2016年1月6日水曜日

躍進出来るか、日本。丙申の年

産経の上田和男(こうだ・かずお、76歳)氏 のコラムに、「丙(ひのえ)は、芽が地上に出て葉が張り出し広がった状態を言い、明らかで盛んに広がる」と言う意味があり、「申(さる)は、果実が熟して固まってゆく様子を言い、物事が進歩発展し成熟に至る」との意味があると書かれておりました。

干支暦で「丙申」陰陽五行説の「陽金」の属性を持つ年であり、「成り行き、対処の仕方を誤らなければ、問題が明るみに出て、その解決策が図られ発展する、意外と良い年」と判断できるそうです。

昨年はアメリカの覇権に陰りが見え、中東イスラム圏における紛争が激化しテロが世界的に拡散し、中共による急激かつ際限なき覇権主義の無法な発露が近隣アジア諸国の反目を呼びました。
欧州唯一の勝ち組・ドイツの経済が下り坂に向かい、中共経済も破綻を来たすなど、世界経済が混沌としてきたのが昨年でした。
アメリカの覇権の衰退に対して、イスラム暴力主義や、中共の粗野・稚拙にして強引なエゴ外交では、世界をリードしていくことは出来ません。

しかし、昨年の後半から徐々にアメリカ経済に好転の兆しが見えはじめ、日本経済も弱々しくも底打ち反転の状況を呈しております。
そして我が日本は、文化と民主主義の成熟度を誇り、自由経済主義の下、産業の成熟度と技術革新の先端を行き、法を順守する国際国家としても、宗教的中立性を持つ国家としても良い位置にあります。
我が国は米中の狭間にあり、欧米とアジア・中東の橋頭堡を務めるべき絶好の立ち位置にあると自認し、行動すべきだ・・・と、上田氏は述べておられます。

その上で、申年の今年は「見ざる・言わざる・聞かざる」の三猿ではなく「良く観る眼・正しく発言する口・広く聴く耳、を研ぎ澄ませる“賢いサル”」の三猿になりましょう・・と言う事です。

中共の外地旅先での“爆買い”、ネット通販業者による日米欧商品の輸入・宅配、汚職摘発を逃れるための資金流出などが今後中共国内の内需の足を引っ張るとか。
AIIB、人民元のIMF国際通貨化、強引な株価や為替管理策などは「墓穴を掘り、デフレを呼び込むであろう」との国際論評が最近増えてきているそうです。

元都知事の石原慎太郎氏は、「欧州は生産性もなく、活路がなく衰弱していくでしょう。中共は経済が自滅しますよ。」と述べております。
欧州(EU)と中共がIMFで一緒に歩調を合わせても、結局生産性が上がらなければ衰退の一途だと言う事ですね。

日本の科学技術は世界最高のもので、それをもって世界に貢献できる国家は日本だけ・・というのが石原慎太郎氏の見方ですが、だからこそ、世界を野蛮にして制覇しようとしている華人にとっては邪魔な存在と言うことになります。

と言うわけで、評論家の鍛冶俊樹氏はメルマガで日中戦争が間もなく始まるとの解説をしておりました。
「昨年暮れの慰安婦問題の日韓合意は、オバマ・アメリカが『5月のフィリピンの大統領選』を気にして日本側に頼み込んできたようだ」と語っておられます。
その理由は、「5月の選挙でフィリピンに親中派の大統領が選ばれれば、対中包囲網が崩壊してしまう。何とか韓国を取り込んでおかなければならない」という訳です。

インドネシアもフィリピンも、そして東アジアの多くのは華僑が経済を牛耳っている国家です。華僑と習政権はお金と中華思想で結びついています。
そして中共は人民解放軍が戦争に向かって準備中であり、もはや中央政府の言うことは聞かなくなっているのではないかと言うことです。
さらに、中共の経済破綻を救う道は戦争しかないと、中央政府も判断しているような節があるとか。

中共は南シナ海の人工島に航空機を発着させました。鍛治氏によりますと、ここに戦闘機が配備されれば、それがが開戦を意味するそうです。

昨年12月26日、機関砲を搭載した中共の海警船が尖閣沖で日本領海を侵犯しました。これに先立って22日から中共の情報収集艦が千葉県房総沖で自衛隊通信を傍受していたそうです。これはつまり自衛隊が出動しないのを見極めて、武装船が領海侵犯したことを意味します。

機関砲を搭載した艦船は軍艦に見られても仕方ないでしょう。そのため自衛隊が動けば日中戦争になります。日本の憲法から自衛隊法までを熟知している中共のやりそうなことですね。
自衛隊が動かないことを確認してから機関砲を搭載した海警船を領海侵犯させてみたわけです。

鍛治氏によりますと、今後この調子で次は「海警の隊員が尖閣に上陸する」と言うことです。そしてそれでも日本側が対応出来ずにいれば、次は尖閣・魚釣島に小屋を建てるとか。
それでも日本が軍事行動を起こさなければ(口先介入だけなら)、次はヘリポートを作ると言うことです。
つまり南シナ海の教訓が何も生かされないで、東シナ海にもサラミスライス侵略を許してしまうわけです。

「警察が他国の警察を取り締まることは出来ない」ということを知っていて、海警船でサラミスライス戦略を使う訳です。自衛隊が出てくれば、何とか先に発砲させようとするでしょう。盧溝橋の時と同じですね。

手をこまねいていれば、尖閣のヘリポートから沖縄に向かって偵察行動が始まります。沖縄のアメリカ軍を追い出す行動が始まるでしょう。沖縄サヨクが利用され、その支援とかなんとか言ってね。
もしも沖縄からアメリカ軍が撤退し、華人に占領されますと、次は九州が危なくなります。鹿児島の種子島がミサイル基地になるという言いがかりで攻撃されるかも知れませんね。

ようするに、どこで日本国民のスイッチが入るかと言うことに尽きます。スイッチが入れば、すぐに憲法9条第2項の削除となり、共産党や社民党は反対出来なくなります。国家防衛の必要性が認識され侵略国・中共との戦う意志が生まれます。
どこでスイッチが入るか・・それが中共にどこまで侵略を許すかの分水嶺となるでしょう。

我が国が「文化と民主主義の成熟度を誇り、自由経済主義の下、産業の成熟度と技術革新の先端を行き、法を順守する国際国家としても、宗教的中立性を持つ国家として」世界に貢献するためには、「避けて通れない戦い」、それがこの日中決戦のような気もします・・・

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