2014年5月6日火曜日

安倍首相・欧州歴訪、大成功の様相です。

ロシアのクリミア半島併合問題と、中共の尖閣諸島侵略行為問題を抱えた安倍政権です。政治とはこうやるものだとでも言うように、オバマ・アメリカ大統領との会談の直後から連休を使っての欧州訪問は、安倍政権の国際的スタンスをかなり向上させたようです。

歴訪した国家のうち、英国だけがあまりうまく行かなかったようですが、それでかえって欧州諸国からは好感が得られるようになったのかも知れませんね。(英国は中国の元宗主国です。遠慮があったのかも?)

ポルトガルとスペインではアベノミクスに関心が集まり、安倍政権の存在感が高まったようです。
そしてフランスに入った安倍首相は、オランド大統領から国賓並みの待遇を受け、人気いまいちのオランド大統領との親密さをアピールすることで国民の関心を買うことに成功したようです。

そしてフランスでは国際社会に対する共同声明が出され、対中・対ロシアの関係に微妙な温度差を作ることにも成功したようです。
ロシアに対しては「クリミア半島併合は国際社会の諸原則に違反している」とだけ表明しましたが、具体的な対応策は話されなかったようです。
しかし中共を意識した声明は、「国際法に基づく航行、飛行の自由の維持を確認」するとか「海洋安全保障分野の協力を強化する決意を表明」するなど、「力による変更」を否定する声明を出しました。
さらに「無人潜水機など防衛装備品共同開発に向けた交渉」を展開することとか、「外務・防衛閣僚協議(2プラス2)を平成27年に東京で開催すること」など具対策が決められました。

そしてこれに連動するかのように、日本の「日中友好議員連盟」が中共を訪問、会長の高村正彦自民党副総裁と中共の張徳江全国人民代表大会常務委員長との会談で、「尖閣・歴史で激しい応酬」が演出され、「中共が現状を力で変えようとしていると日本国民は思っている」と高村氏が言えば、「(尖閣は)中国固有の領土であり絶対に譲れない」と述べるなど、議論は並行線のまま、少なくとも国際社会に対しては日中は話し合って解決しようとしていることをアピールすることに成功しているようです。

日本側はこのまま尖閣諸島は我が国の領土であることを言い続ければ良いだけです。決して変な妥協や軍事的恐喝には屈せずに、国際社会に対して「決着は国際司法裁判所への提訴しかない」という風潮を作り出せばいいのです。
あくまでも二国間交渉で脅し取ろうとする中共ですから、長引かせ国際社会の注目を集め、「国際司法裁判所に提訴」という風評を作ることが安倍政権の戦略と言うわけです。
岸田外相は日本から訴えることは無い(領土問題など存在しないからです)と述べ、そして木原稔防衛政務官はロンドンで「(中共が主張したいなら)オランダ・ハーグの国際司法裁判所(ICJ)に提訴するしかないだろう」と演説するなど、連係プレイはうまく作動しています。

今回の歴訪では、その国際司法裁判所のあるオランダの訪問はせずに、その兄弟国であるベルギーを訪問します。
ベルギーは、オランダ、ルクセンブルグと並ぶ欧州連邦立憲君主制国家で、歴史のある王国です。どうしてオランダでなくベルギーなのか考えて見ますと、ベルギーには小便小僧があるからではないでしょうか?

ベルギーの首都、ブリュッセルにある有名な小便小僧の名前はジュリアン。14世紀のベルギーは日常的な反政府運動のテロ攻撃に悩まされていました。
ある日、多量の爆薬(黒色火薬)が仕掛けられ、ブリュッセルの街が吹き飛ぶくらいのテロ行為がなされそうになったのです。導火線に火がつけられた時、一人の幼い少年がその導火線に近づき、その火を小便で消してしまい、ブリュッセルを救ったという逸話から、この少年を模した像が国際的に有名になったものです。

9.11事件以降、国際社会はテロとの戦いになっています。安倍首相はこのベルギーでテロとの戦いに終止符を打つ決意を述べるのかも知れませんね。
国際テロはイスラム圏のキリスト教文化圏に対する攻撃であり、ユダヤ教との対立もその根底にあるようです。そこで非キリスト教国である日本が、その存在感を示す絶好のチャンスでもあるわけです。

神道をその中核に持つ我が国は、キリスト教でなくとも国家を繁栄させ平和への貢献も可能であることを示すことが出来ます。
イスラムに対する偏見もほとんどありません。イスラムのプライドを傷つけることなく、繁栄に導けるのは現在は日本しかないと思います。イスラムの繁栄はテロ撲滅の第一歩ではないでしょうか。
イスラム原理主義を包括し、ともに繁栄を確保し、国際社会の一翼を担うようにすることは大いなる意味があるわけです。

変質したユダヤ資本の金融資本主義は、善良なユダヤ教すらも苦しめているはずです。キリスト教自体もその問題点を知っています。ローマ・カトリックですら「ウォール街と戦え」という激を飛ばすくらいですから。
アベノミクスが日本でうまく機能すれば、それはこの処方箋の小さな成功になります。その後それは世界に伝播することでしょう。そして変質したユダヤ金融資本を、もとの穏やかな状態に鎮めるはずです。
日本が、イスラムを巻き込んで行けば、テロとの戦いも収まるはずです。これは日本にしかできない事かも知れません。

安倍首相の今回の欧州歴訪では、各国首脳にアベノミクスを十分に説明したはずです。
種まきは終わったのです。あとは日本国民がアベノミクスを理解し、それを履行して収穫を得れば良いのです。反アベノミクスの老人たちは間もなく居なくなります。年齢が年齢ですから・・・
騙されないようにしましょうね。

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