2017年6月27日火曜日

憲法改正へ、安倍首相

6月24日に神戸ポートピアホテルで行われた神戸「正論」懇話会の設立記念特別講演会で、安倍首相は「来るべき臨時国会が終わる前に、衆参両院の憲法審査会に自民党の(改憲)案を提出したい」と述べました。

そして首相は「自衛隊を憲法にしっかりと位置付け、『合憲か違憲か』という議論は終わりにしなければならない。2020年を新しい憲法が施行される年にしたい」として、2020年までに憲法改正を行うという決意を示しました。

憲法9条を変えずに3項を追加する形で自衛隊の存在を明記する方針ということです。そのほか「教育」の部分などいくつかの改憲ポイントもあるようですが、自衛隊明記が主となる改憲で臨むようです。

この安倍首相の決意を受けた形で、翌25日下村博文幹事長代行は「改憲案を11月上旬までにまとめる必要がある」と述べ、これまで「年内」としていた改憲案の取りまとめ時期を大幅に前倒しする考えを示しました。

つまり、秋の臨時国会は改憲国会にするつもりなのでしょう。野党側の反発はすでに予想がつきます。「安倍のための改憲反対」とか「自衛隊を軍隊にしようとしている」とか言うことで、「戦争に巻き込まれる」、「ストップザ安倍」などとも言うかも知れません。どのような言葉を使おうとも、いずれも使い古された現状認識欠如の空虚なスローガンです。そしてそういう言い方しか出来ないサヨク野党なのです。
もしかしたら11月頃は北朝鮮にアメリカ軍が爆撃を始めているかも知れません。対する北朝鮮が日本に向けたミサイルを撃ち込んできてもおかしくない時期だと言うのに。

少なくとも、中東「IS」攻撃がひと段落したアメリカが、次は北朝鮮に向かうのは必至でしょう。国内は北朝鮮によって虐殺された学生、オット・ワームビア氏に対する追悼と、それをもって北朝鮮の非道を糾弾するトランプ大統領で、アメリカが一つになってきています。
マケイン上院議員は、「事実を端的に述べよう。米国市民であるオットー・ワームビア氏は金正恩体制によって殺害されたのだ」と述べました。

北朝鮮側は「アメリカとの戦いの準備は出来ている」などと嘯き、中共と周辺国はすでに金正恩体制崩壊後を見据えて戦略を練っております。
北朝鮮にアメリカ軍が留まることは何としても避けたいのでしょうね。

今年11月とはそういう時期でもあります。日本のマスコミは戦争危機の状況を日本国民の眼から逸らそうと必死ですが、その意味するところは改憲させまいとするサヨク・マスコミのスタンスにあるようです。

しかし北朝鮮に戦渦の可能性が高まり、日本へのミサイル着弾の可能性も高まり、迎撃のための準備が自衛隊によってなされ始めて、しかもこのタイミングで日本国民同胞の拉致被害者救出を自衛隊が行わなければならないわけです。
マスコミはもはや隠すことは出来なくなるでしょう。そしてこの危機に、改憲の自民党案が衆参の憲法審査会に提出され、野党の反対を根拠に解散・総選挙となる可能性も高いように思います。

この戦争は、アメリカ側の突然の攻撃で始まり、ミサイル発射基地が潰され、それから金正恩の居場所を徹底して叩くやり方が取られると思います。
どこまで正確に北朝鮮の地下状況をアメリカ軍が捉えているかは判りませんが、偵察衛星やグローバルフォークなどでかなりの部分は判っているでしょう。
一般人民への攻撃は出来るだけ抑えるでしょうが、金正恩が大衆に紛れる可能性もあり、無傷とはいかないかも知れませんね。

現在北朝鮮には対空迎撃の飛行機はほとんどありませんから、実質の制空権はアメリカが握っているようなものでしょう。
金正恩殺害に時間がかかると、拉致被害者の危険が高まります。金正恩殺害と金正恩体制を維持してきた集団が機能不全となれば、北朝鮮人民の戦う必然性は無くなるはずです。

それでも残党の抵抗があることは間違いなく、そこに上陸して拉致被害者救出に向かう自衛隊は、現行憲法下では犯罪者になってしまいます。
自衛隊を縛るポジティブリストでは日本国民を守れるわけがありません。つまりここに至っても、拉致被害者救出には自衛隊員は犯罪者となることを覚悟しなければならないわけです。

このような憲法を「一字一句変えるな」と言ってきたサヨク・政治家は、敗戦既得権益を守る為だけの反対だったのではないでしょうか。
そしてこの敗戦既得権保持者がこれまで日本の権力機構を牛耳ってきたわけですね。そこを中共やら北朝鮮に付け込まれ、売国の徒になってしまい、開き直っている公務員もいるようです。

こんな連中がテレビ・マスコミを操りながら憲法改正反対などと叫んでいて、それに牽き摺られる「思考停止」の国民も居るわけです。
安倍政権はそこに正面から切り込んできたのです。

憲法改正の発議がなされ、そこで改憲解散がなされれば良いのですけど、朝鮮戦争の再開で解散どころではなくなる可能性も出てきております・・・

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