英国、ケンブリッジ大学出版局のサーバにある中共の負の情報、即ち「天安門事件」とか「大躍進」などの事実情報の、中共国内からのアクセスを遮断するようにかけられた圧力に、ケンブリッジ側は応じたのですが、余りの批判の多さに8月21日になって再び閲覧可能な状態にする方針を示しました。
この秋、中共の権力を一手に握るであろう「習近平国家主席」は、「偉大なる中華民族の再興」を掲げてこれまでの中華民族の悲惨な歴史を無くし、偉大な功績を人類にもたらした最高の民族という歴史捏造を国家方針にするらしいですね。
なぜ習近平主席がヒットラーとなるのか、それは彼の問題と言うよりも周辺諸国の「事なかれ主義」がそれを誘発するからです。
全ての国家、そして国民。民族、誰一人として戦争などを欲する人はいないでしょう。それが当たり前ですが、それを良いことに「中華民族の再興」として他国を蹂躙するのは、あの時のヒットラー総統と同じです。ヒットラーは「偉大なゲルマン民族の再興」でした。
ドイツの場合は、第一次世界大戦で負け、天文学的な賠償金を課せられて劣等民族として欧州で差別されていました。貧しく、どうにもならない生活苦の中で登場したのがヒットラーでした。
使った政策は超インフレ政策を見事に生産と結びつけ、バブル経済を演出したのです。
その時世界は超デフレの大恐慌になっていましたから、いち早くその苦しみから脱出したヒットラーの功績が評価され、そしてナチスという社会主義が国民から支持され、全権委任の法律まで作られて独裁者になったわけです。
バブル経済は崩壊します。それを他国への侵略でカバーしながら、ついに第二次世界大戦へと突き進むわけです。
この時日本は、高橋是清によって同じようにインフレ策を取ります。しかしインフレ傾向を見た高橋是清はただちに緊縮財政へ切り替えたのです。そこがヒットラーと違っています。この経済運営が誤解されて、226事件を生み、そして軍部が強くなっていったわけです。
そうであっても、日本は戦争は意図していませんでした。
さて、習近平主席はもはや経済再建を捨てたようです。トウ小平主席時代から始まった中共の自由化路線は「偉大なる中華民族の復興」の足を引っ張り始めたからです。
習主席は「毛沢東時代」の共産主義イデオロギーが指導する体制に戻るのでしょう。軍事主導で周辺国を押さえ、膨張によって危機を乗り越えるつもりです。
ヒットラーの時と同じです。平和という言葉が侵略を許してしまうのです。そしてこれはどこかの国が反旗を持って戦争に訴えるまで続くわけです。(ヒットラーと同じで話し合いは不可能だと思います)
戦争になれば、「偉大なる中華民族」はバラバラになるでしょう。それを食い止める手法が核兵器かも知れません。
ですから習政権が核戦争の火蓋を切る可能性は高いでしょう。
このような中共から資本が引き上げていくのは当然で、今後中共の経済は国際金融資本とどのような付き合い方をしていくのでしょうか。
多くの日系企業は人質として共産党の配下に入り、利益なき生産に使われ始めるでしょう。安いトヨタが世界中に輸出されることになるかも知れません。自由貿易とは自由社会で始めて友好なのであって、利益度外視(ようするにダンピング)は正常な交易を破壊します。
しかし途上国はその車を買うのは間違いなく、こうして中共の世界戦略は進んでいくと思います。
AIを駆使する習・独裁政権は、ネットを通して自国民だけでなく世界中の人々を監視下に置くことも可能かも知れませんね。
ネットを使った世界支配・・まだ人類は経験したこともありません。ブロックチェインなどを改竄するAIを習・独裁政権は作れるでしょうか?
ドイツ・メルケル政権も習・独裁政権と共同歩調を取るように見えます。
ともかく経済破綻したならず者国家が、なりふり構わず「平和侵略」を開始することは間違いなさそうです。
そしてその「平和侵略」は「侵略戦争」以上の悲劇を人類にもたらすような、そんな気がします。
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