2019年9月5日木曜日

日本の再軍備を世界は待ってる

もちろん中共と朝鮮半島の国は除きますが、どうもそのような気がします。
日本国内に居るパンダハガーとチュチェ思想(アイヌ問題など)に溺れている人は、中共と朝鮮半島人と同じと見て良いと思いますけど。

この2グループを除けば、東南アジアの国々は日本に対してリスペクト(尊敬)しております。
しかしそれは、アジアを欧米列強から解放した旧日本軍に対するものであり、また、敗戦後の頑張りでアメリカを脅かすほどの経済成長を見せたことに対するものなのだと思います。
おそらく現在の日本には、むしろ「あきれている」のではないでしょうか。

日本に今も「武装放棄」を維持しようとしているのは、もしかしたら「ディープステート」かも知れません。理由は第二次世界大戦後の既得権を守りたいからです。
しかし、もはやそれは無理な話です。中共という国は、ディープステートが作り発展させてきました。しかし中国共産党は、共産主義を中華思想と結びつけてしまい、国を封印して、しかも他国から先端技術を盗み取り(大学や研究機関に入り学ぶという形式ですが)、それを軍事強化に使いました。

ディープステートが望んでいたのは中国大陸の解放であり、そこに市場を作り借金をさせ、そして利益を得ることだったはずです。しかしそれを共産党が行ってしまったわけです。
思惑の外れたディープステートが対応に苦慮している隙に、アメリカ合衆国は大統領に「トランプ氏」を選出したわけです。

日本の平和ボケに対し、台湾の蔡英文総統は「日本は早く法律(憲法のこと)を改正して、国防に努めるべきだ」と言うような談話を出しています。
また同じようにイラついているトランプ政権も、中共艦艇による尖閣諸島の日本領海への侵入はあまりに頻繁すぎるためか日本側で官民の警戒が減ってきて、主要新聞の報道も外国の武装艦艇による重大な領海侵犯なのに雑報扱いになってしまった現状に対し、「このままだと中共は尖閣の施政権をすでに日本と共有した形となり、尖閣の奪取から東シナ海全体の覇権確保へと着々と進むことになる。」と警告を発しております。

このことは、8月にワシントンの安全保障研究の主要機関「戦略予算評価センター(CSBA)」が作成した「インド太平洋での中共の多様な闘争」と題する調査報告書に明記されているそうです。
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この報告書には、中共の対尖閣戦略を「威圧態勢」と名づけ、その特徴を4項目にまとめて列挙しています。報告者は日系アメリカ人学者のトシ・ヨシハラ氏です。

1) 中共は軍事、非軍事の多様な手段で尖閣の主権を主張し、日本領海に1年間に60回、接続水域に1カ月22回という頻度で侵入し、ほぼ恒常的な存在によって事実上の施政権保持を誇示する

2) 中共は海軍、海警、民兵、漁船の4組織で尖閣への攻勢を進め、侵入のたびに自国の領海や領土の正当な管理行動として政府機関のサイトや官営メディアの報道で記録を公表し、支配の実績の誇示を重ねる。

3) 中共は尖閣侵入の主体を準軍事組織の海警としながらも海軍艦艇を付近に待機させ、時には原子力潜水艦やフリゲート艦などを接続水域に送りこむ一方、日本の自衛隊の艦艇やヘリに実弾発射の予備となるレーダー照射を2回、実行した。

4) 中共は近年、尖閣から3、400キロの浙江省の温州、南キ島、福建省の霞浦にそれぞれ新たな軍事基地や兵站施設を建設した。みな尖閣への本格的な軍事攻撃の能力を画期的に高める効果がある。

そしてヨシハラ氏は、「このまま日本国民がこの国難を知らされず、政治家も何もしなければ、中共は当面、消耗戦を続け、日本の尖閣への施政権否定を試みるが、日本の反撃が弱いと判断すれば、「短期の鋭利な戦争」という形での尖閣の軍事占領に出る可能性があり、中共がその戦闘に勝ち、アメリカが介入できなかった場合、東アジアの安全保障秩序は根底から変わってしまうだろう。」と結んでおります。

アメリカの苛立ちは、尖閣諸島が日本の領有であるために日本が軍事発動をしなければ介入すら出来ず、その結果そこから出てきた中共によって、アメリカの太平洋覇権が危機に瀕するというシナリオが描かれるからだと思います。

中共の毒が、日本のマスコミや自民党内に浸透し、日本国民はこの重大な危機が解っておりません。主要な政治家がマヒ状態にある中で、N国党の丸山穂高衆院議員だけが、北方領土や竹島について「戦争で取り返すしかないんじゃないですか」と、少なくとも国際的常識を述べております。

この発言は奪われたものを取り返すという主旨の発言ですが、このままでは持っているものも奪われることになるわけです。

丸山議員の挑発的な発言は、「我が国固有の領土である竹島が不法占拠者らに占拠されており、尚且つ相手側があんな状況と。各種有事での自衛隊派遣で不法占拠者を排除する以外の方法でどうやって取り返すんですかね? 交渉で返ってくるんですかね? 交渉&遺憾と言いつつ永遠に棚上げするんですかね? 疑問ですね」と言うものです。

国防意識が極めて希薄になってしまった日本国民に対し、これくらいの発言をしなければ夢から覚めないという思いなのでしょうか。
35歳の丸山穂高議員には、団塊世代やその後継世代ではなく、30歳前後から下の若い世代に向かって、現状の日本の危機を訴えてもらいたいものですね。

「太平之ねむけをさます上喜撰(蒸気船と添え書き) たった四はいて夜(よ)るもねられす」とは、アメリカが日本の平和ボケを払拭した出来事を狂歌で表現したものですが、「太平之ねむけをさます尖閣戦闘、 憲法縛りで自衛隊、最新兵器を何も使えず」など、狂歌にもならない事態に陥ることだけは避けたいですね。

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