どうやらフィリピンもベトナムも勇気百倍のようです。
5月6日にフィリピン当局は南沙諸島のハーフムーン礁沖で中共漁船を拿捕しました。そしてパラセル(西沙)諸島では中共の強引な石油掘削を阻止するためベトナム艦船と中共艦船が衝突、放水などの暴力行使が行われたようです。
この石油採掘に先立って、中共は一方的に掘削活動の実施を発表し、掘削地点から半径3マイル(約4.8キロ)以内への外国船の進入を禁じる通告をしていたと言います。
それを反故にし、中共の海域とは認めないために、怒った中共艦船がベトナム当局の船に衝突させたようです。(尖閣海域の漁船衝突事件を思い出しますね)
ベトナム側の船員数人が負傷、数隻が損傷しましたが、銃撃戦には至らなかったと言うことです。ベトナム当局は「中共船が体当たりをやめなければ報復する」と強く出ているようです。
当然中共側は「ベトナム側は中国企業の正常な作業を妨害している。国際法などに違反し、中国の主権と管轄権を侵犯している」と述べています。
さて、。国際法に違反しているのはどちらなのでしょうか? いや、そもそも中共が国際法としているのは中華思想上の国際法ではないでしょうか?
現在の世界は国際法は欧米列強が過去に作った国際法をベースに判断しています。ですから中華思想から派生する法体系は国際法ではありません。
さらに言うなら、中華思想とは選民思想であって人種差別的体系になっております。ですから国際社会では犯罪になることを中共にはっきりと認識させる必要がありますね。
これを根拠に、安倍首相は「力による変更はそれを認めない」と発言したわけです。中共が言う国際法は、日本は聖徳太子の時代に拒否していますからね。
そして同じことを1400年後の現在、ベトナムとフィリピンが行っているわけです。
明治時代、開国した日本は世界にデビューする時、欧米列強の作ったルール(国際法)を尊守しました。そしてその上で、激しい差別に耐え、正面から差別撤廃を求めてきました。
軍事力も強化し、生産力も上げ、社会も職人体制から産業立国へと変換して、そしてアジアの近代化によって欧米列強の植民地支配を終わらせようと必死に戦ってきました。
中華思想に比べてキリスト教侵略主義は、日本側の訴えを聞く耳は持っていたようです。それはキリスト教が「神の前では人間は平等である」という建前を持っていたからだと思います。
ですからキリスト教へ改宗させると、その個人は建前では白人と同等ということになるわけです。そこで明治時代の知識階級はキリスト教徒になった人が多いわけです。こうして西洋の知識を必死で吸収する日本でした。
欧州では多くの国が貿易で利潤を上げていましたから、そこから自然発生的に国際法のような取り決めが出来ていたわけですね。それを日本もキャッチアップしたのです。
硫黄島を日本領とした時にスペインと揉めたのも、最初の発見者がスペインだったことから欧州の国際法違反だったからです。何とか日本領土としたものの、これに懲りて尖閣諸島の時は慎重に日本国領土にしました。つまり欧州の国際法に準拠して日本領土としたわけです。
中華思想という選民思想を国際法と考える中共は、すなわち違う法体系で尖閣諸島を中共の領土と言っているだけで、一般的には国際法とはキリスト教文化圏が決めたものを言いますから、無視していいわけです。神道にはキリスト教文化圏の法がしっくりくるのです。その理由は聖徳太子の時代にあるようですけど。
欧州を歴訪した安倍首相は、ここを利用しました。つまり日本は「欧米の国際法を国際法として認める」ということです。それが「力による(領土領海の)変更はこれを認めない」という言葉になっているわけですね。
よく使われる「法が支配する海域にする」というセリフも、これが前提になっております。
さらに「力が衰えたアメリカが裏で中共と手を結び、日本を天秤に掛けながら利用している」という見方も、そう見えるだけかもしれませんよ。アメリカは共産党はもう持たないと読んでいるはずです。ですから狙っているのは「ポスト共産主義中国」であって、現政権に期待はまったくしていないと思います。
中国共産党が崩壊して、ポスト中共が出来たとき、アメリカは中国大陸に深くかかわりたいのでしょう。
中国人はお金が大好きです。それは拝金主義にまでなっていますから、ウォール街としては最も好ましい大衆です。日本国民は公共というものを知っていますから、やりにくいのでしょうね。キッシンジャー氏の日本嫌いもそこらへんに原因があるように思います。
安倍首相の「法が支配する海域にする」というセリフ、そしてアメリカ軍の動き、さらに習近平政権のお粗末な治世などが総合的に判断されて、今回のベトナムとフィリピンの行動になったのではないでしょうか。
中共包囲網は、共産党解体へ向けて日米を中心に動き出したようですね。
この石油採掘に先立って、中共は一方的に掘削活動の実施を発表し、掘削地点から半径3マイル(約4.8キロ)以内への外国船の進入を禁じる通告をしていたと言います。
それを反故にし、中共の海域とは認めないために、怒った中共艦船がベトナム当局の船に衝突させたようです。(尖閣海域の漁船衝突事件を思い出しますね)
ベトナム側の船員数人が負傷、数隻が損傷しましたが、銃撃戦には至らなかったと言うことです。ベトナム当局は「中共船が体当たりをやめなければ報復する」と強く出ているようです。
当然中共側は「ベトナム側は中国企業の正常な作業を妨害している。国際法などに違反し、中国の主権と管轄権を侵犯している」と述べています。
さて、。国際法に違反しているのはどちらなのでしょうか? いや、そもそも中共が国際法としているのは中華思想上の国際法ではないでしょうか?
