今年の4月に結党した「次世代の党」がほぼ全滅という事態を迎えた日本の国政です。従軍慰安婦問題や拉致問題、さらに憲法改正とこれから役立つ政党だったのですが、突然の解散によって党名の浸透もままならぬ中で、このような事態になってしまったものと考えます。
野に下った次世代の党の元議員たちには、これから党名の浸透を目的にしながら、国民との接触を強め、次回の総選挙で戻ってきてほしいものです。
名誉代表の石原慎太郎氏の引退もあって、これから苦しい戦いが待っていますね。
さて、これからの安全保障の問題は何といっても中共の侵略にどう対処するか・・です。自民党の中にも親中派は多く、ようするに妄想平和に取りつかれた議員は、どうも売国的親中に走るように見受けられます。この国内問題をどうしていくか、そこがキーポイントではないでしょうか。
橋下氏の居ない「維新の党」は、必死の選挙で党勢を盛替えし、何とか衆議院議席数41を確保し、解散前より1議席失っただけで済みました。
維新の党は、その綱領に「尖閣諸島はじめ南西方面の対処等離島防衛に万全の体制を構築。北方領土問題は外交交渉、竹島問題は国際司法裁判所等を通じた平和的解決の実現」と書かれ、また「自国への攻撃か他国への攻撃かを問わず、我が国の存立が脅かされている場合において、現行憲法下で可能な「自衛権」行使のあり方を具体化し、必要な法整備を実施」と書かれておりますから、日本防衛にはそれほど心配しなくて良いのではないでしょうか。
問題は与党「公明党」です。
その昔、田中角栄首相が国交を回復させた時、その橋渡しをしたのが当時の「竹入義勝委員長」だったことから、自公の繋がりが生まれ、そして公明党が親中派となったわけです。
支持母体である創価学会の池田会長は、中共との交流を深め、今なお中共との関係が保たれているようですね。
(この竹入氏は創価学会員のようですが、勲一等旭日大綬章を天皇陛下から授かっております)
さて、この公明党を与党から引きづり降ろすとした「次世代の党」が、ほぼ全滅してしまった今となっては、この公明党を反中の政党に変える必要があります。
そうしませんと、安倍政権が中共との対峙政策を打つたびに、公明党との間がぎくしゃくして、「日本生き残りの道」の邪魔をするようになる可能性が高いからです。
公明党の支持母体は創価学会です。創価学会は「大乗仏教の真髄である『日蓮大聖人の仏法』を信奉する団体」と言うことです。
対する中共は共産党が独裁する疑似国家です。そしてすべての宗教を共産党の配下に置くという宗教観を持っております。
創価学会と中国共産党は、もともと相容れぬ価値観を持つグループですから、ここを上手に誘導していけば、共産主義に対する創価学会の反発を生むことが出来るのではないでしょうか。
(日本共産党と公明党は離反しています)
共産主義は、その教義を大衆に浸透させるために宗教を嫌います。レーガン大統領がソビエトを「悪の帝国」と述べたのは宗教に対する迫害があるからでした。
これを見ていた中国共産党は、中共は宗教を認めるとの言い分を持って、西側に接近しました。しかし、この認め方は、共産党の配下に宗教を置き、それを認めるというものだったのです。これでは宗教活動は出来ません。
創価学会は日蓮宗の仏法を学ぶ集団だと言うことです。日蓮宗は法華経であり、「宇宙は法(ダルマ)に満たされ、それが結実したのが華、即ち物質である。我々は法の華であり、全てが平等で、仏法を習得した者(日蓮聖人のような)を信じれば誰もが『成仏』出来る」と言うものが法華経だったと記憶します。
これ、即ち大乗仏教という事であり、「仏法を習得した者を信じる」のであって、共産主義を習得した者を信じるのではないはずです。
チベット仏教も大乗仏教です。ただ、インド密教(ラマ教)の流れを含むため若干異なってはいるようですが・・・
このチベットが、上記のような共産主義のもとで苦しんでいることは、ダライ・ラマ法王の訴えを聞くまでもなく明らかなことです。
「このチベット仏教の苦しみを感じ取り、中共に意見をすることこそ、親中としての創価学会の役目ではないか」と創価学会に進言することが出来ないものでしょうか。
同じ大乗仏教を信じる者としての務めであることを強調するわけです。創価学会がどのような反論をしてくるかは判りませんが、「これはあくまでも宗教者としての義務ではないのか、ということです」と言えるのではないでしょうか。
「生命の尊厳」の確立に基づく「万人の幸福」と「世界の平和」の実現することが創価の意味ですからね。
「自分の幸福を願うならば、まず周囲の平和を祈るべきである」と言う日蓮の教えは、中国人に聞かせたい言葉でもあります。
創価学会がこのような意見をすれば、ただちに中共は怒り出します。もともと相容れないのですから、それで創価学会は反中になるはずですね。即ち「公明党」も反中になると言うわけです。
このような活動は、もしかしたら「次世代の党」の落選議員の役割かも知れませんよ・・・
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