2017年6月28日水曜日

吉田証言、石碑の撤回

慰安婦問題のスタートが故)吉田清治氏の創作小説から始まったことはご存知でしょうか。吉田氏がどういうつもりでこのような冗談を小説にしたのか知りませんが、それを取り上げた朝日新聞はそれを真実として報道したわけです。

戦後、GHQが「悪かったのは日本軍にしろ」と命じたようで、新聞社の存続を維持したい日本の新聞社は、こぞって日本軍の悪行を書きたてました。
なにしろGHQに逆らうと「戦犯として処刑」される可能性もあった時代、しかも戦争中の殺人で無実の元日本兵がインチキ裁判で絞首刑になっていた時代です。
新聞社は新聞紙用の紙ロールをGHQに押さえられて、GHQから紙の供給がなくなれば新聞の発行が出来なくなる時代でした。

こうして日本国民に嘘を刷り込んだ各新聞社は、サンフランシスコ条約締結後も嘘をつき続けなければならなくなります。
アメリカは日本に経済援助を始め、朝鮮特需などで景気が良くなり、敗戦後の復興にも拍車がかかった時代となりますが、アメリカの日本に対する内政干渉は半端ではありませんでした。

「日本軍国主義が諸悪の根源」という嘘は、日本国民にとってもありがたかったからでしょう。つまり「自分たちは騙されていたのであって、あの軍国主義が悪かったのだ」という言い訳が立つからです。
この風説によって新聞社は日本軍の悪行の証拠を探していたわけです。それを記事にすると発行部数が伸びたからかも知れません。

そこに、日教組教育を受け再生産された団塊世代のサヨク新人が(各新聞社に)入社してきます。このころから日本の報道の左傾化が始まり、嘘でもいいから「日本軍悪行記事」を仕掛け始めます。
新聞社がテレビ局を作り、そこからも「日本軍悪行ニュースショウ」が始まっていくわけですね。

このような時代、ある売れない小説家が「慰安婦狩りをしたことを謝罪する」小説を書いたわけです。それに飛びついたのが朝日新聞の団塊サヨク記者だったのでしょう。
「戦争忌避」「軍隊は悪」という非常識がまかり通っていた時代、真偽など検証することもなく、ニュースショウで垂れ流されました。

韓国では最初は「嘘」だと述べていたそうです。しかし、吉田清治氏が私費を使ってあの謝罪の石碑を建立するなど、現実社会で芝居をし始め、そこに元慰安婦だった老婦人が現れ、仕方なく日本政府が「慰労金」を出すと、金になることを知った韓国側が「強制連行は真実だった」と騒ぎ始めました。

それにまた日本側の反日サヨクが火をつけて回り、国連にまで乗り込んで日本の慰安婦は「性奴隷」だったなどと英語文化圏に働きかけます。世界中はびっくりします。そして経済成長で世界第二位になってきた日本に対する反発からか、この日本軍性奴隷説が世界中にまことしやかに流布してしまったわけです。

日本国民が拉致されその生存さえわからないという北朝鮮の問題。そして北朝鮮がその命運をかけて韓国側に仕掛ける反日虚構の謀略。そこにこの慰安婦問題が持ち込まれ、事態はますますややこしくなっていきます。

そして吉田清治氏自身が生前に「あの慰安婦の記事はすべて創作だよ」と述べていたことが明るみに出てきて、やっと朝日新聞社はその虚構を認めたのが2014年8月のことでした。
しかし韓国側国民は吉田清治氏の生前のコメントや、朝日新聞が嘘を認めたことなどは何も知りません。そして嘘でも激興する国民性は、反日サヨクに煽られて収まりがつかなくなっているのです。

この切っ掛けとなった吉田清治氏のご長男さんが、父親が韓国・天安市の国立墓地「望郷の丘」に建てた「謝罪碑」の碑文の説明も虚偽であり、それが元で日韓がいがみ合う事態になったことを問題視し、何とか撤去出来ないものかと元自衛官である奥茂治氏(69歳)に相談しました。 奥氏はその偽証の謝罪碑が、出入りが自由な墓地にあることと、私財で建てた碑の所有権は相続した長男にあるとして、謝罪文の上に単なる慰霊だけを意味する石板を貼り付けることを提案、そしてそれを実行します。

奥氏は、この石板を貼り付けたことを、墓地の管理事務所に帰国後に理由と実名、連絡先を書いた手紙を送ったと言うことです。事前に申請すれば拒否される可能性が高かったからだと言います。

予想通り、韓国の警察から奥氏に出頭命令が来ました。

奥氏は「法を犯したのであれば、罪を免れようとは思わない」と出頭に応じ、現在韓国で警察に一時拘束され、出国禁止となっていると言うことです。

6月26日、菅義偉官房長官は記者会見で、奥氏の出国禁止令について「韓国の空港で邦人が逮捕されたことは承知している」と述べ、「邦人保護の観点から、必要に応じて在外公館などを通じて適切な支援を行っていきたい」として「韓国側の司法手続きを見守っていきたい」と語り、事態を注視する考えを示しました。

韓国側は、墓地不法侵入と器物破損の罪で告訴するようです。墓地は出入り自由な場所であり、破損したとされる器物は所有者である吉田氏の長男が許可したわけですから、罪になるとは思えませんが・・・
そして、「貼り付けた石板を剥がし、もとに戻せ」と言うかどうかが注目点です。「嘘」をそのままには出来ないとして拒否すれば、その報道が韓国に出回ることになり、朝日新聞社も「嘘」を認めてその記事を撤回していることが明るみに出ます。

「慰安婦像」をアメリカやらオーストラリア、ドイツなどに建立しようとしている反日組織は、この事件が世界的な話題になるときっと困ることになるでしょう。

もし奥氏のこの件が裁判になるのであれば、アメリカ人の弁護士を雇ったらどうでしょうか。もちろんアメリカにもこのことを報道させることが目的ですけど。
北朝鮮にアメリカ人学生を殺されたことで反北朝鮮感情が高まっているアメリカでは、親北朝鮮の大統領になった韓国にも疑念の目が向けられています。
そのアメリカ国民にも慰安婦・性奴隷が、一人の小説家の創作から始まったフェイクニュースが元だったことが判れば、もしかすると慰安婦問題は収束していくのではないでしょうか・・・

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