2015年4月18日土曜日

AIIB,その巧みな仕掛けとは・・

アジアから米国関与を排除し、中華世界帝国を建設すると言う中華思想の野望は、ヨーロッパを巻き込んで着々と進んでいるようです。
けん引役を行っているのは中共の「習近平主席」で、金利生活者である欧州貴族の弱さにつけ入った「アジアインフラ投資銀行(AIIB)」の仕掛けは、確実に欧州の息の根を止める効果を発揮するように思います。(AIIBが動き出せばの話ですが・・)

産業革命によって、いち早く近代化した欧州は、貴族資本を運用して強烈な生産性を確保します。アジアを原料の供給源をした貿易で世界は欧州白人社会を中心に回るようになったわけです。
資本という概念が芽生え、化学を応用した技術による生活の改善は、留まるところを知らず、世界は欧州を基本として近代化に向かうわけです。
より豊かさを求めて、欧州各国は派遣を競い、年々強化される近代兵器は殺傷能力を上げ、遅れて産業化してきたドイツを叩いたのが第一次世界大戦でした。

負けたドイツに、産業資本は国家が持つべきであるとする社会主義(ナチス)が生まれ、貴族資本とぶつかり、再び第二次世界大戦という戦渦に陥った世界でした。
貴族が居らず、産業新興国だった日本はドイツと同盟して戦います。

第二次世界大戦には本当の勝者は居ませんでした。「この戦いは正義の戦いである。したがって終結時には領土的変更はしない」ことを条件にして参戦したアメリカが、ドイツを制したのち、核兵器を持ち出して日本を叩き、30万人を超える一般人を殺害して戦争を終了させました。
欧州の貴族資本はほとんど壊滅状態となりましたが、アメリカに逃げたユダヤ資本がこれを救います。アメリカは資本主義国として、欧州貴族資本に金利を付ける役割を担い、国家資本を基本とするソビエト連邦と対峙し、冷戦を戦います。
冷戦時、アメリカは日本と同盟します。中国大陸が共産化し、華人を信用できない日本はアメリカと同盟することで共産主義から「天皇の国家」を守ることを決意したわけです。

高度な開発力を持ったアメリカは、資本主義国の盟主としての地位を確保し、生活を改善する様々な発明品を送り出し、資本主義の優位性を見せつけて、ソビエト連邦に勝利します。
核戦略の均衡によって冷戦を勝ち抜いたアメリカが、インターネットなる情報網を世界に公開すると、アメリカの開発力のほとんどがソフトウエア化して行きます。

「神国日本」とは、匠の技が「神の域にまで達する」という意味だとすれば、ハードウエアの日本に対しソフトウエアのアメリカという構図は合っていたのかも知れません。
しかしこの神技が隣国中共に持ち込まれます。必要なソフトウエアはハッキングによってアメリカから入手します。共産主義でありながら商業国家の中共は、日本から持ち込んだ技によって商品を作り始め、世界中の市場で捌いて利益を上げます。

アジアを蹂躙していた欧州から、アジアを解放した日本。しかしアメリカの暴挙によって日本が負け、正義の戦いとして参戦したアメリカが徹底的に日本を悪玉に仕立てます。

アジアを蹂躙していた欧州を追い払ったことを、日本のアジア侵略と位置づけたり、アメリカに媚を売っていた蒋介石軍を日本帝国主義と戦い日本を追い払った英雄としたり、その国民党(蒋介石の党)軍を追い出した中共は、「国共合作があったから、ともに戦ったんだ」などと自己英雄視したりと、日本悪玉論を70年以上も使っております。

日本の中のサヨクは、日本悪玉論を吹聴するためにGHQによって送り込まれた日本人の共産主義者であることはマッカーサー証言からも明らかですが、それが教育機関に入り込んで多くの感染者を再生産しています。

そしてこのサヨクを使って、日本が世界に台頭することを抑えながら、中共は世界の覇権を握る行為に出てきたと言うのが「AIIB」の背後にあるように思えて仕方ありません。

一方、経済的に中共に追い詰められる欧米キリスト教国は、それでも貴族主義が捨てられず、その財産を持ってユダヤ的金融に頼ろうとしております。

ユダヤ的金融とは、マイヤー・アムシェル・ロスチャイルドが述べた「私に一国の通貨の発行権と管理権を与えよ。そうすれば、誰が法律を作ろうと、そんなことはどうでも良い。」と述べたように、ミクロ経済学を駆使したプロフィット(金融利益)中心の考え方です。
ですから、主権国家から通貨発行権を奪うように働きかけます。そしてそれに頼ってきた貴族主義が、ユーロを生み出してしまったわけです。

日本の財務省もユダヤ的金融を信奉しています。ですから財政均衡主義なのです。アベノミクスで打ち出されたマクロ経済は、日本政府の借金(国債)を日銀が買い入れたことで縮小しました。もちろん帳簿上では数字は残っておりますから「借金は残っている」とも言えますけど、この借金を日銀は返せとは絶対に言えないのです。これがマクロ経済学です。

中共は外国から借金をしています。その借金をしている国家を取り込んで通貨発行を人民元で済ませるようにして行くと、このマクロ経済学のトリックが使えるわけです。
これを狙った「AIIB」。日本が参加しているADBは中共に多額のお金を貸しています。アメリカと日本がAIIBに参加すれば、AIIB とADBの境目がなくなります。

AIIBがどういう仕掛けなのか、だんだん見えてきましたね・・・・

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