従軍慰安婦が嘘だったことを誤った朝日新聞です。まだ盛んに朝日新聞が叩かれていますが、次の目標は「河野洋平氏」であることはだれでも判ること。朝日新聞の経営者ではなく河野洋平氏を国会に呼び、朝日新聞を信じたから、河野氏はよく調査しないで談話を述べたのかどうか・・を語って欲しいですね。
朝日新聞が嘘つき新聞だと判ると、これまでの朝日の嘘がさらに吹きだします。
「山本茂実」という作家が書き、その初版を朝日新聞社から刊行した「あゝ野麦峠」というルポルタ-ジュ形式の小説も「嘘」であることが判ってきました。
富岡製糸場が世界遺産になって保存されることが決まりましたが、野麦峠の舞台になったのは「岡谷製糸工場」です。
絹糸が唯一の輸出産品だった当時の富国強兵の国策において、有力な貿易品であった生糸の生産を支えた女性工員たちの姿を、まるで女衒による人身売買のように描いたのが「あゝ野麦峠」という作品で、いわゆる「女工哀史」などという言葉の元となりました。
小説が書かれたのが1968年で、松竹が映画にしたのが1979年です。多くの方が涙したこの映画、予告編がネットに出ていました。
https://www.youtube.com/watch?v=eEqpQVHwKjo
「大竹しのぶ」さんや「原田美恵子」さん、「古手川裕子」さんが、まだ初々しく演技をしております。
よど号ハイジャック事件が1970年、ドバイ日航機ハイジャック事件が1973年で、まだ学生運動も激しく、サヨクがとても元気だったころの作品なのです。
世界的にも、ソビエトl共産主義がアメリカの自由資本主義と対峙し、劣勢のアメリカが挽回策としてアポロ宇宙船を駆使して月へ人間を送ったりしていました。
過激な学生運動を展開していた「団塊の世代」は、共産主義運動の教科書どうり、国民を階級闘争に立ち上がらせようと必死だったことを覚えています。
警察に捕まったりして、まともな就職が出来無かろう・・と思う学生が、なぜか朝日新聞社とか毎日新聞社、NHKなどに就職が決まって、「こんなやつを入れたら新聞社が滅茶苦茶にされるのでは?」などと心配をしていた時代です。(現実に滅茶苦茶になりましたね)
江戸時代の「士農工商」を階級とする彼らに、「士農工商は職能クラスであって階級ではない」と述べると、散々やじられたこともありました。
ことほど彼らは階級闘争を成立させることにやっきだったようです。
この映画も、見ていると工場を経営する資本家と、安い賃金で競争させられながら重労働をしている女工という構成で、階級闘争を意識させる筋立てになっています。吹雪の中で遭難する女工、権力を乱用する中間管理職と懲罰、微細な糸の塵で肺を病む女工など、涙なしでは見られない作品に仕上がっていますが・・・・しかし、どうやらその実情は全く違っていたようです。
東京都北区の区立谷端小学校で昨年2月、新年度から歴史の授業が始まる5年生に学習の意義を教えようと、岩切洋一校長(52)が自ら教壇に立ったそうです。
その授業のテーマが「『あゝ野麦峠』を再検討する」というものでした。
戦前の製糸場で出された食事と現在の食事を比べたスライドを見せ、休日が月2日しかなかったことなどを話してから、当時その製糸工場で働いていた女工達に行ったアンケート調査の結果が90%「製糸場に行ってよかった」と答えていることを話し、「ええ~、何で?」とどよめく児童に、女工たちの故郷の農家では工場より貧しい食生活だったことや、過酷な農作業を一日も休めなかったという実態に気付かせ、歴史の学び方を教えるということなのです。
「歴史には光と影があるが、日本の近現代史は影の部分が強調されることが多く、子供たちを歴史嫌いにする恐れがある。このため歴史の授業が始まる前の5年生に、先人たちの生き方を現代の視点からだけでなく、当時の視点からも考えるよう指導したかった」とは、校長先生の弁です。
つまり、一遍の小説や映画を見ただけで、今の価値観で判断してはいけないということが理解されるようにしたかったのでしょう。
安倍政権は平成28、29年度に予定される学習指導要領の全面改定にあたり、日本史と世界史を統合した科目「近現代史」の新設を検討するように、文部科学省に指示しました。
近現代史の新設は、文科省が目指す高校日本史の必修化に伴う措置だそうです。
「先の大戦をめぐり中共や韓国が日本への批判を強めていますが、明治以降の日本の近代化の歩みを世界史と関連づけながら深く学ばせることで、国際社会で自国の立場をきちんと主張できる日本人を育成する必要がある」というわけです。ちょっと遅すぎるような気もしますが、やった方が良いでしょう。
この谷端小学校の校長先生のように、現代の視点からだけでなく、当時の視点からも考えるような教育内容にして欲しいですね。
さらに、歴史の裏にある「経済事情」も並行して教えるべきでしょう。経済こそが、歴史を背後で動かす原動力なのですよ。戦争も含めてですけど・・・
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