2016年1月29日金曜日

民主党は嫌いだけど民主主義は守りたい

7月に予定されている参議院選挙の準備でしょうか、民主党が3枚のポスターを発表しました。しかしどれも何だかよく判らないポスターです。

先ず、「民主党は嫌いだけど、民主主義は守りたい」と書かれたポスターですが、何を意味しているのか判りません。
説明として、「そんなあなたへ。すぐに信じなくてもいい。野党として、止める役割をやらせてください。」とされております。

ようするに、「民主主義を守るための戦いを民主党はしている」と言いたいのでしょうが、代表民主主義ですから選挙によって代議士が選択されることがなされていれば良いわけです。
そして選挙があるわけですから、民主主義を守るという意味が伝わってきません。

安倍内閣打倒という意味であれば、安倍内閣のどこが問題なのかを提示し、その解決には民主党の提案を実施する必要があるとして訴えなければ、民主主義ではないと思います。
安全保障法案を戦争法案と言ったり、中共の脅威を何も問題にしなかったり、また今も甘利大臣の金銭授受問題だけを、いかにも重大事のように国会で審議している様子を見て、国家が危機に直面している認識の無さにあきれるばかりです。

我々国民が期待しているのは、「日本をいかに守るのか」という議論であって、例えば「あの安全保障法案で我が国が本当に守り切れるのか」という議論を期待しているのです。
そのような議論が出来ないことこそ、民主主義を否定していることになるのではないでしょうか。
防衛は経済とともに主権国家の最大の政治課題です。それを忘れた野党など「百害あって一利なしの党」ということにならないでしょうか。

「国民は戦争を拒否している」のは本当ですが、だからと言って侵略国家・中共のなすがままにさせておくことを容認しているわけはありません。中共の本質(民主主義・否定、人権・否定)を国会で議論し、国民に訴えることで始めて国家の安全保障が確立されること、民主党には理解できていないようですね。

それを表現しているようなポスターが、岡田代表の写真を配したポスターです。
岡田代表が、いかにも詐欺師のような眼つきで、「1人ひとりを大切にする国へ」などというポスターになっています。
そして「一人を見捨てる国が、一億人を幸せにできるはずかない」と言う説明書きまで書かれております。
「一人ひとりを大切にする」のであれば、拉致被害者の救出を何故しないのでしょうか。民主党も一度は政権を取った政党です。しかしその時、何もしませんでした。

誘拐された国民を取り返してこそ、「1人ひとりを大切にする国へ」と言えるのではないでしょうか。
よく「話し合って・・」などという奪還論がありますが、「軍事に訴えてでも取り返す」とういう主権国家として当然のフレーズは全く聞かれません。
憲法があって出来ないのであれば、それを明確に示して「そんな憲法は直すべきだ!」と言うのが野党の責任というものではないでしょうか。

与党が言わないのですから、野党が言わなくてなんで民主主義なのでしょう。言わなくてどうして国民から信頼される政党と言えるのでしょうか。
写真から感じ取れるのは、「良い国民は騙される国民です」と言っているような感じなのです。

考えてみれば、戦後の70年、我々日本国民はずっと騙され続けてきました。最初はアメリカの共産主義者達から、それからは戦後日本に入り込んだ共産主義者達から・・・
英霊を犠牲者だと言い、日本軍を侵略者だと言い、日本軍に騙されていた国民は被害者だと言い、キャンプフォロワーの売春婦たちを性奴隷などと言ってきました。

このような騙し文句の上に、中共や韓国は国家を建設してくることが出来たわけです。そして中共などは、この嘘を本物にしようと、我が国内部に入り込んできました。
マスコミ、労働組合、日教組などが用いられ、洗脳工作がしきりに行われてきたわけです。

その洗脳工作が結実したような民主党ではいけないのです。小沢一郎議員がどうして民主党を作ったのか、その真意は判りませんが、欺瞞だらけの自民党に対する復讐もあったでしょうが、当時の野党が言っていることを「実現する覚悟で与党になって見ろ」と言うことだったのではないでしょうか。
もし日本国民がこの政党を選ぶのであれば、もう日本はお終いなんだという思いもあったのかも知れませんね。

3枚目のポスターには「一強打破」とだけ書かれております。
一強とは安倍政権のことでしょうか。しかし、安倍政権を一強にしているのは、野党がだらしないからです。特に民主党が・・・

戦後の70年間、我々が騙されて出来た常識の上に民主党の政策があるようです。しかし少しづつですが我が国民は目覚めてきています。
インターネットが普及して、スマホで見るニュースと評論には民主党の主張とは反対のことも書いてあるのです。

「いかにして我が国を守るか」・・・もう「軍備を無くせば他国は攻めてこない」などという妄想は通用しなくなっていることを理解できないと、また民主党は議席を減らすでしょう。

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