権にウォール街の人脈が入っているのではないでしょうか。

トランプ次期大統領とプーチン大統領で話が一致するのは「IS潰し」です。「IS」だか「イスラム国」だか知りませんが、中東から出てきたスンニー派らしいこの組織は、背後に何がついているのか判りません。ただ混乱と戦争の危機を仕掛ける存在で、戦争を願望している金融組織にとってのみ有効なものではないでしょうか。

そして一番気になるのが中共に対するトランプ次期大統領の立場です。今は閣僚に反中の人材を多く登用し、親中派の一人を中共の大使として送り込む段取りのようです。
キッシンジャーが訪中し、トランプ氏が蔡英文総統と電話会談をした後、習政権は海軍の空母艦隊を太平洋に向けて訓練航行させています。
しかし、その装備はまだまだアメリカの比ではありませんし、世界に対する威嚇と言うより国内向けのデモンストレーションと言った方がいいようですね。

トランプ政権は南シナ海に関しては、いつでも潰せる準備をするでしょう。
人工島の基地の状況を衛星写真で細かく見ており、マスコミにその写真を発表しておりますが、アメリカ軍はさらに細かい情報を掴んでいることでしょう。
衛生写真がGoogleなどで一般化していますから、我々は同じような写真として見ております。しかしもしかしたら、このような写真の一部はグローバルホークとかプレデターといったステルスの無人機で写したものかも知れません。

もしミサイルを搭載したプレデターが人工島上空を旋回しながら写した写真であれば、いつでも攻撃出来る状態にあることになります。
ミサイル迎撃用のミサイルなどが配備されているようですが、ステルスの無人機はレーダーでは見えないはずです。そして超音速のミサイルを発射されたら、発見した時は迎撃が間に合わず破壊されるはずですね。

このことは中共も十分承知です。ですから宇宙開発を進め、アメリカの新兵器がすべて衛星を中継した高周波で運営されているからその衛星を撃ち落とそうと言うわけです。
しかし国際宇宙ステーション(ISS)の運営を見ても判るように、宇宙ステーションの運営には莫大な費用が掛かります。
そして宇宙ステーションからアメリカの軍事衛星を攻撃する難しさに比べ、宇宙ステーションを攻撃する方が難しくないはずです。

ですから、中共が出してくる新兵器開発は国内向けのであって、実用を目指したものではないかも知れません。

トランプ政権はアメリカ国内の産業を再建するために、まず中共殻の輸入に関税を掛けると述べております。なにしろ売られている星条旗がほとんど中共製であるなど、ちょっと酷すぎますからね。

中共は激怒するでしょうが、トランプ大統領は平気でしょう。南シナ海で「やるなら来い」という態度で挑発するわけです。
沖縄の米軍も動き始めるでしょうし、8年のオバマ政権で鈍ってしまった米軍が、トランプ大統領の元で復活するわけですね。
もちろん今度は自衛隊も実戦に参加せざるを得ないでしょう。東シナ海への国土防衛出動というわけです。

トランプ大統領は日米同盟の実行を要求するでしょうし、憲法とか自衛隊法などを気にはしないでしょう。同盟の条約は国内法に優先するはずですから。それに日本防衛の戦いであればなおさらのことです。

このような状況が出来上がっていくと、習政権はどのように動くでしょうか。恐らく戦争にはならないような気がしますけど・・・

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