現在の世界は国際法は欧米列強が過去に作った国際法をベースに判断しています。ですから中華思想から派生する法体系は国際法ではありません。
さらに言うなら、中華思想とは選民思想であって人種差別的体系になっております。ですから国際社会では犯罪になることを中共にはっきりと認識させる必要がありますね。
これを根拠に、安倍首相は「力による変更はそれを認めない」と発言したわけです。中共が言う国際法は、日本は聖徳太子の時代に拒否していますからね。
そして同じことを1400年後の現在、ベトナムとフィリピンが行っているわけです。
明治時代、開国した日本は世界にデビューする時、欧米列強の作ったルール(国際法)を尊守しました。そしてその上で、激しい差別に耐え、正面から差別撤廃を求めてきました。
軍事力も強化し、生産力も上げ、社会も職人体制から産業立国へと変換して、そしてアジアの近代化によって欧米列強の植民地支配を終わらせようと必死に戦ってきました。
中華思想に比べてキリスト教侵略主義は、日本側の訴えを聞く耳は持っていたようです。それはキリスト教が「神の前では人間は平等である」という建前を持っていたからだと思います。
ですからキリスト教へ改宗させると、その個人は建前では白人と同等ということになるわけです。そこで明治時代の知識階級はキリスト教徒になった人が多いわけです。こうして西洋の知識を必死で吸収する日本でした。
欧州では多くの国が貿易で利潤を上げていましたから、そこから自然発生的に国際法のような取り決めが出来ていたわけですね。それを日本もキャッチアップしたのです。
硫黄島を日本領とした時にスペインと揉めたのも、最初の発見者がスペインだったことから欧州の国際法違反だったからです。何とか日本領土としたものの、これに懲りて尖閣諸島の時は慎重に日本国領土にしました。つまり欧州の国際法に準拠して日本領土としたわけです。
中華思想という選民思想を国際法と考える中共は、すなわち違う法体系で尖閣諸島を中共の領土と言っているだけで、一般的には国際法とはキリスト教文化圏が決めたものを言いますから、無視していいわけです。神道にはキリスト教文化圏の法がしっくりくるのです。その理由は聖徳太子の時代にあるようですけど。
欧州を歴訪した安倍首相は、ここを利用しました。つまり日本は「欧米の国際法を国際法として認める」ということです。それが「力による(領土領海の)変更はこれを認めない」という言葉になっているわけですね。
よく使われる「法が支配する海域にする」というセリフも、これが前提になっております。
さらに「力が衰えたアメリカが裏で中共と手を結び、日本を天秤に掛けながら利用している」という見方も、そう見えるだけかもしれませんよ。アメリカは共産党はもう持たないと読んでいるはずです。ですから狙っているのは「ポスト共産主義中国」であって、現政権に期待はまったくしていないと思います。
中国共産党が崩壊して、ポスト中共が出来たとき、アメリカは中国大陸に深くかかわりたいのでしょう。
中国人はお金が大好きです。それは拝金主義にまでなっていますから、ウォール街としては最も好ましい大衆です。日本国民は公共というものを知っていますから、やりにくいのでしょうね。キッシンジャー氏の日本嫌いもそこらへんに原因があるように思います。
安倍首相の「法が支配する海域にする」というセリフ、そしてアメリカ軍の動き、さらに習近平政権のお粗末な治世などが総合的に判断されて、今回のベトナムとフィリピンの行動になったのではないでしょうか。
中共包囲網は、共産党解体へ向けて日米を中心に動き出したようですね。
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